中央園芸のブログ

(株)中央園芸の庭づくりの様子や、日々の出来事


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こんにちは、押田です。

埼玉県熊谷市にある工務店、熊谷【緑風の家】でおなじみの松本材木店がリューアルオープンいたします。創業は1925年、今年で90周年だということです。


今回、営業所をリニューアルするということで、中央園芸は造園工事の施工をさせていただきました。

そして今週末の5月14日(土)、15日(日)にオープンイベントを開催します。


この現場は、4月1日から施工を開始して、1か月以上にも及ぶ、

我々にとって大きな庭工事となりました。

私も、この2日間は、来場者に向けて、庭の説明などをする予定です。



3月25日、庭工事、施工前。

右の建物が、今までの営業所で、左の平屋の営業所に建て替えています。


今までの営業所は解体し、新営業所の周りの庭の工事です。





今回、この新営業所の外構造園工事の設計をされたのが、エービーデザインの正木覚氏です。


正木氏は、世田谷の【欅ハウス】や、この松本材木店の【熊谷 緑風の家】など、

木々の力を十分に発揮させることにより、快適な住まい、快適な庭を提供するという、微気候デザインの造園設計を数多くされてきた実績があります。

微気候デザインとは、木々を植えることによって得られる、住宅周辺のわずかな変化をいいます。

私も千葉の高田造園設計事務所さんの木々の植え方、木々の扱い方に共感し、雑木の庭をつくりはじめましたが、まさしくこれは雑木類を植えることによって、微気候の変化を起こしていることになります。


写真は、私の会社の圃場で三波石を物色する正木氏ですが、

「どこにでもある材料を使いたい、その辺に転がっている石でいい・・」


そんな、「あるものを使う」という、正木氏の考え方にとても共感しました。





さて、4月1日、工事開始です。

新営業所の北側の庭。

まずは、いつものように、この土地がどんな土壌か、穴を掘ってみることにしました。






元々は、田んぼだった、という言葉通り、RC砕石の下は、田んぼの土である荒木田層が出てきました。

その後、赤土(関東ローム層?)が出て、最後には、砂利の層に到達しました。




地層断面図です。

地上から、RC砕石が20cm、田んぼの土(荒木田)が40cm、赤土が40cm、

そして地上から1m下からは、砂利の層が続くようです。


おそらくここが、この土地の地下水脈(荒川)と繋がる層だと思われます。




そして、ここの地名は熊谷市石原(いしはら)。

この砂利の層を掘れば掘るほど、大量の玉石がごろごろと出てきました。


地名というのは面白いものです。

沼がつく地名は、元々沼地で水はけが悪かったり、うちの家の地名は用土(ようど)、

石はほとんどなく、とても良い土がでます。



そんなこんなで、既存の土壌を改良しながら、客土をして、正木氏が現場に訪れる日まで、地形づくり、土壌づくりをしました。




4月7日、正木氏が現場を訪れました。

この日は、あいにくの雨でしたが、工事を行いました。


圃場に転がっていた三波石をテンポ良く配置しながら、正木氏が圃場から選定した樹木が植えられていきます。




雨の一日でしたが、北側の庭、大まかな植栽は完了しました。

悪天候でしたが、なんとか形になりました。


正木氏も毎日熊谷の現場にも来れません。


大量の玉石をどうするか?

どこで使うのか?


僕も悩んでいましたが、

「石を並べて、何か、石の原っぱみたいのにしようか~」

という正木氏の言葉に僕もピンときました。

やはりここは熊谷市石原、造園用語でいう、「州浜(すはま)」みたいのをつくることにしました。


大量の石と格闘しながら、石を並べていきました。





ということで、玉石を並べてみました。

土が盛ってあるところは、土留めとして、小端積み風に。


土の中から出てきた材料ですが、庭の中で使うことができました。



さて、メインとなる前庭です。

元の事務所もいよいよ解体に入りました。




そして、新事務所は、我々の造園工事を残してほぼ完成。

いよいよメインとなる前庭の工事に入ります。






すぐに植栽を開始したいところですが、植栽枡はRC砕石がたくさん!




