ここのところ日替わりでお天気が変わっているパリからです恐縮です

一昨日の日曜日は年に一度の大イベント、Fête de la Musique(音楽祭)がありました。
このイベントは、1年のうちでもっとも日が長くなる夏至の日に開催され、
エリアによっては夜通し行われます(無料)。夕方17時からは翌朝の7時まで(!)
交通機関が乗り放題のチケット(3.5ユーロ)も発売されますよ。気合いが違います!



街の人々もこの日を待ちわびていた模様。ストッキングは楽譜摸様!



毎年この日を楽しみにしている我々(いや、夫は私についてきてるだけか。。)、
1年目はサンジェルマンデプレ界隈、2年目はモンマルトル界隈、そして、
今年は今や私の大好きなマレ地区へとエリアを絞りました。


パリ中で開催されているため、エリアを決めて行かないと収拾がつかなくなるのと、
今年はパリ最終年ということで、イベントの数日前からプログラムを見て
大まかなスケジュールを立てました。(今までは適当に歩くだけだった)



マレ地区に到着すると、さっそく音楽が聞こえてきました。
音楽のジャンルは様々で、こちらはロック系でした。写真右の男性はリーゼントで
キメていますね。


この日の最初のお目当ては、Neeskens。 テレビの音楽番組「The Voice」で
審査員から高評価を得た35歳の男性シンガーです。

開催地はユニクロマレ店。


こちらがステージ。Neeskens氏は写真2階の奥にいますよ。


好みの顔なのでかなり期待していきました
ソフトボイスで女性ウケしそうな彼ですが、選曲がどれも似たようなもので
次第に飽きてきてしまいました。。。ごめんね
夫は「プロデューサーが悪い。良い声してるんだから、もっとロック系の曲も
混ぜた方がいいのに」とブツクサ言っていましたが。。。
プロデューサーでミュージシャンの運命って変わるのね。うーん。もったいない(>_<)



この女の子はノリノリでした。


気を取り直して、他の場所へ行ってみることにしました。
歩いていれば、どこかしらから音楽が聞こえてくるのでそちらへ足を向けます。


このイベントはプロもアマも参加しています。
こちらのオジ様たちは、「オラは故郷を捨てただ~」というような歌を歌っていました。


続いて、


Madamaris(マダムアリ)というバンド。ノリノリのロックで自然と身体が揺れる曲が多かった。
ロックは苦手だと思っていたけれど、こういうロックは好きだわ~
でも、あとでYoutubeで見返したけれど、生で聞く方が断然いい!



このグループは大人気で観客も他の場所と比べ多かった。



再び女の子発見。夢中でで踊る女の子に皆が笑顔になっていた。




人気の少なかったこのDJブースでは小さい男の子が踊っていましたよ。かわいい




こちらはスウェーデン協会。ものすごい人だったけれど、好きなテイストではなかったのですぐに退散。


シャッターを押す手が止まらなかったのはこちら↓


地下から噴き出る風を浴びながら、お立ち台の如くノリまくる大人子ども達。



中でもこのレディース2人はかなり目立っており、目が離せなかったわ。



リズム感サイコーだった~~。本当に楽しそうに踊るんだよね~


浮浪者のおっちゃんもどさくさに紛れていたよ。このおっちゃん、翌日も同界隈で
酔っぱらってフラフラしていたよ。。。お酒臭かっただろうねぇ汗


子ども達だって負けていませんでしたよ~~


この女の子、すでに顔が出来上がっているし、踊り方も大人顔負け。。。。末恐ろしや~


この男の子もノリノリ♪ ギタリストのマネしていたよ



あの子もこの子もノリノリ。好きなポーズで踊りまくっています。


大賞をあげたいのはこの子!↓


自分の世界に入っている男の子。もう可愛すぎるらぶ1!!


他にも、、、


小さい頃から大人に混ざって身体を動かす子ども達。
そりゃあリズム感も踊りのセンスも身に着くハズだわ~


観客のノセ方が上手かったのは、こちらの黒人グループ。


「前へ前へ~」「右に回って~」と観客を巻き込んでいくボーカル達。
私と夫も自然に輪の中に入って踊っておりました。
リズム感ゼロ&踊りセンスゼロなのでかなりブサイクな踊りを披露してしまいましたが。。
でも、いいのいいの、このイベントは楽しんだが勝ちなんから!

黒人て独特の身体の動かし方をするよね。楽しかった~~~♪


この日の〆はトランペット奏者のIbrahim Maalouf。同イベントでも目玉ミュージシャンだったらしく、
公園に入るまでの行列に加え、園内でもものすごい人の数に圧倒された。


左が園内に入るための行列。右が園内での様子。ステージが遠すぎて見えないので、
柱に登って見ました(私が登っているのわかるかな~)。



見よ、この人だかり!
フランス大統領のオーランドさんも来ていたらしい。



右はじの白いシャツを着ている男性がイブラハム氏。
私の中ではこの日のメインだったのに、いつまでたっても演奏らしき演奏をしないので
しびれを切らし公園を後にしました。
練習してんのか?と思わざるを得ない状況に苛立ちましたが、
きっともっと後になればJazzトランペットを楽しめたのかもしれませぬ。


今年のFête de la Musiqueはマレ中心でしたが、感想はというと、

不完全燃焼!


モンマルトル界隈やサンジェルマン界隈は少し歩けばすぐに
様々なジャンルの音楽が聴けたんだけれど、
マレは点在しており、全く音楽が聴こえない場所もあったし、テクノ系が多い気がしたわ。
最終年なのに、不完全燃焼だ~~~~~~~~~~~~~150

モンマルトルに繰り出そうかとも思ったのですが、この時点ですでに21時過ぎ。
夜通し楽しむ体力はないので、諦めが肝心ということで、最終年だけれど、
ここいらで終了とすることに。。。。


同イベントへのアドバイスをするとすれば、計画は立てない方がいい!ということです。
音楽が鳴る方へフラフラと放浪する方が色々なジャンルを楽しめるし、
計画に縛られないし、予想もしなかった音楽に出会えることもあるからです。

なんで最終年に計画立てたんだろう。。。後悔先に立たず!
次女A



最後に、歩き回った体力を回復すべく、最近オペラにオープンした「博多ちょうてん」へ。


とろっとろの豚骨スープは、同じく豚骨ラーメンで人気のナリタケほどくどくなく
飲み干してしまったほど。餃子も日本で食べる味だった。
麺は細めで、注文時に「固めに」と言わないと、フランス人仕様の柔らかい麺になるらしいので、
固麺が好きな方は注文時に忘れずに伝えましょう
注意
全体的にかなり良かったけれど、麺は太麺のナリタケの方が良かったな。

味には大満足したわけですが、帰宅後&翌日、ずっとお腹の調子が悪かったのは、
濃厚の豚骨スープにお腹がついていけなかったからかしら。。。息止め


おあとがあまりよろしくないですが、
やっぱりFête de la Musiqueはめちゃくちゃ楽しい!です!
今年が最後になるなんて本当に悲しい!
泣き3


来年は皆さまからのレポートお待ちしております
敬礼