◆蒼井優、普段は避けようとする主演に挑戦!『百万円と苦虫女』会見&舞台挨拶 | 映画情報なら「シネトレ」…最新映画&DVD情報 + 試写会・映画グッズプレゼント

◆蒼井優、普段は避けようとする主演に挑戦!『百万円と苦虫女』会見&舞台挨拶

『one million yen girl』としてモントリオール世界映画祭出品、韓国での上映も決定

百万円と苦虫女


『フラガール』以降、大注目の女優となった蒼井優の最新主演作『百万円と苦虫女』の完成会見&舞台挨拶が、都内ホールで行われ、蒼井優、森山未來、ピエール瀧、タナダユキ監督が登壇しました。


映画は、百万円を貯めるたびに引っ越しを繰り返すヒロイン<鈴子>が、海の家、桃畑などでアルバイトをしながら自分を見つめ直す旅物語。ヒロインに蒼井優を想定して書かれた、タナダユキ監督によるオリジナル・ストーリーで、蒼井優は「あまりに素晴らしい脚本で、普段はできるだけ避けようとしている主演にも挑戦してみようと思ったんです」と出演の経緯を説明してくれました。


さらに「地道に生きている地味な感じは私にも似ていると思います」と、自分と役の間に大きな共通点を見出しているようで、作品についても「かけがえのない、私にとっては恐ろしく大切な作品」とコメント。もし百万円あったら?との質問にも「映画の宣伝に使います!」と口にするなど、思い入れの強い作品に仕上がっているようです。


その<鈴子>が心を開く恋人役を演じた森山未來は、「蒼井優という人を見てみたくて出演を決めました。見た目は華奢なのにガッシリしてます。とてもしなやかなのに、一本通っているものがある」と初共演の印象を振り返っていました。


本作は、日本公開を前にカナダ・モントリオール世界映画祭での上映も決定しており、蒼井優は「国境を越えても、誰かの大切な一本になれば嬉しい」と喜び顔。一方、福島弁を話す桃畑の男を演じたピエール瀧は「英訳されたら僕の福島弁が台無しになるんじゃ……」と不安を語り、タナダユキ監督も「日本の敷金・礼金とかいった制度が、海外の方に分かるのでしょうか?」とこちらも心配の種は尽きない様子……。


ちなみに英題は『one million yen girl』になるそうで、今秋には韓国での上映も決定したことが、舞台挨拶中の出演者たちに伝えられるというサプライズ演出もありました。



百万円と苦虫女
(C)2008『百万円と苦虫女』製作委員会

『百万円と苦虫女』
2008年7月19日より、シネセゾン渋谷、シネリーブル池袋ほか全国ロードショー
脚本・監督:タナダユキ
出演:蒼井優、森山未來、ピエール瀧、竹財輝之助、齊藤隆成、佐々木すみ江
配給:日活
オフィシャルサイト:http://www.nigamushi.com/