中央園芸のブログ

(株)中央園芸の庭づくりの様子や、日々の出来事


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こんばんは、押田です。

9月も半ばになり、かなり涼しくなってまいりました。

 

先月お盆明け、弊社「雑木の庭モデル庭園」の剪定をしました。

コナラを主木としてヤマザクラ、シラカシ、ヤマモミジ、アオダモ、ナツハゼ・・・

近隣の雑木林に生育する木々を植栽した、「雑木の庭」の剪定です。

 

植栽して3年半、目立った害虫も発生せず、穏やかな成育を見せています。

 

剪定とは、風と光を通すこと・・・

枝が風になびくところで剪定するという、風の剪定を行いました。

程よく風と光が通る、心地よい庭になりました。

 

 

 

こちらは、2か月前の7月11日、「オッシー農場(仮名)」!

仕事に追われながらも、ようやく時間が取れ、

とても暑い日でしたが、大豆の種を撒きました。

 

畑は大きく畝(うね)をつくり、地形の落差をつけました。

大豆を撒いた後は、乾燥防止のため、枯れ草を敷きました。

 

大豆を撒く時期が遅すぎたか・・・

暑くなりすぎたか・・・

 

そんな不安がありましたが、7月23日、大豆は何とか芽を出してくれました!

 

 

 

 

そして1か月半後の8月31日。

大豆はとても元気に成長していました!

 

埼玉県北部の酷暑の気候にも耐え、見事な成育です。

 

こちらの大豆は無農薬、無肥料。

そして、草の管理は根っこから抜かずに草が風になびくところで刈るという、

風の草刈りをしているだけ。

 

僕は野菜作りは全くの素人ですが、葉の色つやも良い。

 

先程の庭の管理も樹木消毒は一切していませんが、目立った害虫は出ません。

 

何かコツがあるのですか?

とよく聞かれるようになりました。

 

 

 

僕も今まで色々と試行錯誤をしてきましたが、

現在は

空気と水の流れがとても大事だということが、わかってきました。

 

 

 

それを学んでいるのが、

 

 

 

 

 

 

山梨県上野原市に拠点を置く、

杜の園芸の主催する、【大地の再生講座】です。

 

僕も、この講座で学んでから、

 

なぜ樹木の調子が悪いのか?

庭の水はけを良くするには・・・

雑草を楽に管理するには・・・

荒れた竹林を何とかしたい・・・

 

など、今までは

 

どうしたらよいのか?

原因は何なのか?

そして、どうすれば改善できるか?

 

本当にわからないことだらけでしたが、

この講座に行ってみて、ようやく謎が解けたような気がしてきました。

 

 

杜の園芸の矢野智徳さんとスタッフが、様々なフィールドでの問題や悩みを解消していくというワークショップ。

北海道から沖縄まで、今や全国各地で開催されている講座です。

 

 

私もこの講座には何度か参加してきましたが、

そんなフィールドをいくつか紹介したいと思います。

 

岐阜県、美濃市の樋ヶ洞(ひがほら)地区にある、古民家宿「陽がほら」。

 

裏山には荒れた山林や竹林が迫る、全部で6軒の小さな集落です。

 

田舎ではよくある光景です。

 

 

古民家、裏庭のスペース。

前の持ち主さんが、裏山の土砂崩れや石垣が崩れるのを警戒したのだろうか、

地面を強固にしようとコンクリートを打った。

 

建物裏は、じめじめと湿気がこもり、風も抜けないような居心地の悪い空間。

このままでは、建物の柱も腐ってしまう、という状況の中での、「大地の再生講座」の開催。

4月19日のこと。

 

 

湿気がこもる原因は、良かれと思い打設したコンクリートだと判断。

このコンクリートが、大地の呼吸を止めてしまっている。

 

 

重機を入れ、奥から排水桝とコンクリートを剥がしていきます。

 

その後、石垣に沿って横溝を掘り、透水管を入れる。

付近の林は風の剪定をし、風を通す。

 

その剪定枝や間引いた竹の枝、炭を溝の中に入れる。

砕いたコンクリートガラも廃棄処分するのではなく、この現場ですべて組み込んでいく。

 

剪定枝や炭などの有機物と、コンクリートガラなどの無機物をバランスよく混ぜる。

使用する材料は、極力持ち込まず、現場で出たものは外に持ち出さない。

 

 

近隣で安く仕入れたというウッドチップやスギ皮を敷き、改善作業は終了。

 

半日程度の作業でしたが、同じ場所に立ってみると、明らかに違う。

 

じめじめと居心地の悪かったこのスペースが、

程よく空気の動く、心地よい空間に変わりました。

 

 

 

そして、裏庭から通した水脈(横溝)は建物の横から、前まで繋げ、

 

コナラ、ヤマザクラ、赤芽ソロ、ヤマボウシ、エゴノキ、シラカシ、ナツハゼ、ヒサカキ・・・

 

家屋を守るように、適所に植栽をして、

 

 

木々に囲まれた、雰囲気の良い古民家宿に生まれ変わりました!

 

植栽のメインは、樹命の長いエドヒガンザクラ

この集落のシンボルとなるよう、古民家の入り口、正面に植えました。

 

10年後、50年後そして数百年後、どんな景色になっているのか?

どんな大木に成長しているか?

