予想外の内容で、泣かずにセンセイの話を聞くのがやっとでした
昨日今日の病気ではなく、長い期間をかけてそうなったということ
普段静かな生活をしていたから普通の呼吸で間に合っていたけど
もうそのラインを越えてしまったということ
センセイははっきり
「こうなると首を絞められて、息ができなくなるような状態が続くってことなんです
相当苦しいのが想像できると思うんだけど
・・・僕は安楽死も一つの手だと思う」
とおっしゃいました
簡単にそんな事言うタイプでないセンセイなので
この状態は・・・そういう事なのでしょう
それでもその方法を取る決断はできなくて
最期まで看たいとすっかり弱ったチーを連れて帰りました
家に着くとチーはフラフラと歩いて薄暗い部屋の床でぺったり横になりました
昨日の「元気ない」チーより格段にレベルは落ちていて
もう2・3日だろうという予感がしました
いつもチーをからかって遊ぶ夜一も
雰囲気を感じて押し入れに引きこもっていました
次の日、ワタシもダーリンも仕事があるので
事前に母に連絡しておいて、朝からチーを預かってもらいました
夕方あわてて帰ると
母の家ではフラフラしながら歩いてお風呂の前や玄関などへ行っていたそうで
「ヨークちゃんを待ってたんやね」
そんなチーをダッコすると、ほんのり冷たくて
ああ、もう体温があまりないんだ・・・と実感しました
連れて帰り、押入れの下段にチー用のベッドを作りそこに寝かせました
もう胸が大きく上下するくらいの呼吸
あまりさわって興奮させるといけないので
そっと鼻の上を掻いて、少しでも息が通るようにマッサージをすることしかできません
この子にはガマンばかりさせたなぁ
そんなことで病気になったのかな
もっと早くわかっていたらどうなったのかな?
チーはうちに来て幸せだったのかな?
いろんな事を考えて、涙がこぼれました
晩に動物病院のセンセイから電話がありました
「あの、ちょっと考えたんだけど・・・
他の病気(←すいません、内容を忘れました)だった場合に使える薬があるんです
見込み治療で確証はないんだけど・・・やってみるのも手かなと思って」
毎日たくさんくる患畜の中の1匹の事考えてくれてたんだとビックリしました
でも、もう到底治療に耐えられるような体力はありません
電話してくださったお礼を言って
たぶんもうダメだと思うので、家で最期まで置くつもりですと伝えました
夜中、チーの横でダーリンと交代で寝ました
チーは時々フラフラと水飲み場まで行き
水を飲みたいのだけど、そうできなくてペタンと器の前でへたり込んでしまって
末期の水ってホントなんだなぁと変な事を思いました
もうほとんど喉を通らなかっただろうけど
薬用にもらってた注射器のシリンジでちょっとずつ水を飲ませました
そして、9日の明け方
急に立ち上がって吐きだしたチーを
あわてて抱いて背中をさすりました
ああ、逝ってしまうんだとはっきりわかりました
チー!チー!
逝く方が楽になる事はわかっていたのに
ごめん、最期まで苦しかったね
本当にチーごめんね
4月9日、朝日が昇るころ、チーは亡くなりました