どこからはじめようか....。

5月15日
塾講の仕事中「今頃tamatogiもりあがってるかな」など。
暇な時間、職場のパソコンで地図を凝視。8月、京都に行きたい。車で。高速6時間のったら、廃人みたいになりそうかな.....。
しっかり五月病。

5月17日
夜、高田馬場ベンズカフェへ。戸山口を出たところで、偶然夏野雨さんと会い、会場まで一緒に歩く。うっかり結婚おめでとうを言い忘れる。これはちょっと失礼すぎたなぁ....。ぽえとりー劇場は魅力的なクリエーターが今回は主催・服部剛さんの第2詩集「Familia」出版記念という事もあり、とみに顔を出していて、華やいだ雰囲気だった。イシダユーリさんと今村君のところに座る。イヴェントにお誘いいただく。そして公園と天国の扉の事。ヒエさんがエントリーして、おお!っと思った。休憩時間に即、服部さんの詩集購入。死紺亭兄さんが「やっぱ買わないとね」と声をかけてくれた。
笹田美紀さんととものさんがお互いのテキストを読んでいて、そうかと思い、えれめん(つ)の一員として?気付いたら僕もダダマくんとお互いのテキストを読む事にする。読ませてもらった「涙」にはちょっとおどろいた。ダダマくんは新しい挑戦に入っている。そしてそれはらしさがあり歓迎したい種類のものだとおもった。もうひとつ用意していたロンドンのデザイン集団、トマトのカールハイドの散文を朗読。今回のMCテーマは記念日だったのだが、なんにも思い浮かばず。ただ、たまたま自分も含め(猫道くんも神山さんまでも)テイラードジャケット着ている人がやたら多かったので、「今日、ジャケット率たかすぎですね。なんなんですかね。やっぱり記念日なんでしょうね」というつもりだったのに、それも言い忘れる。その後、猫道くんとアンダーワールドの話をする。

5月18日~23日
5月病が悪化。
コーエン兄弟『オーブラザー!』を観る。いやぁ、やっぱり彼らの映画は好きだなぁ。事態が意図したものから想像を超えたところへ転がっていってしまうという事に関して一貫している。が、これはそれをおいっきりナンセンスなでたらめに展開して「それはありえないだろと」わらわせている。『ファーゴ』や『ノーカントリ』のシリアスなものの対極へふれたような演出。
ベーコン大塚が風邪で倒れ、リハは見送り。当日本番前にゆっくりやれればと。
BigBriarのテルミンを購入。が、なぜかお金を支払い忘れ持ち帰っている事に気付き、楽器屋に電話。向こうはそれまで気付いていなかった。なんだかなぁ....。後日改めて会計する事に。
深夜、服部さんの詩集を読み進める。一冊の本として、それぞれの詩の良さが引き出されている。これは、良いよ!たとえば「海に還った祖母にささぐ」。これは一個人の経験を越えて、多くの人に自分の体験として刺さる詩であり、きっと人はこの詩に触れた時、しぼるように涙を流すだろう。難しい知識や哲学はない。ただ、大切な人、大切な想いを、日々書き連ねた言葉、そのたったひとつが、ここには生きている。誰もが分かるものであると同時に、それを時間をかけ、しかし決して休む事なく書き続ける彼は希有な詩人だと思う。本当にすごい。
手持ちのDVDから買い置きしていたウェス・アンダーソン『ライフ・アクアティック』を観る。ものすごい傑作。ここには映画がなし得るあらゆる要素が凝縮され詰め込まれていると直感。以後数日、何度も繰り返し再生。
YOUTUBEでフィッシュマンズの映像を延々と見続ける。落ち込む。
ネットで、日本のどこかの人たちとオセロゲーム。はじめ連戦連敗。ムキになってどんどんいろんな人ときづいたら5時間もぶっ続けて対戦し続け(やりすぎ)、コツを思い出し勝率五割へ。むしろ殺伐とした鬱憤がたまる。負けるとくやしいが、集中力がないのでなんにも考えないで打っていたりする。勝っても嬉しくない。なんだか弱肉強食の世界を端的に見せつけられた気分。考え過ぎなのだろうが....。何をやっているのか。目が充血。

5月24日
朝寝坊。平謝り。特に大事にはいたらず。
午後それとは無関係な事でちょっとショックな事が。どうすればいいのだろう。きっと、今すぐ決断できない事は、ずぅっと決断できない事なんだ。まっすぐに歩くことはある部分ではまっすぐ歩けていない事だったりする。答えを求めようとはしない。未来を信じたりはしない。幸せになることを目的にしていない。ありもしないものを、欲しいなんて思わない。
夕方、電車で高田馬場ベンズカフェへ。稀月真皓さん主催のPPW。先日の青の日以来でぬくみりゑさんのパフォーマンスを、ガラス越しではあるが観れてよかった。やはり他の追随を許さないような何かがあるなぁ。ルックスも引力つよし。テラスで詩集出版を控えている神山さんとのんびり会話。いやぁ楽しい。今回のPPWのゲストパフォーマンスでは、rabbitfighterくんが僕と書いた連詩を読んでくれた。移動をテーマに始まった作品。らびさんの声で聴くと自分の詩じゃない感じがした。それにしても彼は朗読うまいな。会場の反応は良いようで、ホッとする。もう一人のゲストはmidoさん。哲学の専門用語を連発する朗読。怒濤のように雪崩出る言葉。こんな芸当ができるのは彼しかいないだろうな。言葉の意味が分からなくても心地よく響く。
イベント後、急に降りが激しくなった雨でみんなカフェに足止め。ぬくみりゑさんと「遣らずの雨だね」と会話。その後10人くらいでファミレスで食事。帰りの電車で猫道くんからメール。入れ違いだったみたい。ウエノポエトリカンジャムの宣伝用フライヤーを後日郵送してもらう事に。

5月25日
もうちょっとちゃんとしなきゃと思う。5月病からはだいぶ回復。
あらためて僕はつくばの自然が好きだと実感。

5月26日
夜、吉祥寺4th Floorへ。道に迷っていたら、笹田さん発見。彼女も迷っていたが、親切な人が場所を教えてくれた。イベント主催のコーラさんに挨拶。
一番初めのイシダユーリさんのパフォーマンスに間に合う。一部トラックを使った朗読に挑戦していた。今度一緒に何かパフォーマンスやりましょうと会話。
前からすごく興味があった六九狂ヴィヴィアンさんのライブを初めて生で見る。立ち姿が美しくも世界観があり、カリスマ性のある人だなぁと思う。
今村智光君のポエトリーリーディングにギターで参加。リハを全くしておらず、本番前に「ゆっきりいきましょう」と言う確認ひとつでの本番。お客さんはお金払って見に来てくれているし、久々にドキドキしたなぁ。無事やり切る。終わってから数人の人に「よかった」と声をかけてもらえちょっと救われた。
とものさんや笹田さん、ヒエさんらと雑談。話題に事欠かない。愛すべきひと時。
帰りの電車でシュタイナー『神智学』を読む。好みというのは魂で、霊は、好みを越えた感覚らしい。その意味ではきっと芸術も魂(好み)を越えて霊的なものへ向かうべきなのだろうなぁ。