少しの量なら混ぜてしまうところですが、重機の入らない植栽枡は、手作業での漉き取りになりました。





デッキの前の部分は重機が使用できましたが、こちらもかなりの量のRC砕石を漉き取りました。




漉き取った部分は、客土し、既存の土壌と混ぜます。




数日かけて、土づくりを行いました。


そして、植栽できる状態にして、正木氏の登場です。





前庭1本目。

「こんなイメージで!」


正木氏がエントランスの植栽イメージを我々に伝えます。




我々も、正木氏が選定したものだけでなく、できる限りの樹木を持ち込みました。

同じ樹種でも、大きさや気勢の異なるもの、

「アオダモだったら、こんなのもあります~」

みたいなやり取りをしながら、正木氏の植栽イメージに合わせていきます。






エントランスの横は、ヤマボウシが植えられました。

向きを変えたり、回してみたり・・・

新営業所を印象づける、とても大切な場所の木です。




デッキの横は、大きなヤマザクラが植えられました。




アオハダ、イロハモミジ、アオダモ・・・

前庭に次々に木々が植えられていきます。




ブルーのタオルが私です。

正木氏の植栽イメージを真剣に聞いているところです。


正木氏の奥は、松本材木店の松本社長です。

設計に正木氏を指名するように、以前から建物と外構造園、そして植栽のことにとても気を配っている社長です。

「快適な住環境を提案したい、」

おそらく、この現場のみんなが、そんな信念を持ち、仕事をしているように思います。






5月2日、今度はエントランス右側の植栽です。

1本目は大きなアオハダ。





オープンが5月14日、あまり時間がありません。

急ピッチで作業は進みます。







ということで、これは5月12日、前日の作業の様子。

前庭も大きな「石原」ができました!

もちろんこちらもすべて土の中からでてきたもの。



いよいよ工事も大詰めですが、現在もまだ工事は続いております。





そして、今回の工事の一つの目玉が、「芝生の駐車場」です。

元々、正木氏の設計にありましたが、施工方法は今回私もいろいろと研究しました。


そして、行きついたのが、大地の再生講座の矢野智徳さんの水脈気脈理論に基づく施工方法です。

この方法は、芝生の下に客土をしません。

芝生を健全に生育させながら、いかに駐車場としての強度を出すか。


実験的な施工になりますが、しっかりと外周に水脈をとり、下地を作り、芝を張ります。




完成まであと2日、工事もぎりぎりの前日までとなりそうですが、天気が良さそうなのできれいに仕上がるでしょう!



14,15日のリニューアルイベントの日には、この施工方法もすべて公開いたします。

よろしければ、見学にいらしてください。ご説明させていただきます。

15日は正木氏もいらっしゃいます!






完成写真は、後日また投稿したいと思います。

また、現場のほうをお待たせしているお客様、申し訳ありません。

ようやく長い工事が終わります、来週から随時再開いたします・・・。

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こんばんは、押田です。今回のブログはご案内です。

4月29日(祝)、30日(土)に、埼玉県深谷市、深谷城址公園において、

第13回ふかや花フェスタ&オープンガーデンフェスタが開催されます!

昨年の来場者が2日間で7万人!というビッグイベントです。





今回も中央園芸は、日本造園組合連合会 埼玉県支部青年部として、参加いたします。

今年も埼玉県支部青年部は、昨年に引き続き、軽トラガーデン、フロントガーデン、ステージイベント、ブース内のイベント参加と、盛りだくさんの内容です。


昨年も、ブログ等でこのイベントの報告をいたしましたが、今年は事前に宣伝をします!

