№18

日付:2004/12/11

タイトル:ゴジラ FINAL WARS

監督:北村龍平

劇場名:シネプレックス8平塚 シネマ6(現シネプレックス平塚

パンフレット:あり(\600)

評価:-

 

ファイナルだとか「さらばゴジラ」だとか、なんだかんだと銘打っても、誰もこれが最後の作品だなんて思っちゃいなかった。シリーズ化が大好きな日本の映画界において、観客に飽きられるまであの手この手で延命を図るその制作姿勢が本当に嫌になる。1999年に始まった通称「ミレニアムシリーズ」の最終作に過ぎないくせに、なにがファイナルなんだか、まったく。

 

でもって12年振りの新作は庵野秀明/樋口真嗣コンビですか。「巨神兵東京に現わる」を観る限り、こちらもまーーーったく期待しちゃいかんと私は思っちょります。

 

 

2015年5月30日 WOWOWシネマ放送(2015/5/5)分を鑑賞。

過去の作品、過去のエピソード、過去の出演者へのオマージュを散りばめながら、昭和のゴジラシリーズでは大部屋俳優的役割だった怪獣たちを中心に復活させていて、その全盛期へのリスペクトは確かに感じる。猟師役の泉谷しげるが孫に聞かせる言葉には、50年前の制作者達の思いが滲む。

 

一方でC.G.を駆使したハリウッドの二番煎じ的特撮シーンには、何の矜持も感じられなかった。

新たに魅力的な怪獣を生み出す造形センスのない今の日本映画界では、ゴジラやモスラやキングギドラに何度も登場頂くしかない。本作品でも上から目線のオマージュでほんの一瞬登場する大映の亀怪獣があれだけの大変身を遂げたのだから、総本家の東宝さんにももうちょっと頑張ってほしかった。

 

誕生50周年記念作品にしてファイナルと銘打ちながら、いつものように奴は海に帰っていった。「さらばゴジラ」ってコピーは文字通りお見送りの言葉だったという事か。

 

地球防衛軍の教官役で登場する船木誠勝さんのセリフ回しが上手いのには驚きました。

 

ゴジラ
 
ミニラ
 
モスラ
 
カマキラス
 
ラドン
 
エビラ
 
キングシーサー

アンギラス
 
ガイガン

ヒロイン

 

ゴジラ FINAL WARS

パンフレット