 

夢は膨らみます・・・。

 

 

 

 

 

 

 

他にも、

 

 

日本中でよく見られる荒れた竹林をどうするか、という現場。

 

このような竹林をすべて切り開いて、処分するのでは、あまりにも作業が膨大過ぎます。

費用も人手もかかりすぎてしまう。

 

兵庫県淡路島での、鬱蒼とした竹林の環境改善作業。

 

 

人が最小限の手を入れて、竹林内の環境をプラスに導いていく作業。

重機を入れ、溝を掘り、まずは風の通り道をつくります。

 

そして炭を撒き、

 

透水管を通し、

 

付近の枯れた竹や間引いた竹の枝葉を敷き詰めていきます。

あるものを使う、捨てるものは何もありません。

 

 

そして、竹林内に風と光を通していきます。

 

 

竹林が荒れるのは、水脈の詰まりが原因です。

 

竹林内に空気と水の流れを確保し、水脈の詰まり解消してあげることで、

暴れていた竹林は、やがて穏やかになっていく。

 

 

 

 

 

続いて、7月4日、群馬県水上での大地の再生講座。

高さ2m以上もあるヨシの群落の草刈り作業。

 

草は地際から平らに刈るのが一般的です。

しかし、地際から刈られた草は反発し、元の高さに戻ろうと勢いよく草丈を伸ばします。

1~2か月もすれば、元の高さに戻り、再び草刈りをする、ということがよくあると思います。

 

地際から刈らずに、草の腰の折れるところ、風に揺れるポイントで草を刈る。

 

ある程度の高さを維持しながら草を刈ることで、草の根は細根化し、成長も穏やかになり、草丈は安定します。さらに細根化した草の根っこは土壌を耕し、水もよく吸う。

これを風の草刈りと呼んでいます。

 

 

今回は地上から1.3mほど(胸くらい)の高さで刈り払いました。

 

 

8月24日、再び水上での講座。

ヨシの群落の成育は落ち着き、穏やかな表情を見せていました。

 

 

 

2回目の草刈りは、わずかに徒長した草を、のこぎり鎌を使って刈るという軽作業で済みます。

この風の草刈りは地際で草を刈るより、労力が3分の1程度になるといいます。

 

 

 

 

こちらは9月8日、山梨県大月市ピラミッドリトリートセンターでの大地の再生講座。

 

 ここは大地に水脈を通し、1~2週間に一回ほど根気よく風の草刈りを繰り返してきたフィールド。

風の草刈りを繰り返していくとどうなるか。

 

 

 

穏やかに丸く刈りこまれたこの草の連なりは、背後の山並みが借景となり、美しい景色をつくる。草の造形だけでも美しい風景は作れる、それはとても衝撃的な風景でした。

この光景は、まるでツツジの刈りこみで有名な、京都の正伝寺庭園(小堀遠州作)か、

もしくは詩仙堂か。

大げさかもしれませんが、僕はそんな風に見えました。

 

いくら草地といっても、ただ平らに刈るのではなく、地形に沿って、風の道をつくりながら草を刈る。

そして、それを繰り返すことで土壌は耕され、草の種類も入れ変わる。

イネ科の猫じゃらし(エノコロクサ)ばかりだったこの草地も、柔らかいツユクサに変わりつつあります。

 

 

 

 

 

最後に紹介するフィールドは、宮城県気仙沼市。

 

 

東日本大震災の復興事業として建設された、巨大な防潮堤。

 

 

コンクリートで覆われた、河川の護岸。

この護岸工事は海まで続くという。

 

 

そんな、気仙沼市、前浜地区での大地の再生講座。

現在置かれている状況を受け入れつつも、前浜地区の中を流れる小川の環境整備を始めていく。

 

いつものように草を刈り、溝を掘り、水脈を通す作業を行う。

 

 

心地よい風が通る、あの頃の川のせせらぎを取り戻したい!

地元の方も交えての、気仙沼での大地の再生講座。

 

「このコンクリートの壁が、この地域にどんな影響を及ぼすのか。

ここに生きる植物たちの表情や風景の変化が答えを教えてくれるはず。」

 

「それからでも遅くはない、まだ間に合う。」と矢野氏は語ったという。

 

 

 

 

 

 

自然再生士や環境再生医・・・。

造園業界でも、ここ数年でこのような新しい分野の資格も増えてきました。

 

日常的にも今までに経験したことのない天候が続き、

各地で土砂崩れが起き、山々の木々は次々に枯れていく・・・。

 

ここ数十年で明らかに環境が変わりました。

そんな変化に気づきながらも何をしていいのかわからない。

 

一人で何とかしようと思っても、何から手をつけていいのか、途方に暮れてしまう・・・。

 

 

でもまだ間に合うかもしれません!

 

 

日本では古くから、結(ゆい)の作業という風習がありました。

 

一人で行うには多大な費用と労力が必要な作業でも、

助け合いながら、みんなで協力して作業を行う。

 

 

 

大地の再生講座は、自然が主役。

だから初対面でもすぐに打ち解けてしまう。

 

 

そして、みんなで一緒にご飯を食べ、

 

 

 

 

楽しく汗を流し、作業をする。

 

 

 

 

困ったときは助け合えばいい。

 

 

 

現場での作業の後は、皆で感想をシェア、学びと親睦を深めていく。

参加者たちは、講座で学び、それぞれの地元に戻り、それぞれの現場で実践を重ねていく。

 

 

 

 

 

 

長くなりました・・・。

 

未来のため、少しでも多くの美しい自然を残していけるように・・・。

 

造園や農業、林業のプロでなくても、できることはたくさんあります。

お子さんやもちろん女性でも。

それが結の作業です。

 

 

そんな体験ができる事、多くの同志たちが全国にいること、とても誇りに思います。

 

おそらく僕は今後も、

庭をつくったり・・・

環境を改善したり・・・

 

この講座で学んだ手法を駆使し、一生涯をかけて実践していくでしょう。

 

そんな大地の再生講座、是非多くの方に参加体験していただきたいと思います。

 