というより、私も2日間参加していますので、庭や樹木のことでわからないこと、相談したいことなどありましたら、時間の許す限り対応いたします。もちろん、うちで作った庭でなくとも構いません。


ちなみに今回、中央園芸としては、「フロントガーデン」に出展いたします。

3.4m×3.2mという区画内に、提案型のフロントガーデンを展示いたします。


内容は現在思案中ですが、今回はうちの番頭役、ハマちゃんこと濱田主任を中心に作庭する予定です。




会社圃場にて、思案中の濱田主任。





それから、昨年好評だった「軽トラガーデン」。

今年は来場者投票を行い、チャンピオンを決定するとのこと。

埼玉県支部青年部から6社、群馬県の青年部から2社がエントリーしています。

今年は、ステージ横の芝生の広場内に、全8台を集結させます。

また、各社チャンピオンを目指し、渾身の作品が並ぶことが予想されますので、お見逃しなく。


ちなみに、昨年の作品をいくつか紹介します。




これが一般的な、「軽トラガーデン」。

軽トラックの荷台に庭をつくります。


しかしながら、昨年は何もルールを作らなかったせいか、自由な発想の作品が並びました。




例えば、荷台に箱をつくり、



中を覗くタイプの作品(金子園芸さん)や、





他にも、

軽トラガーデン?のわりには、軽トラはどこへ?見当たらない?



という、




ちょっと載せすぎ、やりすぎ?の軽トラや、





これも、すごい、とてもワイルド!




と思いきや、軽トラ2台を使ったもの~



そして、我が中央園芸も、




軽トラ2台を使い、「雑木の庭をつくろう!」という作品を披露しました。


昨年はかなり破天荒、自由すぎる?埼玉県支部青年部の軽トラガーデンでしたが、

今年はコンテスト、来場者投票もあるということで、


「軽トラが何とか走れる程度!」というルールを設定しました。

どのような作品になるか、誰も予想できません。

自分自身、とても楽しみです。



それから29日は、13時40分からは、ミニステージにおいて、

「室内に置ける 四ツ目垣(竹垣)づくり」を行います。

実際に、ステージで青年部員が施工いたしますので、こちらもお見逃しなく!



さらに、造園連合埼玉県支部のブース内では、昨年に引き続き

「シュロバッタ教室」も行います。




シュロの葉を使い、バッタをつくるシュロバッタ!

小さなお子さんでも手取り足取り、青年部員がレクチャーいたしますので、こちらも是非!


以上、29日、30日は深谷花フェスタへ!



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こんばんは、押田です。

今年の1月に、「街路樹サミットIN立川」というイベントが行われました。

市民、行政、造園業者が一同に集まり、街路樹について話し合うというイベントでした。


全国を巻き込んでの街路樹イベントなんて、おそらく日本初のこと。

とても記念すべき日だったと思います。

もちろん私も参加しましたが、光栄にも私がこの時の様子のレポートを書かせていただきました。

【庭NIWA 誌】に掲載されましたので、報告致します。




年間4回出版される、庭NIWA誌、2016年夏号の最後の方の2ページです。




きれいな庭の写真も多く、読み応えのある造園専門雑誌です。

よろしければお買い求めください!全国の書店にて、2400円(税抜き)です。




この記事を見てもわかるのですが、

現在の日本の街路樹(特に地方)は、残念ながらあまり良い状態ではありません。



これは、イチョウの街路樹。通称「ブツ切り」と呼ばれる剪定をされた姿です。

一般的によく見られるイチョウの街路樹の光景ですが、これはイチョウにとって普通の姿ではありません。






イチョウは放任すると、このような卵型?のような姿になります。

枝が伸び伸びとして、紅葉(黄葉)もきれいになります。

しかし、現状は、





こんなイチョウとか、





こんなイチョウの街路樹ばかりだと思います。


いやいや、広い公園の木と街路樹は違う!とか、街路樹だから仕方がない・・・。

という意見もあるかと思います。


確かに、落ち葉は秋には大量に落ちるし、枝がたくさんあっては、車の通行にも支障が出る。


ところが、日本には美しい街路樹の見られる地域はたくさんあるんです。

私の知る限り、都内に多いのですが、いくつかを紹介します。




こちらは有名な「神宮外苑のイチョウ並木」。

三角形にきれいに整えられたイチョウは、高さは30mほど。

車道を挟んで4列のイチョウ並木の姿は圧巻です!

おそらく日本一有名なイチョウの街路樹ではないでしょうか。




こちらは横浜「日本大通りのイチョウ並木」。

こっちは、大きく枝を伸ばした、自然樹形のイチョウ並木です。

横浜スタジアムから海に向かって続く、美しい街路樹です。


この二つを例に出すと、

いやいや、道路が広すぎる、歩道も広い、こんな街路樹、現実的じゃない!



