中央園芸のブログ

(株)中央園芸の庭づくりの様子や、日々の出来事


テーマ:

こんばんは、押田です。

群馬県H宅の庭づくりで,熊谷 松本材木店に続き、再び芝生の駐車場を施工しました。



庭の全体の面積は幅が3m、奥行きが15mほど。

この敷地の中に、ウッドデッキ、ウッドフェンスができる。そして手前の砂利の部分が車1台分の駐車スペースとなります。




ウッドデッキ、ウッドフェンスが完成し、まずは、木を植えます。

1本目はジューンベリー。

2階からも手が届きそうな、大きなジューンベリーです。




部屋の中から見て、森のようにしたい・・・。


隣地の目隠しや、木陰のデッキなど、限られたスペースですが、木々を植えていきます。

デッキ前の西日除けはコナラ。高さは5mほどはあるでしょうか。

他にも、アオダモ、アオハダ、モミジ・・・。

下枝が少なく樹高の高い雑木類を続けて植えこみます。




一番狭いところでは、デッキとウッドフェンスの幅は2m足らず。

広いとは言えない空間ですが、下枝の少ない雑木だから、何とか木を植えることが可能です。


一輪車を置くと、その広さが実感できます。




ということで、植栽工事は一段落し、いよいよ芝生の駐車場の施工に取り掛かります。


最初、設計の段階では、ここは化粧砂利の駐車場でしたが、前回の熊谷での芝生の駐車場のブログをみたHさんが、「ここも芝生の駐車場にしてみたい」ということになりました。


普段は、車庫の中に奥様の車と、この砂利のスペースに旦那さんの車が停められています。

2台が出入りするので、前回よりも芝生にとっては過酷な条件かもしれません。


しかしながら、ここが芝生だったら・・・と想像すると、このような狭スペースの庭では、この駐車場はとても大事な空間となります。


ということで、「もしダメだったら、砂利の駐車場に戻しますから・・・」

という条件で、今回、2件目の芝生の駐車場の工事をすることになりました。




施工方法を公開します。


私の考える芝生の駐車場のポイントは3つ


*車の重量に耐えられる強度

*雨が降った時の水はけ

*芝生や樹木の根が張れる、土壌環境


だと思います。


そして、土壌を大幅に入れ替えたりするのではなく、

できるだけ既存の土壌を生かしながら施工することが大事だと考えています。


既存の表土は、RC砕石が10cmほどありました。

とても固いRC砕石の層を打ち破ると、その下は、柔らかい既存の土壌が出てきました。

そして、適度に砕石もある。


今回は、この土壌を生かしていくことにしました。




RC砕石は多少漉き取りましたが、既存の土壌を重機を使いしっかりと耕します。

空気が入ると土は生き返ります。




外周は、透水管を通し、地中の空気と水を動かします。水はけの改善です。

また、自然に水が動くように、地形的にも多少の勾配を取ります。




植物の根っこはたくさんの雨水を吸います。

健全な森が大雨でも土砂崩れを起こさないのは、ふかふかの土壌や根っこの力によるものです。

そのため、駐車場の四隅には、できる限り木を植えます。

樹木の根が駐車場を支え、雨水を吸います。


透水管の上は、有機物である木の枝、炭などを敷き、芝生や樹木の根が伸びやすい状況をつくります。

そして数年後、植物の根がこの水脈(透水管)に絡み、永続的な水はけの良さを実現していきます。





水はけの急所となる、コーナー部分は、縦穴を掘ります。


ここも木の枝、竹、炭などを混ぜ、樹木や芝の根の侵入を促していきます。

縦穴の深さは、柔らかい土が出れば、そこまでで十分です。

ここでは、40~50cmほど、ここから付近の川へと、地下水脈を通じて、流れていきます。




攪拌した土壌だけでは、いずれ固く締まりすぎてしまい、水はけや樹木の根の侵入に支障がでます。

炭、ウッドチップなどを混ぜ、芝や樹木の根が伸びやすい状態にします。




そして、重機で整地をします。



次に、さらに水はけをよくするために砂の層をつくります。

粗砂を3cmくらい敷き、竹炭、ウッドチップを投入、また、強度を出すために瓦チップも混ぜこみます。




ということで、下地の完成です。

前日に雨が降りましたが、水はけは良好でした。




そして、芝張りの作業です。




そして完成です!


