№24

日付:1979/9/30

タイトル:ロッキー2 | ROCKY Ⅱ

監督・脚本:Sylvester Stallone

劇場名:サンハクト映劇(閉館)  同時上映は「ふたりでスローダンスを」

パンフレット:あり(\300)

評価:-


博多駅前(というか駅裏)にあったサンハクト映劇という映画館は、頭の上まである背もたれを備えた座席と観易い傾斜の、当時としては画期的な今のシネコンに匹敵する素晴らしい劇場でした。ただ中州でも天神でもないその場所柄、映画館を訪れる客がそういる筈もなくいつもガラガラ。相当苦戦していた事と思います。


そんな劇場で観ていた2本。ロッキーは"2"も2本立てだったんだ。私にとって公開当時の評価は"3"が一番だったので、前作と大して変わらない印象だったのでは。


2013年4月29日

NHK BSプレミアム「プレミアム シネマ」での放映を鑑賞。

スタローン自身が監督も担当していたのか。前作でジョン・G・アヴィルドセン監督が醸成した人情味は影を潜めた。一方で、脚本家スタローンのシンプルでドラマチックな展開がこの作品の魅力。アポロとの再戦に反対し続けた妻エイドリアンが病床で発する一言。その一言で発奮し別人に生まれ変わるロッキー。シビれます!

相変わらずボクシングのシーンは稚拙でプロレスと見紛うばかりですが、だんだんこれもこのシリーズの様式美のような気がしてきた。

 

どんなに大金を積まれても脚本を売らず、自ら主演する事を主張した結果の大成功。ロッキーの闘いはその後も続いてゆくわけですが、劇場では"3"までしか付き合わなかった。せっかくNHKがシリーズ全部放映してくれそうなので、その行方をちゃんと確認したくもなりました。  

映画の記憶・・・と記録-ROCKY II
 
映画の記憶・・・と記録-ROCKY II