№26

日付:1981/7/9

タイトル:神様のくれた赤ん坊

監督・共同脚本:前田陽一

劇場名:福岡松竹  同時上映は「思えば遠くへ来たもんだ」「リトル・チャンピオン」

パンフレット:あり(\300)

評価:-

 

何故この3本立てを観に行ったのか、今となっては謎でしかない。入場券でも貰ったのだろうか。

本作品の公開は79年12月なので、リバイバル気味にカップリングされたという事になる。多分メインは「リトル・チャンピオン」だったような。この3本の中で一番記憶に残っていない作品。

 

2013年2月4日

NHK BSプレミアム「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本~喜劇編~」放送(2013/1/29)分を鑑賞。

「赤ん坊」だと思っていたら、実際に押し付けられる子供は5才かそこらだった。そのくらい記憶に薄い。

 

同棲生活を送る男女と、男の方に突然押し付けられた子供の3人の、出自探しのロードムービー。尾道に始まり、熊本~長崎~福岡と辿ってゆく。福岡出身の身としては小松政夫さんの九州弁に大笑いもするのですが、ライオンズのネタが福岡でなく長崎で繰り広げられたりと、ちょっと首をかしげたくなるところも。結構無責任な展開や結末なのだけれど、当時はこれで許されるような世の中だったのか、それとも映画の作りが大らかなだけなのか、そこのところは良く判らない。

 

今観ると、父親候補のそれぞれのエピソードも楽しいし、見え見えだけれど気の利いた台詞回しで締めくくるラストも心暖まるものがある&ホロリとしてしまった。何より今もって個性豊かな俳優さん達の若かりし頃のお姿がなかなか見物です。泉谷しげるさんショボ過ぎ(笑)

 

当時ももっと楽しめて=記憶に残っていても良さそうな気もするのだけれど、いかにも松竹らしいノリのこういった路線は当時10代の私が求めるものじゃなかったのだろうとも。

 

ちなみに山田監督は「前田陽一の最高傑作」とコメントを残してらっしゃいました。

 
映画の記憶・・・と記録-神様のくれた赤ん坊

パンフレット

 

渡瀬恒彦

桃井かおり

 

以下、若懐かしい面々
泉谷しげる
樹木希林
河原崎長一郎

正司歌江

森本レオ

吉幾三
嵐寛寿郎
吉行和子(美しい