駐車場としての強度、

雨が降った時の水はけ、

そして、芝や樹木の根が伸びやすい土壌環境・・・


芝生の駐車場というのは、いろいろと施工方法はあるかと思いますが、

この3つの条件を兼ね備えていないと、おそらく一時的なものになってしまう可能性があります。




完成後、1トン車を駐車してみましたが、問題なし。

子供たちも芝生の駐車場に興味深々、家から出てきました。







限られたスペースの中でいかに快適に暮らせるか。

家の中も大事ですが、家の外、木々の力、植物の力を借りずして、快適な暮らしは実現できません。


こちらも山砂の園路には、樹木の根が伸びやすいように、ウッドチップや炭、木の枝などを混ぜ込んであります。


そして、植栽の仕上げは落ち葉を敷き詰めました。





梅雨が明ければ耐えきれないような猛暑がやってきます。

駐車場が芝生になることで、夏の暑さは多少なりとも緩和してくれるだろうし、

雨水も自宅内で処理をする。


穴を掘って砂利を入れ、そこに雨水を集めても、処理をするには限界があります。

やはり木々や植物の力を借りることによって、その能力は無尽蔵に変わります。

そして、何より植物と共に暮らすことは、心地よく美しい。


優れた機能を持つものは、やはり美しい、

芝生の駐車場の施工方法は今後も研究し、随時公開していきます。


夏の暑さを和らげ、大雨にも強く、そして美しい


もっともっとこの芝生の駐車場を広めていきたいと思います!


AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

こんにちは、押田です。熊谷松本材木店の造園工事が昨日、ようやく完成しました。

前回のブログの続きになりますが、5月14日、15日はリニューアルオープンイベントが行われました。



当日は一般のお客さんから、業者さんまでたくさんの人が訪れました。




新事務所前のウッドデッキも、緑に囲まれとても心地よい雰囲気になりました。




当日は、熊谷出身の野菜ソムリエ、牧野悦子さんが来られ、キッチンにて調理実演なども行われました。牧野さんとは、初対面でしたが、

「キッチンと庭とをもっと繋げたい!」みたいなお話もすることができました。


野菜があまり得意ではないという、外構造園設計の正木覚氏も、

「全部食べちゃった!」

というように、本当においしかったです。




正木氏も、庭の施工の各所を確認したり、竣工図の作成にとりかかったり、




綿あめの作成にとりかかったり・・・


とても楽しい時間を過ごすことができました。


ようやく造園工事は完成しましたので、いくつか写真を紹介します。





北側の庭、施工前の写真。




土壌改善をし、客土を入れ、




雨の中、植栽をして、




完成です!