 

9月16日、17日は再び気仙沼での講座が開催されます。

また、埼玉、熊谷付近でも講座の開催を予定しています。

 

全国スケジュールはこちら

https://www.facebook.com/events/635542419944766/

 

 

また、快く美しい写真を提供していただきました、写真家の森山雅智さん、京都の増茂匠くん

ありがとうございました。

 

 

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こんばんは、押田です。暑い日が続きます。

 

庭づくりをする中で、庭の中に「流れ」をつくることがたまにあります。

流れとは、小川の事です。

 

ここは、昨年施工した庭の中の流れです。

近くで湧き出る水を引き、庭の中に流れをつくりました。

 

 

 

 別の角度から。

 

写真を、見ているだけで多少涼しくなりますでしょうか。

 

連日の暑さ、残暑お見舞い 申し上げます

 

 

 

 

 

 さて、今年の5月の庭づくりの事、東松山市K宅。

設計段階ではなかったのですが、庭の中に小さな流れをつくることになりました。

 

庭の構成は、芝生と雑木の庭です。

 

まずデッキの前に大きな木立群を作ろうと、重機で穴を掘り始めました。

 

 

すると1mくらい掘ったところで粘土が出てきました!

 

 粘土と混じり、グレーの色をしている土も出てきました。

 酸欠し、腐っている土、グライ土壌です。

 これは、水脈の詰っている証拠。

 

お庭が道路やコンクリートの擁壁やブロックに挟まれ、

庭にたまった水の抜け道がないことが原因です。

(*後日、庭の中から、敷地外に抜ける水脈をとり、ここの水脈改善は行いました。)

 

水脈改善のやり方を学びたい方は、FBページ「大地の再生 全国結の杜づくり」で検索してください。全国各地で矢野智徳さんが講座を開催しています。

https://www.facebook.com/daichisaisei/?ref=page_internal

 

 

木を植える都合、粘土が出るのはあまり歓迎すべきことではありません。

でもこれは庭づくりをやっていればよくあることです。

 

今は、水脈、気脈の考え方を知ってきたので、この粘土をそっくり掘って運び出し、

別の良質土に入れ替えるというというようなことはやりません。

 

地面から粘土の層まで1mほどあったので、その間に木を植えて、粘土は無理に掘り出しません。

縦穴(点穴)を開けながら、徐々に改善していく方法をとることにしました。

このグライ土壌も粘土も空気に触れると、

次第に団粒化した土(良質土)に変わっていきます

 

 

水脈の話はさておき、

お客さんと話をする中で、この粘土を利用し、「流れ」を作ってみよう!

ということになりました。

 

「あるものは使ってみよう!」

現場での状況とお客さんとの話の「流れ」での決断でした・・・。

 

まずは植栽をします。

デッキを木陰にする大きなコナラからの植栽作業。

 

 

コナラ、アオダモ、アオハダ、三つ葉ツツジ、ナツハゼ・・・

いつものように雑木類を植えていきます。

 

 

大きな木立群の間。

デッキから芝生の前庭へと続く小道をつくります。

 

そして、一体どこから流れをつくるか?

いろいろと考えました。

 

そして今回は、粘土を使い、

「水くれを兼ねた流れ」に挑戦してみました。

 

 

植えられた木々の谷筋に道をつくり、石を置き、小さな流れをつくる。

 

 

木々の間を通り抜けるように、流れの道筋を決めていきます。

 

粘土は、完全に水を遮断していません。

粘土もよく見ると、多少の砂利が混じっていて、粘土の下にも水は浸透していきます。

水がゆっくりと流れながら、樹木の水くれにもなる、というイメージ。

 

 

 

 

水道の水を引き、石の上から水を落とし、そこを起点として、2方向へと流れる仕組み。

水を流しながら、傾斜や道筋を確かめ、水のくれたい所に少し穴を開けたり。

 

流れの骨格が整えば、下草を植えます。

水辺に合う、アジサイやセキショウなどを植えると、流れの雰囲気が出てきました。

 

焼き板の橋をかけ、流れを渡れるように!

 

橋の右側付近から水が落ち、そこを頂点に、2方向に水が流れ、最後は水脈に落ちていく、という仕組みです。

 

 

そして、表土に落ち葉を敷き詰め、完成!

 

 

いつものデッキ前の雑木の木立群ですが、粘土が出たことにより、即興でしたが「流れ」をつくることになりました。

 

どうせ水をくれるなら・・・  見ていても楽しい方がいいですね!

 

 

浄化槽の工事で出た残土も庭に使わせてもらい、庭の中に起伏をたくさんつくってあります。

 

 

ちなみに、芝生の庭には、小さな菜園落ち葉ストックブランコ。

そして、起伏を利用してコンクリートのすべり台(新作です!)をつくりました。

 

2か月も前になりますが、6月下旬に完成した東松山市、K宅の庭でした。

 

 

まだ、もう一件あります。ブログは続きます。

長野県上田市に本社のある、アトリエDEFさんのモデルハウス。

群馬県前橋市の赤城山麓にある関東営業所での新規植栽工事。

 

2階の屋根の煙突付近から地上付近まで、グレーのパイプが見えると思います。

これは、雨水を集め、敷地外に排水するという、雨水の排水パイプです。

 

 

 

土の中には、こういった排水パイプや水道管、電気の線やガス管などいろいろなものが埋められています。

特に建物の近くは、いろんな配管がたくさんあります。

 

植栽をする前に、まずは土壌改善を行いますが、建物周りは配管を壊す恐れがあるので、重機を使わずに、人力で土壌改良を行いました。

その時に、この雨水排水パイプの存在に気が付きました。

 

2階から降りてきた排水パイプは、そのまま土の中を通り、敷地外へ流すというものでした。

 

「これは、もったいない!」

 

せっかくなので、このパイプを途中で切って、排水し、庭の中で流してみたらどうか?

