珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
 シャレード  1963年



 夫との離婚を決意してスキー場へ来ていたレジー・ランバート(オードリー・ヘプバーン)は、ダンディな中年紳士ピーター・ジョシュア(ケーリー・グラント)と出会い、強く魅かれた。ところがパリへ戻ると夫が殺されたという。米大使館の財務官パーソロミュー(ウォルター・マッソー)に、夫が大戦中仲間と謀って25万ドルの軍資金を横領したことを知らされる。やがて3人の男が次々と惨殺された。レジーは事件の背後にピーターの影を感じる・・・。

 粋なケーリー・グラントを相手役に迎え、オードリーが地下鉄などパリの名所をバックに、必死の追跡劇を展開する。タイトルは”謎ときゲーム”の意。


 オードリー・ヘプバーンの出演作は、『ローマの休日』、『麗しのサブリナ』、『シャレード』、の3作しか観ていません。その中で最も好きなのは、やはり『ローマの休日』なのですが、一番面白かったのは本作『シャレード』です。ヘンリー・マンシーニの音楽をバックに、ヒッチコック作品を彷彿させるタイトルデザイン。このOPタイトルだけでもワクワクしますが、それにヒッチコック作品でお馴染みのケーリー・グラントがヘプバーンの相手役、文句なしです。

 また本作には、ジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディー、ウォルター・マッソー、と曲者俳優が登場し、緊迫感を盛り上げてくれます。


 ストーリー自体がすごく面白くて引き込まれてしまうのですが、本作一番の見どころは、「ジバンシー」の衣装に身を包んだオードリー・ヘプバーンの美しさではないでしょうか。


ここで一句!

 

 「秋風に  襟元寒し  ヘプバーン」


 この句の作者は、私が中学3年の時通っていた塾の校長先生です。いまだにこの句が頭にこびりついて離れません!髪をアップにしているヘプバーンを観るたびに思い出してしまいますo(^▽^)o  



珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
オードリー・ヘプバーン、ケーリー・グラント


珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・


珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
ジェームズ・コバーン、ジョージ・ケネディー、ネッド・グラス


珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
               ウォルター・マッソー