同じく、北側の庭、別角度から。





この土地から出てきた玉石も、庭の中で使うことができました。






それから、前庭デッキ前の園路。


横溝を掘り、水脈整備。




竹炭、竹、枯れ枝、枝葉等を入れ、





狭い植栽地でも、健全に樹木が生育できるよう、空気と水の流れを良好にする処置をしました。


さらに、ここは園路になっています。


園路の両側の樹木の根は、建築物やアスファルト舗装に挟まれ、根の行き場所が限られます。

ここは、園路の下にしっかりと根を張ってもらいたいところですが、園路は歩くところ。

ここに外構的なしっかりした園路をつくっては、根(樹木)の成長に影響します。





ここは、ゆる~い園路に。

山砂を敷き、踏圧を防ぐ、緩衝材(クッション材)として、枯れ枝、炭、軽石などを山砂に混ぜ込みました。

これで、人が歩いても土や園路が踏み固められることはなく、そして、空気と水が園路の下にも浸透しやすいようになります。




樹木にも、人にも優しいゆる~い園路の完成です。

歩くと少しふわふわした感触があります。

園路の形状も両脇の水脈に水が落ちやすい、かまぼこ型に。




園路の反対側からの写真。

とても、熊谷市内にいるとは思えない、穏やかな傾斜のある山の小道になりました。





さて、今回の現場は、「芝生の駐車場」というのを施工しました。

これは施工前の写真。

RC砕石や、玉石、コンクリートガラなどがゴロゴロしている、既存の土壌の状態。


駐車場といえば、アスファルト舗装をするのが一般的ですが、

アスファルトは熱を蓄熱してしまう性質のため、夏は60度近い表面温度になります。

そして、蓄熱された温度が夜になっても下がりにくい。

だから、夏、暑い、夜も暑い。

地球の温暖化の原因のひとつともいわれています。


これが、芝生の駐車場になったら・・・

グリーンの涼しげな景色だけでなく、街も涼しくなる・・・。

そんな思いから、設計の段階で4台分の駐車場を芝生にする計画でした。






施工方法を公開します。

駐車場の外周には水脈整備をします。

いくつか、縦穴(点穴)を掘り、




透水管を埋設します。


これで、水はけが良く、そして芝生も健全に生育できる環境を整えます。


そして、今回の芝生の駐車場の重要なポイントは、




炭と、




古瓦です。





外周の水脈整備が一段落したら、下地作りに入ります。


既存のRC砕石の上に、竹炭や木炭、古瓦の砕いたものを混ぜていきます。




RC砕石、炭、瓦チップを下地が厚さ5cmほどに調整し、最後にセメントをまきます。




そして、散水して、セメントが固まれば下地の完成です。






これは、弊社圃場で行った下地の実験。

この下地に水をまくと、さぁ~と水を吸い込んでいきました。



RC砕石や瓦、炭によって、適度なすき間(空隙)が生まれています。



同じようなもので、よく高速道路などでは、透水性舗装というのがあります。

施工後数年はとても水をよく吸い込むのですが、次第に細かい泥や砂がたまり、いずれは詰ってしまいます。


その詰りを防ぎ、大地の呼吸をしてくれるのが、有機物である炭であり、原料が土からできている瓦ということになります。


そして、セメントを使い、車が乗っても大丈夫なくらいの強度を出す。

例えていうなら、東京下町のおみやげにある、「雷おこし」のような構造になっています。




下地が完成したら、今度はその上にもう一層、芝生が根を張れる下地をつくります。


今度は粗砂、軽石、そしてやっぱり炭を混ぜます。下地も5cmほどに設定しました。





そして、車のタイヤが乗る部分は瓦を敷いて、部分的に強度を高めておきます。




そして、ようやく芝張りです。




芝張りの後は、しっかりと竹串を刺し、目土として粗砂、川砂、炭を使用しました。




そして、完成です。

水脈整備をすることと、炭、古瓦など、自然素材を使って施工していることから、

「自然土木による、芝生の駐車場」と命名しました!