ということになりました。

 

見せる雨水の排水です。

 

 

「予算内でやります!」

現場の責任者に相談し、即決、即作業です。

 

石を支えているS君の右足のところにあるのが、排水パイプです。

これが、敷地外まで伸びていたのですが、ここでパイプを切りました。

 

屋根からの水がここに集まり、ここから流れをつくります。

 

重機の影から現場責任者である関東営業所K所長が不安そうに見つめています・・・。

 

ここは、群馬県前橋市ですが、赤城山の山麓。

地元の石材を使おう、ということで近隣から赤城の石を仕入れ、「流れ」をつくります。

 

 

自然の小川を見ると、基本的に川の水は石にぶつかり、流れの方向が変わります。

 

流れを施工するときは逆に、水の方向を変えたいところに石を置き、蛇行させ、また石を置き、方向を変える、そんなやり方で施工しています。

 

 

「予算内でやります!」

と宣言してしまったためもありましたが、

驚異的なスピードで石を配置し、流れの道筋を決めていきました。

 

植栽の様子も紹介します。

 

ここはモデルハウスなので、建物を広く見せたいということで、

建物の前の植栽は少なめにということになり、木立(こだち)はひとつだけつくることに。

 

 

デッキの前はやっぱり、コナラを植えます。

 

 

なかなか大きなコナラでした。

 

「枝を上げて・・・。一旦下ろして、車をゆっくり進めて・・・」

など僕は指揮をとっていましたが、

頭の中は、造園連で毎年行っている、伊勢神宮の奉納行事を思い出しました・・・。

 

これは昨年の2月の伊勢神宮での様子です。(仕事内容とはあまり関係ありませんが・・)

 

さて、建物内から、位置を確認。

雨の中少々苦戦しましたが

何とか、無事にコナラを植えることができました。

 

そして流れ付近。

 

続けて雑木類を植え込みます。

小道をつくり、歩いて回れるようにしました。

 

 

エントランス付近もポイントを絞り、植栽をしていきます。

 

 

 いつも通り、水脈もやりました。

 敷地内から外に抜ける水脈。 芝生との縁切りも兼ねています。

 水脈ラインは緩やかに蛇行させます。

 

また、水脈の材料はすべて現場で出たものを使っています。

 

 

 

 

そして、前庭は芝生を張って、完成です!

コナラとアオダモ、ドウダンツツジ、ヒサカキの木立(こだち)。

 

 

薪小屋前の景色も完成。大谷石の古材と玉石。

植栽は、コハウチワカエデとヒサカキ。

既存のケヤキが大きな木陰をつくる北側の庭です。

 

 

 

ちなみに室内から施工前の写真。

 

 

施工後。

薪ストーブがある、土間の空間、室内からの景色。

 

北側の庭に木を植えて木陰をつくることで、涼しい風が南側に抜けていきます。

夏涼しい家をつくるときに大事なことは、大きく風の抜ける間取りと北側に木陰をつくり、クールスポットをつくること。

 

昔の家屋はそんなつくりだったと思います。

 

 

エントランス付近、全景、完成です。

園路は山砂を敷いてあります。

 

このモデルハウスは「えんの家」といいます。

アトリエDEFの家は国産材や土壁などを使い、とても自然素材にこだわった家づくりを行っています。

アトリエDEFのHP↓

 

http://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0ahUKEwiRte-k_czOAhVKnZQKHQ0SDQ4QFggdMAA&url=http%3A%2F%2Fa-def.com%2F&usg=AFQjCNHqdeUc6h3A4IJMMxgu6WnYOBPOow&sig2=Bp8Tdhl5HrWZXvCVKvH-BQ

 

えんの家に対抗し、この庭は、「えんの庭」ということにしました。

 

玄関横の赤城山の丸い石の

園路を歩いて楽しめる 

芝生の庭、木々の下でみんなが集う 

「自然素材の家」と雑木の庭が繋がる 

 

 

 

 

必死に考えました・・・

 

さて問題の「流れ」はというと、

丸い石の後ろ、焼き板の橋の左付近から、流れが始まります。

 

とても狭い流れですが、中流付近。

赤城の石とここから出た玉石。

 

 

下流付近。

橋を渡って戻れます。

 

実は、この敷地内の土壌の中からたくさんのコンクリートガラが出ました。

これを全部持ち帰って処分しても仕方ありません。

 

 できるだけ現場で出たものは現場で処理する。

 

土留めの玉石と混ぜて、見えないところにコンクリガラも土留めの一部として使ってあります。

「現代の流れ」、です。(写真は撮り忘れました・・・)

 

 

流れた水は、木柵の真ん中付近、玉石が見えるところから、敷地外に流れ落ちます。

雨が降った時にのみに現れる、「幻の滝」といったところでしょうか。

 

 

7月上旬、まだアジサイの咲く頃、完成しました。

 

 

 

そして、8月6日(土)。1か月ぶりの、アトリエDEF、関東営業所。

標高も平地よりは高く、ナツハゼの葉が早くも赤く色づき始めていました。

この日、施工業者を集めての完成記念・暑気払いがありました。

 

芝生もしっかりと根付き、青々としていました。

 

木々の下、芝生の広場でのでの宴(えん)となりました・・・。

 

こちらの庭は、見学可能です。

ここから車で20分ほど登ると、赤城山山頂の大沼に到着します。

付近は標高1300mほど。前橋市内より、6~7度は涼しいと思います。

赤城山へのドライブと合わせ、是非お立ちよりください。

 

アトリエDEF 関東営業所

群馬県前橋市富士見町偕沢359

TEL 027-289-5358  

 

 

いつも長いブログにお付き合いいただきありがとうございます。

 まだまだ暑い夏は続きそうです。お体に気を付けてお過ごしください。

 

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こんばんは、押田です。

7月16日~18日の連休を利用して、屋久島に行ってきました。

屋久島へは、いつかは行ってみたいと思っていましたが、ようやく念願が叶いました!