という意見もあるかと思います。

確かに車道も広々し、歩道もまた広い。

わが町の狭い道路では、街路樹はこんなに伸び伸びと枝を伸ばせません!

と思われるかもしれません。



ところが、住宅の密集する狭~い道路でも、美しい街路樹を維持している街は存在しています。

都内でも屈指の高級住宅街、田園調布です!




片側1車線の狭い道路ですが、美しいイチョウのトンネル!




もちろん、バスも通ります。

いや~気持ちがいい。

奥に見えるのは、田園調布駅。

駅から放射状に伸びる道路数本が、このようなイチョウのトンネルになっています。


もちろん、高級住宅街、歩道の横は隙間なく住宅が建ち並んでいます。

じゃあ、建物側はどうなっているのか?



なるほど、建物側はしっかりと剪定されています。

美しい街路樹の姿を維持しつつ、落ち葉の対策も考えてある。

道路や歩道は広くなくても、こんなやり方もあるんです。





それでは、なぜ日本の街路樹は醜い姿のものが多いのか?


街路樹サミットにおいてもいろいろと意見がでました。


そもそも、街路樹の苦情が市民から寄せられることにより、行政は動きます。

落ち葉が邪魔だ、お店の看板がよく見えない、木が倒れたらどうする、危ない、ムクドリが来て困る・・・

そんな苦情が市役所に寄せられます。


その結果、


苦情が市民から来る⇒

枝を短く切り詰めるように行政が業者に指示⇒

発注された仕事を指示通り、造園業者が剪定する⇒





そして、このような姿になってしまう、というのが今の現状です。



しかしながら、このような苦情は住民の1割程度といわれています。

ほとんどの方は、この姿を見て、あまり良い気持ちにはならないように思います。


行政も市民の声に必死に応えようとしている・・・

造園業者も行政の言われたと通り、忠実に仕事を行う・・・


それぞれが普通に仕事をしていく中で、この問題を解決するには

街路樹サミットの中では、

「街路樹の役割、恩恵を説明できる人がいないのではないか?」

という結論に至りました。



苦情を全て聞いていれば、おそらく街路樹はなくなってしまいます。

結局犠牲となるのは、街路樹ということになります。



せっかくですので、ここで、街路樹の役割について説明したいと思います!

大きく3つにまとめました。




まず一つ目は街を涼しくする!





見るからに涼しそうな、イチョウの街路樹です。

これから夏に向けて、木陰の欲しい季節に向かいます。

やはり真夏の木陰はありがたいものです。


同じ影でも、建物やアーケードの影と木陰とでは涼しさが違います。

樹木の葉は、蒸散作用によった、たくさんの酸素や水蒸気を出しています。

だから、木の下は涼しいんです!




埼玉県熊谷市役所前のケヤキ並木。

日本一暑いと言われる熊谷ですが、このケヤキの下はとても涼しいです。

私の計測する限り、炎天下のアスファルトの上と木陰の下とでは、3~4度の違いが計測されました。


歩道側のイチョウをもっと大きくしてあげれば、歩道も涼しくなるのですが・・・。ちょっと残念ですね。

最近は地球温暖化の影響か、年々暑くなるばかり。

街を涼しくしてくれる街路樹の存在は、欠かせないものです!





2つ目は、美しい街並みをつくる!




美しい街路樹の街は、多くの人が集まります。

ここは、表参道のケヤキ並木。

たくさんのお店が集まるこの街も、このケヤキ並木があってこそ。


先ほどの田園調布も美しいイチョウの街路樹があり、街としての品位を高めていることと思います。



こちらは、表参道と交差する、明治通り。

実は街路樹は、交通事故を防ぐ効果もあるんです。


街路樹のない街並みは、街の煩雑な景色が目立ち、ドライバーの注意力が散漫になりがち。

車の安全な運転にも支障が出てしまいます。




連続した大きな街路樹は、

街の煩雑な景色を緑で統一し、運転をしやすくします。


さらに、街路樹は建物に反響する街の騒音を吸収したり、


特に葉に水分の多いイチョウは、火災の延焼防止にも役立ってきました!