軽トラックも乗ってみましたが、問題はありませんでした。

この施工方法はまだまだ実験段階です。

車の重さによっては、強度を高める必要もあると思いますし、しっかりと芝生の根が生育し、他の施工方法と違いが出るのは、数年後かもしれません。


しかしながら、やってみないと始まりません。

今までは、どうせダメになってしまいがちな芝生の駐車場を、生き生きとした駐車場にできればと思います。



そして、昨日、この現場、最後の作業。




弊社圃場にあった、三波石を芝生の庭付近にもいくつか据え付け、作業は終了。

すべての工事が終わりました。




エントランスから、芝生の庭。


コナラ、赤芽ソロの木立群に大きなアオハダ。


手前にある玉石は同じく、この土地から出たもの。

こちらも住所である、熊谷市「石原」の景色を表現。


玉石と植栽地との土留めは、竹の枝を編み込んだ、「しがらみ」。





竹炭や竹筒、竹の枝葉など、今回も竹をたくさん使いました。




こちらは、とある竹林。

実は、松本材木店さん所有の竹林がありました。




今回の竹の材料は、ここから竹を切り出したり、積んである竹やチップを一部使用しています。


枯れた竹は、竹炭に・・・

青竹は、竹筒や水脈の材料に・・・

竹の枝葉は、編み込んで土留めに・・・

そして、竹チップ(竹を砕いたもの)は、植栽表土に敷き詰め、土壌の乾燥を防いだり・・・




これからの庭づくりは、自然素材を使いこなすことが重要だと感じます。

特に、里山に溢れるを使うことで、放置竹林も、宝の山に変わります!




竹や瓦、現場から出てきた石・・・

そんな自然素材を使い、庭をつくることで、



樹木が健康になる、

人も健康になる、

そして、里山整備もでき、廃棄物も減る!





熊谷 松本材木店

正木覚氏の設計による、建物と庭とが一体となった、心地よい庭が完成しました。

今後このスペースを利用して、様々なイベントが開かれる模様です。



7月3日(日)は、チームネットの甲斐徹郎氏を招いて、「夏の暮らし方セミナー」を開催するとのこと。

詳しくは0120-70-2289 株式会社 松本材木店まで。






是非一度、お出かけください!
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

こんにちは、押田です。

埼玉県熊谷市にある工務店、熊谷【緑風の家】でおなじみの松本材木店がリューアルオープンいたします。創業は1925年、今年で90周年だということです。


今回、営業所をリニューアルするということで、中央園芸は造園工事の施工をさせていただきました。

そして今週末の5月14日(土)、15日(日)にオープンイベントを開催します。


この現場は、4月1日から施工を開始して、1か月以上にも及ぶ、

我々にとって大きな庭工事となりました。

私も、この2日間は、来場者に向けて、庭の説明などをする予定です。



3月25日、庭工事、施工前。

右の建物が、今までの営業所で、左の平屋の営業所に建て替えています。


今までの営業所は解体し、新営業所の周りの庭の工事です。





今回、この新営業所の外構造園工事の設計をされたのが、エービーデザインの正木覚氏です。


正木氏は、世田谷の【欅ハウス】や、この松本材木店の【熊谷 緑風の家】など、

木々の力を十分に発揮させることにより、快適な住まい、快適な庭を提供するという、微気候デザインの造園設計を数多くされてきた実績があります。

微気候デザインとは、木々を植えることによって得られる、住宅周辺のわずかな変化をいいます。

私も千葉の高田造園設計事務所さんの木々の植え方、木々の扱い方に共感し、雑木の庭をつくりはじめましたが、まさしくこれは雑木類を植えることによって、微気候の変化を起こしていることになります。


写真は、私の会社の圃場で三波石を物色する正木氏ですが、

「どこにでもある材料を使いたい、その辺に転がっている石でいい・・」


そんな、「あるものを使う」という、正木氏の考え方にとても共感しました。





さて、4月1日、工事開始です。

新営業所の北側の庭。

まずは、いつものように、この土地がどんな土壌か、穴を掘ってみることにしました。






元々は、田んぼだった、という言葉通り、RC砕石の下は、田んぼの土である荒木田層が出てきました。

その後、赤土(関東ローム層?)が出て、最後には、砂利の層に到達しました。




地層断面図です。

地上から、RC砕石が20cm、田んぼの土(荒木田)が40cm、赤土が40cm、

そして地上から1m下からは、砂利の層が続くようです。


おそらくここが、この土地の地下水脈(荒川)と繋がる層だと思われます。




そして、ここの地名は熊谷市石原(いしはら)。

この砂利の層を掘れば掘るほど、大量の玉石がごろごろと出てきました。


地名というのは面白いものです。

沼がつく地名は、元々沼地で水はけが悪かったり、うちの家の地名は用土(ようど)、

石はほとんどなく、とても良い土がでます。



そんなこんなで、既存の土壌を改良しながら、客土をして、正木氏が現場に訪れる日まで、地形づくり、土壌づくりをしました。




4月7日、正木氏が現場を訪れました。

この日は、あいにくの雨でしたが、工事を行いました。


圃場に転がっていた三波石をテンポ良く配置しながら、正木氏が圃場から選定した樹木が植えられていきます。




雨の一日でしたが、北側の庭、大まかな植栽は完了しました。

悪天候でしたが、なんとか形になりました。


正木氏も毎日熊谷の現場にも来れません。


大量の玉石をどうするか?