正直、屋久島は想像以上の場所でした。

極度の樹木好きの自分にとっても、

「こんな場所があったのか!」と思える風景がたくさんありました。

写真もたくさん撮ってきたので、今回のブログは屋久島の美しい自然をたくさん紹介したいと思います。

 

屋久島に到着し、まず、ガイドさんに案内してもらったのは、海!

 

ここはウミガメの産卵場所として有名な「いなか浜」。

曇り空でしたが、関東近郊にはない海の青さをまずは実感できました。

 

 

次に向かったのは、川です。(川の名前はわかりません~)

屋久島は雨の多いところとしても有名ですが、前日の雨の影響もあり、やはり水量が多かったです。

大きな丸い石がゴロゴロと、独特な川の景観です。

 

足まで川に浸かる・・・

というのはよくありますが、ガイドさんおすすめのポイントで、どっぷりと川遊び。

僕自身自然の川にどっぷりと入るのは、何年ぶりの事だったでしょう?

今回8名のツアーでしたが、ライフジャケットを装着し、数年ぶりの川遊びを楽しみました。

 

次に向かったのは、森です。

 

こちらは、ガジュマルの大木。

熱帯の樹木であるガジュマルは、屋久島が生育の北限になるそうです。

屋久島というと「縄文杉」というイメージが強いですが、こんな熱帯の植物も存在します。

地面に向けて、多くの気根を下ろす姿は、すごい迫力です!

 

裏側から見た、ガジュマル。

人の大きさと比べると、かなりの大木であることがわかります。

 

気根の降りる地面を見てみます。

ガジュマルのある場所は、緩やかな傾斜があり、清らかな水が気根の間を流れていました。

おそらく気根の下も、地下水脈が山側から谷側へと流れていることと思います。

 

空気や水が停滞するのではなく、常に動いている状態は樹木にとってとても好ましいものです。

このような地形落差もこのように大木が育つ要因だと感じました。

 

次に向かったのは、滝。

大川の滝(おおこのたき)といいます。

 

近づいて見ると、豊富な水量に圧倒されました!

滝に近づくと、ものすごい音と風。

滝のパワーはすごい!

 

ツアー初日(半日)で海、川、森、滝、見どころが満載、屋久島は自然が豊かなところです。

 

さて、一夜明けて2日目の朝。

すっきりと晴れ渡り、気持の良い朝でした。

この日のメインの森散策の前に、ガイドさんに宮之浦川に連れていってもらいました。

 

足を入れると、水の透明度がよくわかります。

屋久島はほとんどが花崗岩でできているそうですが、川底も花崗岩が砕けた細かい粒状になっています。

ここは、川底を踏んでも、泥が浮いてくることはほとんどありません。

 

普段我々が住む都市部や近郊にある川は、川底を踏むと、黒や赤の泥が浮いてくることがよくあると思います。

なぜでしょうか?

 

本来であれば、雨が降れば雨水は地面に浸透しますが、コンクリートやアスファルトなど、人工物の多い現代においては、空気と水の流れが停滞し、表土が固く締まっていきます。

固く締まった土は雨水を十分に浸透できずに、表土は削られ直接川に流れ、川底に堆積します。

 

そしてこの堆積した泥は、川底までも詰まらせ、川の呼吸をも停滞させる。

こうして負の連鎖が起こっていく訳です。

 

朝もやに煙る、宮之浦川。

初めて見る川でしたが、どこか懐かしい感覚が蘇ります。

 

もやがかかるのは大地が呼吸している証拠。

屋久島は川が美しいところです。

 

 

さて、いよいよ森に入ります。

先程まで晴れていましたが、天気は急変、大粒の雨が降ってきました。

軽装で歩こうとした矢先、レインウエアを着ることにします。

 

午前9時頃、トレッキングコースの入り口に到着しました。

先月旅行で行った、青森の奥入瀬渓流に似ている・・・

白谷雲水峡はそんな印象でした。

 

森に入ると、また晴れてきました。

梅雨時期で雨量が多いせいか、あちこちで水が流れています。

 

そして、晴れたと思ったら、また曇ったり、小雨が降ったり・・・。

屋久島の急変する天気に一喜一憂しながらも、一行は森の中を歩き始めました。

 

 

歩き始めて数十分後、辺りは一気に屋久島の森の世界へ・・・。

大きな巨木が現れました。

二代大杉です。

 

二代杉という名前の由来は、倒木した切り株の上に種が落ち、発芽したもの。

二代目の杉が数百年を経て成長したという。

 

「倒木した木は苗床になる。」

ガイドさんは、そんなことを言われました。

倒木した木は、しだいに朽ちて表面が土壌化し、種が発芽しやすい環境をつくります。

 

写真は、倒木したスギの上から発芽した、スギの赤ちゃんです。

 

台風によって倒れたり、もしくは寿命を全うしたり・・・

健全な森の中で、木が倒れることはとても残念なことのように思いますが、実はそうではありません。

 

木が倒木することによって、森の中にはぽっかりと広い空間が生まれます。

 

そして今まで薄暗かった林床まで太陽の光が届くようになり、

「待ってました!」とばかりに、潜在的に落ちていた種が一斉に発芽します。

 