そして、3つ目の街路樹の役割とは、森の連続である!


これも街路樹サミットでの意見、街路樹は森の連続、という視点は新しい考え方かもしれません。





こちらは、東京都府中の大國魂神社前の「馬場大門ケヤキ並木」。

幹周りの太いケヤキが、多くの参拝者を出迎えてきました。





大國魂神社から府中の駅方向に伸びる、ケヤキの街路樹。

府中の繁華街にありながら、ケヤキの巨木が連なる姿は、まさに街中の森!


近隣の森と街中の森とが繋がり、鳥や昆虫など生き物が活動できる、貴重な場所となります。


そして、大きく枝を広げるケヤキは、枝や葉からたくさんの雨水を集め、自らの根元に水を誘導します

雨水を吸収できず、排水するだけの街中と違い、街路樹は雑木林や森のようにたくさんの雨水を吸収し、街を洪水から守ってくれています



また、街のホコリ、排気ガス、二酸化炭素をも吸収、大気を浄化してくれています。

もっともっと広い植樹帯のある大きな街路樹が増えれば、現在多くの人を悩ませている花粉症だって当然軽くなるはずです。


街路樹サミットでも意見が出ましたが、街路樹が同じ樹種、同じ高さである必要はありません。

本来の森のように、高木、中木、低木と様々な樹木が植えられれば、さらに豊かな生態系を作ってくれることと思います。





森にある樹木と違い、街路樹は人が植えたもの。

元々は、様々な街路樹の恩恵を求めて植えられたはずです。

せっかく植えられたものですから、それを生かさない手はありません。


今回の街路樹サミットによって、人と街路樹とが共存できる大きな一歩が踏み出されました。

庭誌のレポートにも書きましたが、全国各地での様々な良い事例を実践していけば、必ず日本の街路樹は良い方向に変わっていける。そう確信したサミットでした。


これから暑くなる季節。

皆さんも、街路樹の役割を改めて考えてみてはいかがでしょうか・・・。
























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こんばんは、押田です。久しぶりのブログ更新です!

最近、「子供が遊べる庭」、というのをよく考えています。



これは、うちの庭のブランコです。


この木は私の祖母(もう亡くなりましたが・・)が植えたハクレンの木。

数十年が経ち、立派な木に。

数年前にロープをぶら下げて、ブランコにしました。


子供はブランコがとても好きです。

これでよく遊びます。

写真は何か落ち込んでいるように見えますが、そんなことはありません。

散々ブランコで遊び、

途中、風を感じているのだと思います~





中央園芸では、今まで庭の中に子供用のブランコをいくつか施工してきました。

熊谷市のあるお宅。

園路の左側、2本のコナラにかかるブランコです。

手前の四角いものは砂場的なもの。土を触ったり、泥遊びをするところ。


このお宅は、広い芝生の庭に雑木の木立をアプローチ園路沿いに点々としてあります。

芝生地といっても、小高い丘になっています。

盛り土をするのに土は一切入れていません。

今まであった既存の土で丘をつくりました。




こちらは、昨年12月施工のお宅。

こちらも2本のコナラのブランコです。

こちらも緩やかな傾斜の上。




このお宅の施工中の時の写真。

整地や仕上げの作業中、完成したブランコで遊ぶA宅のお孫さんたち。

この日遊びに来たお孫さんは、一直線にブランコに走りました。


子供にとってブランコは絶大な支持があります。




こちらは、今年の2月に施工したお宅。

こちらも緩やかな丘の上に2本のコナラのブランコ。


しかしブランコをするところは、人の足でかなり踏み固められることが予想されます。

そのため、コナラの根の周りは、枯れ枝や落ち葉、ウッドチップなどを適度に敷き詰め、クッション代わりにしています。

木の下が踏み固められると、木々の成長を妨げます。

また、空気と水の流れを確保するため、竹の筒を数本コナラの根の周りに通しています。

これで子供と木々が共存できる!