どこで使うのか?


僕も悩んでいましたが、

「石を並べて、何か、石の原っぱみたいのにしようか~」

という正木氏の言葉に僕もピンときました。

やはりここは熊谷市石原、造園用語でいう、「州浜(すはま)」みたいのをつくることにしました。


大量の石と格闘しながら、石を並べていきました。





ということで、玉石を並べてみました。

土が盛ってあるところは、土留めとして、小端積み風に。


土の中から出てきた材料ですが、庭の中で使うことができました。



さて、メインとなる前庭です。

元の事務所もいよいよ解体に入りました。




そして、新事務所は、我々の造園工事を残してほぼ完成。

いよいよメインとなる前庭の工事に入ります。






すぐに植栽を開始したいところですが、植栽枡はRC砕石がたくさん!




少しの量なら混ぜてしまうところですが、重機の入らない植栽枡は、手作業での漉き取りになりました。





デッキの前の部分は重機が使用できましたが、こちらもかなりの量のRC砕石を漉き取りました。




漉き取った部分は、客土し、既存の土壌と混ぜます。




数日かけて、土づくりを行いました。


そして、植栽できる状態にして、正木氏の登場です。





前庭1本目。

「こんなイメージで!」


正木氏がエントランスの植栽イメージを我々に伝えます。




我々も、正木氏が選定したものだけでなく、できる限りの樹木を持ち込みました。

同じ樹種でも、大きさや気勢の異なるもの、

「アオダモだったら、こんなのもあります~」

みたいなやり取りをしながら、正木氏の植栽イメージに合わせていきます。






エントランスの横は、ヤマボウシが植えられました。

向きを変えたり、回してみたり・・・

新営業所を印象づける、とても大切な場所の木です。




デッキの横は、大きなヤマザクラが植えられました。




アオハダ、イロハモミジ、アオダモ・・・

前庭に次々に木々が植えられていきます。




ブルーのタオルが私です。

正木氏の植栽イメージを真剣に聞いているところです。


正木氏の奥は、松本材木店の松本社長です。

設計に正木氏を指名するように、以前から建物と外構造園、そして植栽のことにとても気を配っている社長です。

「快適な住環境を提案したい、」

おそらく、この現場のみんなが、そんな信念を持ち、仕事をしているように思います。






5月2日、今度はエントランス右側の植栽です。

1本目は大きなアオハダ。





オープンが5月14日、あまり時間がありません。

急ピッチで作業は進みます。







ということで、これは5月12日、前日の作業の様子。

前庭も大きな「石原」ができました!

もちろんこちらもすべて土の中からでてきたもの。



いよいよ工事も大詰めですが、現在もまだ工事は続いております。





そして、今回の工事の一つの目玉が、「芝生の駐車場」です。

元々、正木氏の設計にありましたが、施工方法は今回私もいろいろと研究しました。


そして、行きついたのが、大地の再生講座の矢野智徳さんの水脈気脈理論に基づく施工方法です。

この方法は、芝生の下に客土をしません。

芝生を健全に生育させながら、いかに駐車場としての強度を出すか。


実験的な施工になりますが、しっかりと外周に水脈をとり、下地を作り、芝を張ります。




完成まであと2日、工事もぎりぎりの前日までとなりそうですが、天気が良さそうなのできれいに仕上がるでしょう!



14,15日のリニューアルイベントの日には、この施工方法もすべて公開いたします。

よろしければ、見学にいらしてください。ご説明させていただきます。

15日は正木氏もいらっしゃいます!






