すっかり口臭を気にしなくても良い状態になった私ですが、
はやり授業の前には不安になることもありました。
元々、自分ではまったく気にしていなかった口臭。
ある日突然の、「先生、口臭いよっ!」と生徒に言われた一言。
今でもどこでひっかかっているみたいで、
正直なところ、その生徒を前にすると少し動揺してしまう自分がいるです。
でも、その生徒はまったく悪気なく言ったんですよね。
「先生、口臭いよっ!」と言った後も、授業中の態度も私自身に対しての態度も基本何も変わっていないんですよ。
ちょっと言ってみた、って感じなんですかね。
それでもやっぱり、口臭を気にせず生きてきたので、それはもうショックでした。
だから、口臭を解消する方法を探っている間は、
「お前の一言のせいで悩んでんだよ」と突っ込みたい気分でした。
さすがに生徒相手にそんなこと言いませんけど。笑
今考えれば、感謝ですよね。
「口臭い」なんてなかなか言えることじゃないですよ。
なので、直接は言いませんけど、心の中では、
「お前が言ってくれたおかげで、口臭がなくなったよ」と。
そういう気持ちを持っていないと、
あの言われた時のショックを思い出して、ほんのちょっとですけど、何だか不安定になっているような自分がいるんですよ。
M先生の話も聞いて、口臭があるというのは、精神的にも参ってしまうんですよね。
人間というのは、意外と精神的にもろいんだと知るきっかけにもなりました。
その生徒からは一度「先生、口臭いよっ!」と指摘されただけで、その後は何も触れられないし、何かを気にしているような素振りもないんですよね。
だからといって私から意味なく近づいていって、「まだ口臭気になるか?」なんて言えないですしね。
結局は、普通に今まで通り生徒と先生でいれば良いことなんですけどね。