前回の続きです。
鼻孔縁挙上術を初めて行ったのは2010年でした。
年々改良を加えてきましが、この数年で飛躍的に進化させました。
小鼻の厚みを薄くしたり、不自然な小鼻を改善する事ができる画期的な手術でしたが、
小鼻の横幅を目に見えて狭くする事はできませんでした。
デザインを変えたり、切除量を増やしていったりと試行錯誤している中で、
現在の方法にたどり着きました。
今までは小鼻の横幅を狭くするには小鼻縮小をどうしても選択せざるを得なかったですが、
鼻孔縁挙上のみでも小鼻の横幅を狭くする事ができるようになりました。
最近のモニター様です。
小鼻の横幅が劇的に狭くなりました。同時に鼻孔の横幅も狭くなりました。
小鼻外側の影も減り、忘れ鼻になっています。
小鼻のボリュームが減り、土手がふくらみ、鼻柱が下がり、理想的な鼻先になりました。
小鼻の横幅が広い場合、ほとんどの美容外科医師は小鼻縮小が必要だと考えます。
しかし、小鼻のボリュームが大きい方に小鼻縮小を行うと、
さらに小鼻のボリュームが増え小鼻が下に長くなってしまいます。
鼻孔縁挙上で小鼻の横幅が改善できればこのデメリットはなくなるのです。
6年前のモニター様です。
小鼻の厚みが減り、鼻の穴の見え方がよくなりました。
小鼻のボリュームが減り、土手もふくらみました。
ただ、下に広がっている小鼻の横幅があまり狭くなっていません。
小鼻外側の影の減り方も少な目です。
今と比べれば、上記の様な不満点もありますが、
当時は鼻孔縁挙上術でしか出せない効果であり、満足度が高い手術でした。
最近のモニター様です。
小鼻の横幅が狭くなりました。
鼻の穴も縦長になり、少し小さくなりました。
この効果は明らかに小鼻縮小と同じ効果です。
これが鼻孔縁挙上で出せるのは革新的な事です。
6年前のモニター様です。
小鼻の厚みが減って、すっきりした小鼻になりました。
小鼻が薄くなったため、鼻の穴が横に広がりました。
が、小鼻の横幅はあまり変化していません。
デザインの影響もありますが、小鼻付け根の影があまり減っていません。
当時は小鼻の厚みを薄くする事を主眼としていたため、
狙い通りの結果でした。
最近のモニター様です。
以前との最大の違いは、鼻の穴の横幅です。
キュッと締まった鼻の穴は、小鼻の横幅が狭くなった事の現れです。
小鼻のボリュームが減り、土手がふくらみ、鼻柱が下がり、小鼻外側の影も減りました。
鼻孔縁挙上と小鼻縮小を組み合わせたような効果です。
6年前のモニター様です。
小鼻の厚みが減り、その結果鼻の穴が横に広がりました。
当時は、鼻孔縁挙上で小鼻の横幅が狭くできるという考えはありませんでしたので、
これが鼻孔縁挙上の本来の効果であり効果的な出来ばえだと考えていました。
小鼻の横幅を狭くするのは小鼻縮小、という美容外科の常識から考えると、
鼻孔縁挙上単体で小鼻縮小の効果が出るのは考えられません。
そのため、鼻孔縁挙上と小鼻縮小を同時に行なったり、
L型、T型の鼻孔縁挙上(鼻孔縁挙上に小鼻縮小を組み合わせた術式)
を行いたくなってしまいます。
鼻孔縁挙上本来のI型で小鼻縮小の効果を出すには、
デザインの工夫と最大限の切除が不可欠です。
膨大な症例を積み重ねて試行錯誤をしている間に今の術式が出来上がりました。
小鼻のボリュームが大きい方はまずは鼻孔縁挙上を検討してください。
小鼻が大きいままで鼻フルをしても、結局最後に鼻孔縁挙上を受ける事になります。
小鼻はその名前の通り、“小さい”のがその由来です。
小鼻が小さいと鼻のバランスがよくなります。
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こちらの施術費用は396,000円(税込み)です。
鼻孔縁挙上術のリスクは、傷跡、左右非対称、鼻孔縁の不整、皮膚壊死などです。
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シエルクリニック までお願いします。
シエルクリニック
https://www.ciel-cl.com
木曜・日曜休診