完成写真は、後日また投稿したいと思います。

また、現場のほうをお待たせしているお客様、申し訳ありません。

ようやく長い工事が終わります、来週から随時再開いたします・・・。

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

こんばんは、押田です。今回のブログはご案内です。

4月29日(祝)、30日(土)に、埼玉県深谷市、深谷城址公園において、

第13回ふかや花フェスタ&オープンガーデンフェスタが開催されます!

昨年の来場者が2日間で7万人!というビッグイベントです。





今回も中央園芸は、日本造園組合連合会 埼玉県支部青年部として、参加いたします。

今年も埼玉県支部青年部は、昨年に引き続き、軽トラガーデン、フロントガーデン、ステージイベント、ブース内のイベント参加と、盛りだくさんの内容です。


昨年も、ブログ等でこのイベントの報告をいたしましたが、今年は事前に宣伝をします!

というより、私も2日間参加していますので、庭や樹木のことでわからないこと、相談したいことなどありましたら、時間の許す限り対応いたします。もちろん、うちで作った庭でなくとも構いません。


ちなみに今回、中央園芸としては、「フロントガーデン」に出展いたします。

3.4m×3.2mという区画内に、提案型のフロントガーデンを展示いたします。


内容は現在思案中ですが、今回はうちの番頭役、ハマちゃんこと濱田主任を中心に作庭する予定です。




会社圃場にて、思案中の濱田主任。





それから、昨年好評だった「軽トラガーデン」。

今年は来場者投票を行い、チャンピオンを決定するとのこと。

埼玉県支部青年部から6社、群馬県の青年部から2社がエントリーしています。

今年は、ステージ横の芝生の広場内に、全8台を集結させます。

また、各社チャンピオンを目指し、渾身の作品が並ぶことが予想されますので、お見逃しなく。


ちなみに、昨年の作品をいくつか紹介します。




これが一般的な、「軽トラガーデン」。

軽トラックの荷台に庭をつくります。


しかしながら、昨年は何もルールを作らなかったせいか、自由な発想の作品が並びました。




例えば、荷台に箱をつくり、



中を覗くタイプの作品(金子園芸さん)や、





他にも、

軽トラガーデン?のわりには、軽トラはどこへ?見当たらない?



という、




ちょっと載せすぎ、やりすぎ?の軽トラや、





これも、すごい、とてもワイルド!




と思いきや、軽トラ2台を使ったもの~



そして、我が中央園芸も、




軽トラ2台を使い、「雑木の庭をつくろう!」という作品を披露しました。


昨年はかなり破天荒、自由すぎる?埼玉県支部青年部の軽トラガーデンでしたが、

今年はコンテスト、来場者投票もあるということで、


「軽トラが何とか走れる程度!」というルールを設定しました。

どのような作品になるか、誰も予想できません。

自分自身、とても楽しみです。



それから29日は、13時40分からは、ミニステージにおいて、

「室内に置ける 四ツ目垣(竹垣)づくり」を行います。

実際に、ステージで青年部員が施工いたしますので、こちらもお見逃しなく!



さらに、造園連合埼玉県支部のブース内では、昨年に引き続き

「シュロバッタ教室」も行います。




シュロの葉を使い、バッタをつくるシュロバッタ!

小さなお子さんでも手取り足取り、青年部員がレクチャーいたしますので、こちらも是非!


以上、29日、30日は深谷花フェスタへ!



いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

テーマ:

こんばんは、押田です。

今年の1月に、「街路樹サミットIN立川」というイベントが行われました。

市民、行政、造園業者が一同に集まり、街路樹について話し合うというイベントでした。


全国を巻き込んでの街路樹イベントなんて、おそらく日本初のこと。

とても記念すべき日だったと思います。

もちろん私も参加しましたが、光栄にも私がこの時の様子のレポートを書かせていただきました。

【庭NIWA 誌】に掲載されましたので、報告致します。




年間4回出版される、庭NIWA誌、2016年夏号の最後の方の2ページです。




きれいな庭の写真も多く、読み応えのある造園専門雑誌です。

よろしければお買い求めください!全国の書店にて、2400円(税抜き)です。




この記事を見てもわかるのですが、

現在の日本の街路樹(特に地方)は、残念ながらあまり良い状態ではありません。



これは、イチョウの街路樹。通称「ブツ切り」と呼ばれる剪定をされた姿です。

一般的によく見られるイチョウの街路樹の光景ですが、これはイチョウにとって普通の姿ではありません。






イチョウは放任すると、このような卵型?のような姿になります。

枝が伸び伸びとして、紅葉(黄葉)もきれいになります。

しかし、現状は、





こんなイチョウとか、





こんなイチョウの街路樹ばかりだと思います。


いやいや、広い公園の木と街路樹は違う!とか、街路樹だから仕方がない・・・。

という意見もあるかと思います。


確かに、落ち葉は秋には大量に落ちるし、枝がたくさんあっては、車の通行にも支障が出る。


ところが、日本には美しい街路樹の見られる地域はたくさんあるんです。

私の知る限り、都内に多いのですが、いくつかを紹介します。




こちらは有名な「神宮外苑のイチョウ並木」。

三角形にきれいに整えられたイチョウは、高さは30mほど。

車道を挟んで4列のイチョウ並木の姿は圧巻です!

おそらく日本一有名なイチョウの街路樹ではないでしょうか。




こちらは横浜「日本大通りのイチョウ並木」。

こっちは、大きく枝を伸ばした、自然樹形のイチョウ並木です。

横浜スタジアムから海に向かって続く、美しい街路樹です。


この二つを例に出すと、

いやいや、道路が広すぎる、歩道も広い、こんな街路樹、現実的じゃない!



という意見もあるかと思います。

確かに車道も広々し、歩道もまた広い。

わが町の狭い道路では、街路樹はこんなに伸び伸びと枝を伸ばせません!

と思われるかもしれません。



ところが、住宅の密集する狭~い道路でも、美しい街路樹を維持している街は存在しています。

都内でも屈指の高級住宅街、田園調布です!




片側1車線の狭い道路ですが、美しいイチョウのトンネル!




もちろん、バスも通ります。

いや~気持ちがいい。

奥に見えるのは、田園調布駅。

駅から放射状に伸びる道路数本が、このようなイチョウのトンネルになっています。


もちろん、高級住宅街、歩道の横は隙間なく住宅が建ち並んでいます。

じゃあ、建物側はどうなっているのか?



なるほど、建物側はしっかりと剪定されています。

美しい街路樹の姿を維持しつつ、落ち葉の対策も考えてある。

道路や歩道は広くなくても、こんなやり方もあるんです。





それでは、なぜ日本の街路樹は醜い姿のものが多いのか?


街路樹サミットにおいてもいろいろと意見がでました。


そもそも、街路樹の苦情が市民から寄せられることにより、行政は動きます。

落ち葉が邪魔だ、お店の看板がよく見えない、木が倒れたらどうする、危ない、ムクドリが来て困る・・・

そんな苦情が市役所に寄せられます。


その結果、


苦情が市民から来る⇒

枝を短く切り詰めるように行政が業者に指示⇒

発注された仕事を指示通り、造園業者が剪定する⇒





そして、このような姿になってしまう、というのが今の現状です。



しかしながら、このような苦情は住民の1割程度といわれています。

ほとんどの方は、この姿を見て、あまり良い気持ちにはならないように思います。


行政も市民の声に必死に応えようとしている・・・

造園業者も行政の言われたと通り、忠実に仕事を行う・・・


それぞれが普通に仕事をしていく中で、この問題を解決するには

街路樹サミットの中では、

「街路樹の役割、恩恵を説明できる人がいないのではないか?」

という結論に至りました。



苦情を全て聞いていれば、おそらく街路樹はなくなってしまいます。

結局犠牲となるのは、街路樹ということになります。



せっかくですので、ここで、街路樹の役割について説明したいと思います!