 

 

大木が倒れることは、次の世代が誕生すること、命のバトンを手渡すことでもあるのです。

また、倒木した木も、次の世代の栄養となり、次第に朽ちて土に還っていきます。

自然界において無駄なものは一切ありません。

すべてに意味があり、循環します。

 

そして発芽した種は、その環境に適した苗木のみが生き残り、長い年月を経て、また大木へと成長していきます。

 

森を見渡すと、二代大杉のように、倒木したり、伐採した切り株から発芽したと思われる大木がよく見られました。

また、スギと一緒に横から生えている木はヤマグルマです。

屋久島の白谷雲水峡付近では、スギとヤマグルマの共生はよく見られました。

 

こちらも倒木した木からスギが成長したと思われるもの。

 

こちらは、大きな岩の上に着生した種が大きく成長したもの。

 

もともと屋久島は花崗岩が大部分を占める島で、土壌はけっして豊かではありません。

しかしながら雨の多い屋久島特有の気候風土が、岩の上でも大きく樹木を成長させています。

名もなき数々の巨木が、屋久島には数多くありました。

右を見ても左を見ても、地面を見ても空を見ても・・。

どこを見ても驚きの景色の連続です。(*後ろから2番目が自分です。)

 

歩き始めて数時間、2回目の休憩です。

今回の屋久島ガイド、ソウルナビゲーションの鈴木洋見さんがコーヒーを入れてくれました。

 

日本のみならず、世界各国を旅してきた鈴木洋見さんが、東日本大震災後から屋久島に移り住んで5年。

屋久島を心の底から愛する、素晴らしいガイドさんです。

 

今回のツアーは旅の計画はほとんどありません(笑)。

その日のメンバーの体調や天候を考慮し、またはメンバーと相談しながら、ガイドの鈴木洋見さんが最善のルートを決めていきます。

 

僕も20代のころ一人旅をしてきましたが、目的地や観光地を時間通りに巡るだけの画一的なツアーには、あまり魅力を感じませんでした。

 

その時の出会いや感情で長くその場所に留まったり、予定を急に変更したり・・・。

北海道をはじめ日本各地から、インド、タイ、トルコ・・・僕自身もそんな旅を経験してきました。

 

行き先も、時間もメンバーの様子や天候、場所を見ながら臨機応変に対応する鈴木洋見さんのガイド。

屋久島ソウルナビゲーションhttp://www.earth-tribes.com/

 

「どこに行くのか?、何があるのか?」

ドキドキワクワクのまさにミステリーツアーでした。

 

お茶を飲んでまったりとしていると、またもや大粒の雨が!

リュックにしまっていたレインウエアを再び取り出します。

 

森はさらに深くなりました。

中央に見えるピンクのテープを頼りに屋久島の深い深い森の中を歩きます。

 

梅雨時期のためか、川はいつもより水量が多いようでした。

しかしながら、川の水は濁ることなく、とても清らかでした。

 

こちらの写真は今回のツアーの主催者、話し方の学校時代からお世話になっている、西任暁子さんです。

2か月前の八国山緑地(トトロの森)ハイキングでは、息を切らしていた西任さんですが、

今回屋久島を歩き、潜在的な運動能力が覚醒したようでした。

颯爽と先頭を歩く西任さんです。

 

天気は目まぐるしく変わりました。

時より見せる晴れ間が、屋久島の森を美しく輝かせます。

 

さて、今回の山歩きのいよいよクライマックス、ガイドさんおすすめのポイントに到着しました。

ガイドの鈴木洋見さんは、「水の森」という表現をしていましたが、ここからは本当に深い深い森が続きました。

 

名もなきスギの巨木。

 

現実を忘れさせるような空間をゆっくりと歩きました。

 

 

木と石と苔、そして水の世界。

日本庭園や盆栽の世界は、先人たちが見たこんな風景を凝縮したものなのでしょうか。

 

自分は、これほどまでに深い深い森を見たのは初めてでした。

もののけ姫のモデルといわれる屋久島ですが、

このような世界が今も残されているとは、本当に驚きました。

 

 

 

日本では古くから人が立ち入ってはいけない森(奥山)があったといいますが、

まさにここは深い深い奥山。

里山が人の領域なら、奥山は神の領域。

 

圧倒的な森の木々でした。

「よく来たな!」

そんなことを言っているかのような、スギの巨木が最後に出迎えてくれました。

 

 

しかしながら、かつては日本のあちこちでもこのような奥山は存在していたはず。

このような神々しい木々に会えるのは、今は本当に限られた地域だけになってしまったということでしょう。

 

水の森を抜け、遅めの昼食をとり、先程の余韻を引きずりながら白谷雲水峡のメインルートに戻ります。

 

こちらは七本杉。

樹齢が1000年以上といわれる、白谷雲水峡最大の屋久杉です。

いや~本当に凄い!

 

 

「1か月に35日は雨が降る」

ともいわれる屋久島ですが、今回も幾度となく大雨に打たれました。

しかしながら、雨が多いからこその屋久島独特な自然と景観。

夕方下山するころには、再び光が差し込みました。

 

 

ここは、また絶対に来よう!

そして、このような神聖な世界をいつまでも残していきたい・・・。

そう心に誓った2泊3日の屋久島旅行でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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こんばんは、押田です。

7月5日(火)、東京都板橋区の小学校にて、12才のハローワークの講師をさせていただきました。

12才のハローワーク?

