Kinderwagen-Wanderungen・ベビーカーで山登り☆ | ciamemo〜オーストリア・リンツより〜

Kinderwagen-Wanderungen・ベビーカーで山登り☆

ウィーンに住むお友達が

「これ、すっごくいいよ!リンツのある州の本も出ているから買ったらいいよ!!」

とおススメしてくれたのがコレ↓

$ciamemo
【Kinderwagen-Wanderungen】

ベビーカーで山登りできるコースが書いてあります。


山登りって・・・私にとっては小学校の時の林間学校以来、オーストリアに来て出会ったようなもの(笑)

自然に恵まれて、かつ、日本のように多様な娯楽が発達していないオーストリアでは、特に「アウトドア派」という言葉もなく(あるかもしれませんが、特に主張するようなことでもなく)、山登りを初め、自然を触れ合うことは当然のようなもの・・なんでしょうね。

ドイツ語での「お散歩」にあたる「spazieren」も、「えっ、それってお散歩の部類に入るの?」っていうくらい険しいコースだったり、長かったり(^^;。遠足やハイキングという言葉にあたる「Ausflug」なんて、私にしてみれば「山登り」のレベルだったり。まぁ最初の頃はカルチャーショックの連続でしたね。

なので、この本に書いてあるWanderung(山登り)のコースも、オーストリア人のレベルではお散歩の部類かもしれません(笑)


でもこの本を買ってよかった!!と思うのは、今まで、旦那さまとこのテの外出をして喧嘩をしたことがないくらい、いつもモメていたのがなくなったからガーン(って1回しか体験してないんですが(笑))

幼児にとって、「道をただただ歩く」ことは(子供にもよるんだろうけれど)つまらなかったりするんですね。

私は、こういっちゃナンだけれど、母親だけあって子供目線なので、途中でお花摘みしたり虫を観察したり、ダラダラ歩いているぽぽちゃんの気持ちが理解できるのだけれど、旦那さまは、ひたすら目的地に向かいたい。ちょっとでもいい景色を眺めたい。

でも疲れた子供がぐずったら、慰めたり抱っこするのは私(爆)

いつも「ここで引き換えそうよ!」「それじゃ山登りって言わないんだよ!」と、喧嘩ばかりしてました(^^;

この本は旦那さまが知って買って読んで気に入って、それこそ「説明書を読まなきゃ気が済まない」彼のこと、全くその通りに行動してくれるので、もうムチャを言わなくなりました(笑)


ほとんど旦那さまが読んでいるので、私は今紹介するためにパラパラめくっただけですが(^^;、タイトル通り、ベビーカーが通れるコースを紹介しているだけでなく、ちゃんと「冬おススメコース」「夏オススメコース」「春・秋用コース」など分かれています。

コースも「やさしい」「ふつう」「たいへん」の3種類。

コース時間ももちろん掲載。1時間以内のものと、最大2時間程度のものまで。

しかも、2~3歳児、4~6歳児のターゲットに合わせてどのような楽しみ方ができるか書いてあり、また場合によっては少しコースを延ばせるところもあります。

コース中に、どれだけ日陰が多いかなどのパーセンテージも出ています。これって夏場は意外と重要なんですよね。今回、猛暑の中を行ってつくづく感じました。

3輪車もOKかまで書いてあります自転車

目的地点に、食事をとれるかどうかまで(ない場合は、近くに可能な場所があるかどうか)、また、子供に優しい(お庭で遊べるなど)レストランかどうかまでも丁寧に書いてある!

私のドイツ語理解力には限界がありますが(^^;、写真など少し古くさく感じる部分はあるものの、愛情を込めて書かれた本という印象を受けました♪



子供も楽しめるおススメ散歩(山登り)コースって、私達も以前、友人に聞いたりネットで探したりしたのですが、限界がありました。

だから、リンツのこんな近くにこんなたくさんのお散歩コースがあっただなんて!と正直驚いています。


先月のタンタンが水疱瘡のとき、旦那さまがぽぽちゃんを連れて、この本の中のコースを一つ試しところ、家からたった20分車で出るだけで、自然保護区の、とっても綺麗で小川の流れるコースがあり、それはそれはぽぽちゃんも楽しんだそう(なんと一人で笹舟ごっこをして2時間以上遊んだとか)♪



3日前に、私も初めて本に載っているコースを体験しました☆

ベビーカーを押せるコースだけあって、道幅もゆったりしている(車も通れる)コースでしたが、でも周りは自然に囲まれてとても美しい景色!

小川沿いだったので、水の音も心地よく、時々水辺で遊んだりして、滝が見れる場所もあったり・・・30分のお散歩コースも1時間かけて進みましたが、飽きることなく、ぽぽちゃんもタンタンも全く疲れた様子を見せませんでした。(タンタンはもちろん半分以上ベビーカーの中でしたが)

目的地の食事は、「典型的な山登り専用の食事小屋(旦那さま曰く)」だそうで、温かいのがソーセージとグラーシュ程度のものしかなかったのは残念だったけれど(本にも、どの程度のレストランかは書いてないのが残念)、広い芝生にお砂場やブランコもあって、そこで2時間は楽しみました。


この本、手の平サイズだし、お値段もそんなしないので、「子連れで楽しめる場所を新しく開拓したい!」という人にはおススメかと思います♪

アマゾンでは売っていないようなので、注文するならネットで直接ココからか、タリアでも売っていたという情報を得ました。

「ウィーン」「ザルツブルグ」「リンツ」「ザルツカンマーグート」「ミュンヘン」などがあるそうですよ。旦那さま曰く、シュアイヤーマルク州なども、今執筆中なんだとか。できあがるのが楽しみです♪