大きく3つにまとめました。




まず一つ目は街を涼しくする!





見るからに涼しそうな、イチョウの街路樹です。

これから夏に向けて、木陰の欲しい季節に向かいます。

やはり真夏の木陰はありがたいものです。


同じ影でも、建物やアーケードの影と木陰とでは涼しさが違います。

樹木の葉は、蒸散作用によった、たくさんの酸素や水蒸気を出しています。

だから、木の下は涼しいんです!




埼玉県熊谷市役所前のケヤキ並木。

日本一暑いと言われる熊谷ですが、このケヤキの下はとても涼しいです。

私の計測する限り、炎天下のアスファルトの上と木陰の下とでは、3~4度の違いが計測されました。


歩道側のイチョウをもっと大きくしてあげれば、歩道も涼しくなるのですが・・・。ちょっと残念ですね。

最近は地球温暖化の影響か、年々暑くなるばかり。

街を涼しくしてくれる街路樹の存在は、欠かせないものです!





2つ目は、美しい街並みをつくる!




美しい街路樹の街は、多くの人が集まります。

ここは、表参道のケヤキ並木。

たくさんのお店が集まるこの街も、このケヤキ並木があってこそ。


先ほどの田園調布も美しいイチョウの街路樹があり、街としての品位を高めていることと思います。



こちらは、表参道と交差する、明治通り。

実は街路樹は、交通事故を防ぐ効果もあるんです。


街路樹のない街並みは、街の煩雑な景色が目立ち、ドライバーの注意力が散漫になりがち。

車の安全な運転にも支障が出てしまいます。




連続した大きな街路樹は、

街の煩雑な景色を緑で統一し、運転をしやすくします。


さらに、街路樹は建物に反響する街の騒音を吸収したり、


特に葉に水分の多いイチョウは、火災の延焼防止にも役立ってきました!









そして、3つ目の街路樹の役割とは、森の連続である!


これも街路樹サミットでの意見、街路樹は森の連続、という視点は新しい考え方かもしれません。





こちらは、東京都府中の大國魂神社前の「馬場大門ケヤキ並木」。

幹周りの太いケヤキが、多くの参拝者を出迎えてきました。





大國魂神社から府中の駅方向に伸びる、ケヤキの街路樹。

府中の繁華街にありながら、ケヤキの巨木が連なる姿は、まさに街中の森!


近隣の森と街中の森とが繋がり、鳥や昆虫など生き物が活動できる、貴重な場所となります。


そして、大きく枝を広げるケヤキは、枝や葉からたくさんの雨水を集め、自らの根元に水を誘導します

雨水を吸収できず、排水するだけの街中と違い、街路樹は雑木林や森のようにたくさんの雨水を吸収し、街を洪水から守ってくれています



また、街のホコリ、排気ガス、二酸化炭素をも吸収、大気を浄化してくれています。

もっともっと広い植樹帯のある大きな街路樹が増えれば、現在多くの人を悩ませている花粉症だって当然軽くなるはずです。


街路樹サミットでも意見が出ましたが、街路樹が同じ樹種、同じ高さである必要はありません。

本来の森のように、高木、中木、低木と様々な樹木が植えられれば、さらに豊かな生態系を作ってくれることと思います。





森にある樹木と違い、街路樹は人が植えたもの。

元々は、様々な街路樹の恩恵を求めて植えられたはずです。

せっかく植えられたものですから、それを生かさない手はありません。


今回の街路樹サミットによって、人と街路樹とが共存できる大きな一歩が踏み出されました。

庭誌のレポートにも書きましたが、全国各地での様々な良い事例を実践していけば、必ず日本の街路樹は良い方向に変わっていける。そう確信したサミットでした。


これから暑くなる季節。

皆さんも、街路樹の役割を改めて考えてみてはいかがでしょうか・・・。
























いいね!した人  |  コメント(2)  |  リブログ(0)

AD

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。