これは何かというと、小学校6年生が、自分の将来の仕事について考えるという授業。


この企画は、様々な職業で活躍する人をゲストティーチャーとして招き、自分の仕事の話をしてもらう。

5月から行われたこの企画も、古民家のオーナー、理学療法士/カウンセラー、薬剤師さん、LED照明の経営者、ライフプランナーなどゲストティーチャーは、様々な分野の職業に及んだ。


私も造園の仕事をする者として、ゲストティーチャー8人目の最後に、恐縮ながらお話しをさせていただきました。



  

八国山緑地、通称トトロの森につて語る、自分です。

しかしながら僕が小学生の前で授業をするなんて、夢にも思いませんでした・・・。


私は話し方の学校というスピーチやコミュニケーションの学校に行っていたのですが、その関係でのご縁で、今回のお話しをいただきました。




小学校6年生に、造園の仕事の楽しさを知ってもらおうと私もいろいろと考えました。

私の所属する、日本造園組合連合に「造園のしごと」という、小学生向けのパンフレットがあったので、まずはそれを使い、授業を進めました。


造園の仕事って、どんなことをやっていると思いますか?

という質問に、


庭をつくる、

木を切る、

公園をきれいにする、

芝生を張る

花を飾る、

石を置いて、通路をつくる、(飛び石のこと)

街路樹を剪定する、



など、子供たちからは様々な意見が出ました。



そして、答え合わせとして、

今まで僕が実際にやってきた造園の仕事の写真を使い、説明をしていきました。




まずは、「植木の手入れ」をしたり、     (入社当時の濱田君)





そして、お店に花を飾ったり、




ミニ門松をつくったり、






大きな木を移植(別の場所に移動)したり、





時には露天風呂をつくったり・・・


など、今までやってきた造園の仕事の写真を改めて見ると、

僕自身も、いろんなことをやってきたんだなぁ~、

造園お仕事って、色々あるんだなぁ~と感慨深くなりました。



私も、この仕事を始めて、20年近くが経とうとしていますが、

今回の授業は、改めて自分の仕事を見直す良い機会にもなりました。



授業の内容も含め、私の造園人生の半生?をご紹介したいと思います。



造園の仕事として、最後に見せた写真は、初めてお客さんの庭をつくった写真。




7~8年ほど前になります。

今とは、随分違います・・・。


私も当時は公園の植栽管理、河川や道路の草刈り、街路樹の剪定など、公共工事の下請け、孫請けの仕事が中心でした。



しかし、その後大きな転機が訪れました。


それが、2011年、3月11日の東日本大震災と



2011年3月16日の娘の誕生です。




この二つの出来事は僕にとって、今までの

価値観を変えるくらいの大きな衝撃でした。 



仕事とは、生活やお金のためなのか・・・。


それまでも体を泣かせ、汗を流し、与えられた仕事をがむしゃらに頑張ってきたつもりでしたが、何かが違う。



その後半年くらいは悶々とした日々が続きました。



そして自分の中で行き着いた答えが、世の中の役に立ちたい、という思いでした。

世のため、人のため、そして地球(自然)のためになる事をしたい・・・。



4年前の秋だったと思います、当時暮らしていた熊谷のアパートで、千葉の高田造園設計事務所さんに1通のメールを出したことが、その後の仕事の大きな変化に繋がりました。



それから僕の仕事は変わりました。




まずは、私の実家、母屋の庭を解体、庭をつくり直すことにしました。




施工後の写真。

初めて作った、「雑木の庭」です。今から3年前のことです。





こちらは、現在住んでいる自宅。





まずは、自宅の庭を改造、「雑木の庭」のモデル庭園の誕生でした。



他にも、



こちらは軽井沢の物件。




こちらは、実は震災前2010年の作品。

今見ると、木が少ないですが・・・。




それが、今は森のよう!

こちらもつくり直しました。





別の角度から、施工前。




現在の写真。

ビフォー、アフターですね。


子供たちからも「お~」という歓声が上がりました。


僕が目指したのは、庭の中に雑木林をつくること。



雑木の庭は、世のため、人のため、地球のためになる



見た目もそうですが、やはり木の下は涼しいです。

家際に木を植えることにより、家が木陰になり、夏は劇的に涼しい。

そしてクーラーの使用も極力抑えられる。


それから、




小川をつくったり、




ため池をつくれば、様々な生き物が戻ってきました。いわゆるビオトープです。




他にも、駐車場を芝生にすることで、街は涼しくなるし、洪水も減る、ということや




荒れたヒノキの森から、




ヒノキの皮を採取し、





垣根として使用、




施工後。

和室から見る庭園に使用したり、(この写真も大きな歓声があがりました!)


世のため、人のため、そして地球のため・・・


震災後の私は、そんな考えの元で仕事をしています。



この日、板橋に来て思うことは、木が少ないこと。

「もっと木を植えて、夏も涼しくし、生き物も呼び戻したい!」

ということで、授業の終わった放課後は、6年1組と2組で、植樹をすることに。




学校の片隅の一角に植えさせてもらうことになりました。






限られたスペースですが、苗木を植えます。






苗木を植えた後は、先ほど刈り取った草を被せ、わらを敷き完成。


記念のプレートの裏には、子供たちは次々に自分の名前を書いていました。






そして、記念撮影、 「オッシーと木を植えたよ!」。




「卒業しても植木の様子を見に来たい!」

そんな嬉しい言葉も聞こえました。


授業は緊張しましたが、本当に楽しいひとときでした。

とても貴重な機会を与えていただきました、藤條先生、ありがとうございました!






