珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・
ミクロの決死圏  1966年



「ストーリー」

 脳内出血の重症を負った科学者の命を救うため、想像もつかない治療法が試みられる。外科手術不可能と診断されたその患部に、手術担当員を細菌大に縮小して送りこみ、体の内側から手術しようというのだ。制限時間は1時間、果たして作戦は成功するのか?


 私がまだ小学1,2年生の頃にテレビ放映された時、親父に面白いから絶対観ろ!と無理やりみせられたのがこの映画でした。しかし、小さい時の記憶というのは意外に忘れてないものですね。とにかく面白かった。そしてハラハラドキドキの連続で飽きることなく、見終わってもまだ余韻が残っていた思い出があります。


 人間の体に入っていくという発想が素晴らしい!そして人間の体の神秘さを見事なセットで表現した特撮。心臓の鼓動に挟まれないように潜水艇ですり抜けるシーンや、耳の付近まで来たとき、外で医師たちは「これより鼓膜付近を通るので絶対に音を立てるな」と静まり返ってるところでメスを落としてしまうシーン、そして細菌大の大きさで進入した医師たちを異物と認識し、白血球が攻撃してくるシーン、などなど!


 出演はスティーヴン・ボイド、あの超名作「ベンハー」のメッサーラですね。あとはラクエル・ウェルチ(恐竜100万年)、ドナルド・プレザンス(大脱走、007は二度死ぬ)


珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・

珈琲の香りと紫烟の中で・・・・・


 この映画はその後、小学5年生の時に理科の授業として学年全員で観ました。今考えれば、こんな素晴らしい映画をみんなにみせてくれた理科の先生は本当にいい先生だったなぁ(でも理科の先生の記憶が全く無い)と思います。