ず~っと昔の話ですが、大学ではフランス文学科のフランス語学専攻でした。ただ入学時は文学部とだけが決まっており、学科を決めるのは2年の終わり頃でした。散々迷った挙句、入学時の希望とは違うフランス文学科へ。1~2年時にフランス語を第一外国語にしていましたので、一般の学生よりは多少はフランス語を勉強したかもしれませんが、決して熱心な学生ではありませんでした。その頃、私の通っていた大学にはフランス人の先生もおられず、会話を勉強したいなら日仏にいくのが当たり前のような状態、私は、経済的に無理でしたので、少し通っただけで、購読ばかりの2年間で卒業してしまいました。
 
 卒業後は就職、結婚、子育て。「いつかフランス語を勉強しなおしたい」と思いながらなかなかできず、やっと5年前の3月から始めたのです。まずは私が学生だった頃にはなかった仏検に挑戦。5級と4級を6月に受験、合格。勉強を続け、秋には3級と準2級に合格することができました。

 ところが翌春、2級を受験する1ヶ月前に、父と母が相次いで入院。母の病名が不明だったこともあり、勉強に手がつかなくなり、何もしないまま受験。3点不足で不合格になりました。ディクテの要領がわからず、メモ用紙に書き取り、解答用紙に書き写す時間が足らなくなってしまったのです。残念なことをしたなと今になって思います。

 お陰様で、9月に母は退院しましたが、夫の会社の手伝いをするようになり、以前のように勉強する時間がなくなってしまいました。なんとか続けたいと思い、アリアンスに通い始め、それ以来、ほとんど週2時間だけの勉強になっていました。
それでも、このままではいけないと思い、重い腰を上げ、昨年の秋と今年の春、2級を受験しましたが、結果は同じようなものでした。

 3回受験して分かったことは、単語を入れる問題が苦手なこと、つまらないミスが多いこと、そして、過去問はでないことです。あまり勉強せず、進歩がなかった4年間でした。これから先、語彙を増やし、実力をつけるには何を勉強したら良いのか、どこのフランス語教室に通えば良いのかと考えていた時に、『虎と小鳥のフランス語』に出会ったのです。


 7月から始めたばかりです。初めて送られてきたビデオ「パリの音楽祭」はICレコーダーに入れ何度も聞いています。ゆっくりなら聞き取れますが、自然な速さではなかなか聞き取れません。毎日聞いているうちに、きっといつか苦もなく聞き取ることができるようになると期待しています。
そして、『星の王子さま』で学ぶゼロ』からのフランス語文法は、今は簡単ですが、そのうち目からウロコが落ちる日が来るだろうとワクワクしています。




やりなおしのフランス語                 -toratokotori