授業が終わり、ワークシートをいただきました。



「造園の仕事につきたいと思いました・・・」

子供たちからもらったワークシートは、私にとっても宝物になりました。


造園の仕事って、素晴らしいですね~


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こんばんは、押田です。

群馬県H宅の庭づくりで,熊谷 松本材木店に続き、再び芝生の駐車場を施工しました。



庭の全体の面積は幅が3m、奥行きが15mほど。

この敷地の中に、ウッドデッキ、ウッドフェンスができる。そして手前の砂利の部分が車1台分の駐車スペースとなります。




ウッドデッキ、ウッドフェンスが完成し、まずは、木を植えます。

1本目はジューンベリー。

2階からも手が届きそうな、大きなジューンベリーです。




部屋の中から見て、森のようにしたい・・・。


隣地の目隠しや、木陰のデッキなど、限られたスペースですが、木々を植えていきます。

デッキ前の西日除けはコナラ。高さは5mほどはあるでしょうか。

他にも、アオダモ、アオハダ、モミジ・・・。

下枝が少なく樹高の高い雑木類を続けて植えこみます。




一番狭いところでは、デッキとウッドフェンスの幅は2m足らず。

広いとは言えない空間ですが、下枝の少ない雑木だから、何とか木を植えることが可能です。


一輪車を置くと、その広さが実感できます。




ということで、植栽工事は一段落し、いよいよ芝生の駐車場の施工に取り掛かります。


最初、設計の段階では、ここは化粧砂利の駐車場でしたが、前回の熊谷での芝生の駐車場のブログをみたHさんが、「ここも芝生の駐車場にしてみたい」ということになりました。


普段は、車庫の中に奥様の車と、この砂利のスペースに旦那さんの車が停められています。

2台が出入りするので、前回よりも芝生にとっては過酷な条件かもしれません。


しかしながら、ここが芝生だったら・・・と想像すると、このような狭スペースの庭では、この駐車場はとても大事な空間となります。


ということで、「もしダメだったら、砂利の駐車場に戻しますから・・・」

という条件で、今回、2件目の芝生の駐車場の工事をすることになりました。




施工方法を公開します。


私の考える芝生の駐車場のポイントは3つ


*車の重量に耐えられる強度

*雨が降った時の水はけ

*芝生や樹木の根が張れる、土壌環境


だと思います。


そして、土壌を大幅に入れ替えたりするのではなく、

できるだけ既存の土壌を生かしながら施工することが大事だと考えています。


既存の表土は、RC砕石が10cmほどありました。

とても固いRC砕石の層を打ち破ると、その下は、柔らかい既存の土壌が出てきました。

そして、適度に砕石もある。


今回は、この土壌を生かしていくことにしました。




RC砕石は多少漉き取りましたが、既存の土壌を重機を使いしっかりと耕します。

空気が入ると土は生き返ります。




外周は、透水管を通し、地中の空気と水を動かします。水はけの改善です。

また、自然に水が動くように、地形的にも多少の勾配を取ります。




植物の根っこはたくさんの雨水を吸います。

健全な森が大雨でも土砂崩れを起こさないのは、ふかふかの土壌や根っこの力によるものです。

そのため、駐車場の四隅には、できる限り木を植えます。

樹木の根が駐車場を支え、雨水を吸います。


透水管の上は、有機物である木の枝、炭などを敷き、芝生や樹木の根が伸びやすい状況をつくります。

そして数年後、植物の根がこの水脈(透水管)に絡み、永続的な水はけの良さを実現していきます。





水はけの急所となる、コーナー部分は、縦穴を掘ります。


ここも木の枝、竹、炭などを混ぜ、樹木や芝の根の侵入を促していきます。

縦穴の深さは、柔らかい土が出れば、そこまでで十分です。

ここでは、40~50cmほど、ここから付近の川へと、地下水脈を通じて、流れていきます。




攪拌した土壌だけでは、いずれ固く締まりすぎてしまい、水はけや樹木の根の侵入に支障がでます。

炭、ウッドチップなどを混ぜ、芝や樹木の根が伸びやすい状態にします。




そして、重機で整地をします。



次に、さらに水はけをよくするために砂の層をつくります。

粗砂を3cmくらい敷き、竹炭、ウッドチップを投入、また、強度を出すために瓦チップも混ぜこみます。




ということで、下地の完成です。

前日に雨が降りましたが、水はけは良好でした。




そして、芝張りの作業です。




そして完成です!


駐車場としての強度、

雨が降った時の水はけ、

そして、芝や樹木の根が伸びやすい土壌環境・・・


芝生の駐車場というのは、いろいろと施工方法はあるかと思いますが、

この3つの条件を兼ね備えていないと、おそらく一時的なものになってしまう可能性があります。




完成後、1トン車を駐車してみましたが、問題なし。

子供たちも芝生の駐車場に興味深々、家から出てきました。







限られたスペースの中でいかに快適に暮らせるか。

家の中も大事ですが、家の外、木々の力、植物の力を借りずして、快適な暮らしは実現できません。


こちらも山砂の園路には、樹木の根が伸びやすいように、ウッドチップや炭、木の枝などを混ぜ込んであります。


そして、植栽の仕上げは落ち葉を敷き詰めました。





梅雨が明ければ耐えきれないような猛暑がやってきます。

駐車場が芝生になることで、夏の暑さは多少なりとも緩和してくれるだろうし、

雨水も自宅内で処理をする。


穴を掘って砂利を入れ、そこに雨水を集めても、処理をするには限界があります。

やはり木々や植物の力を借りることによって、その能力は無尽蔵に変わります。

そして、何より植物と共に暮らすことは、心地よく美しい。


優れた機能を持つものは、やはり美しい、

芝生の駐車場の施工方法は今後も研究し、随時公開していきます。


夏の暑さを和らげ、大雨にも強く、そして美しい


もっともっとこの芝生の駐車場を広めていきたいと思います!


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