そして現在施工中の群馬県T宅。

こちらは周囲の目隠しを兼ねて、コナラとシラカシのブランコです。


ブランコを作るときは、木がしっかりした6~7mのコナラをよく使いますが、

ここはスペースの都合上、あまり大きな木ではありません。

せいぜい4~5mです。

そのため、少し支柱をし、ブランコを補強しました。




基本的に、子供用のブランコなのですが、一応、施工後は安全を確かめるため、何回かブランコに乗ってみます。

今回は私が試乗してみました!




思わず、笑みがこぼれます・・・。

大人がやってもブランコはやっぱり楽しい。

この時、そう確信しました!





施工中のT宅。

広いデッキがありますが、昨年は木がほとんどなかったため、夏は相当暑かったそう。

残念ながら真夏には、デッキには出られなかったとのことでした。


真夏に木陰ができるよう、コナラを主木とした植栽をします。


また、このお宅は、コンクリート擁壁に囲まれ、水はけがとても悪い庭になっていました。

最近本当に多いですが、水の逃げ場がなく、いつまでも水たまりが出来てしまう。




施工中の様子。

私は庭を作るとき、まず深く穴を掘ってどのような土になっているのか調べてみます。

途中、粘土が出てきました。

試しに水を入れてみると、水が抜けません。

そういえば元々は田んぼだったとか・・・。




重機で深さの限界まで掘った後は、人力で!

両スコップを使いさらに掘り進めます。




ここで砂利の層が出てきました。

水を入れてみると、今度はすぐに水が抜けます。この土地の水脈に繋がったようです。




地下の水脈と地上とを竹筒で繋ぎます。

土の中と地上の空気と水が常に動くようにすることが、樹木の成育を健全にします。


竹を差し込んだ後は、木の枝や竹炭などの有機物を投入、この土地から出てきた玉石もバランスを見ながら戻します。




そして、少しずつ埋め戻していきます。

こんな排水の穴を水が溜まりそうなところを見計らって、数箇所開けました。

これで、大地が呼吸し、木々も健全に成長する。



前庭に向かう園路。デッキの横付近です。

横にはコンクリート擁壁が見えます。


植栽したいスペースの土を堆肥や炭を入れながら耕すと、こんもりとした丘になります。

地形の落差が出来たところに木を植える。


ここでは木陰の欲しいデッキの前と、周囲の目隠しを兼ねた外周に木を植えました。

そして木を植えた間に道を作る。


園路上の道は平らではなく、真ん中を少し高くしたかまぼこ状に、

そして、園路と植栽スペースの境は溝を掘り、見た目も心地よい、緩やかな曲線に。




元々このお宅には既存の土がたくさんありました。

これを残土として運び出しても意味がありません。

これをどのように活かしていくのかが、この庭のポイントとなりました。

しかし、庭の中に小高い丘があったり、緩やかな傾斜があったほうが、子供は遊び心をくすぐります。




デッキから見た前庭。

まだ施工中ですが、ブランコがあったり、木の階段があったり・・・。

最終的には芝を張ります。


実は、この庭の前には、公共の公園が。

滑り台が見えますね。子供にとっては最高の環境ですね。




話は変わりますが、これは以前訪れた京都竜安寺のつくばいでの光景。

裸足でつくばいで遊ぶ女の子に思わず見とれてしまいました。




ここは、うちの庭。

今年、自宅のモデル庭園を少し改修し、雑木の庭の中に筧やつくばいを設置しました。


こうやって水を出すと子供が喜ぶんです~




水をひしゃくで上手にすくいます!

子供にとって、水遊びはとても楽しいものだと思います。




それから、こちらもうちの庭にある切り株風の飛び石。

これも子供は好きですね~

ケン・ケン・パ!です。




そして、本日の現場です。今日はようやく晴れました。

こちらもデッキの前の植栽の依頼。

やはり夏場暑くて・・・というお客さん。






こちらもコナラを主木とした植栽。

既存の土壌は良好でしたが、土の香りがしない・・・。




そこで有効なのが、「落ち葉仕上げ」。

剪定枝を1~2年寝かせたものを表土に敷く。


横に見える竹の筒は、1m近く土の中に入っています。竹は節を割ってあります。

これで大地を呼吸させる。

お客さんには、水をくれるときは、「この竹の中にも水を入れる」よう、説明しています。




土の香りが漂い、とてもしっとりとした雰囲気に!


見せかけだけの植栽ではなく、しっかりと大地が呼吸し、微生物もたくさんいる!

健全な森のような環境に近づけることで、ふかふかの土が出来上がり、雨が降った時もこの木々がたくさんの水を吸ってくれる。




今日の作業も終わりました~


子供が遊ぶ庭も、まずは健康な木々があってこそ。

病弱な木々の中では、子供たちが元気に遊べるはずはない!そう私は思います。



今の子供たちは、土を触る機会も少なくなりました。

できるだけ子供たちには、本物の土に触れてもらい、

土の匂いを嗅いだり、小さな昆虫とたわむれたり、水で遊んだり・・・


そして落ち葉をかきわければ、ミミズがいたり、ダンゴムシがいたり・・・

子供はそれだけでも大きな発見ですね。

そうやって小さな虫たちが森を作ってる!なんていうと子供は結構感動したりするんです。






これは、昨年の4月下旬の写真。

今から待ち遠しい新緑の季節、うちの自宅の庭です。


木々が健康で、子供が真夏でも外で遊べる庭、

増やして行きたいです!



























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ご無沙汰でした、押田です。久々のブログ更新です。

リビングからは軽井沢、和室からは京都の風情、理想の暮らしは里山暮らし③

今回は、「理想の暮らしは里山暮らし」編です。




最近、庭を作る方のほとんどが、庭の中に「菜園」のスペースを取るようになりました。

ここは、昨年10月施工の久喜市のお宅。




こちらは、伊勢崎市のお宅。

落ち葉は落ち葉ストックにストックし、堆肥化させ、菜園で使う。

庭の中で資源が循環します。

落ち葉をビニール袋に入れて捨てる必要はありません。




こちらは館林市のお宅。これは広い!




このお宅、裏庭にも菜園を作りました。

昨年の12月、堆肥や竹炭を混ぜ、ざっくりと畑を耕しました。


大地の再生講座の矢野智徳さんが言われてましたが、

「今の畑はトラクターなどで、耕しすぎる。

粒子を細かくしすぎるので、冬に乾燥した土が吹きとばされる。」


そういえば、私の住む埼玉県北地域は、冬の赤城おろし、というのがあります。

群馬県赤城山からの冬の乾燥した冷たい北風です。上州からっ風、ともいわれます。


この風が吹く冬期は、風と一緒に、土埃が吹き荒れます。

深谷や本庄あたり、きれいに耕した畑から土が大量に飛散します。


畑を耕しすぎるというのは、こんなところにも影響するのかと私は推測しています。


この菜園でも、一昔前の畑のように、あまり細かく耕しすぎないようにしています。

そして、春まで陽の光を当て、霜が降り、土壌が徐々に改善されていく・・・。

「あとは、自然がやってくれる!」

矢野さんがよく言われる言葉です。






私は、昨年から自宅で野菜作りを始めました。昨年の7月の写真です。

やり方は自然農法で、矢野さんの大地の再生講座で教わったやり方です。


畑は草をむしることはありません。

草を刈り、そのまま作物の周りへ。

これが土の乾燥を防ぎ、刈り草も堆肥として土に還っていきます。


周りは高く畝をつくり、途中途中に数十センチの縦穴を掘ります。

庭づくりでやっている、水脈、気脈の考えです。





8月の写真。

仕事の合間に畑を見ているので、1~2週間すると、草も相当伸びます。

しかしこんな状態でも、しっかりとトマトは実をつけました。

もちろん農薬はやっていません。




僕は実はトマトは苦手でした。

小学校の給食でも、なかなか食べられず、よく放課後残ってトマトと格闘していたのを思い出します。


しかし、自分で作ってみると、なんだか食べられるような気がしました。


「真夏の畑でトマトをかじる」、というのは、誰もが憧れる夢?だと思いますが、」

私も何年ぶりか、恐る恐るトマトを口にしました。


「うっ、うまい!」


トマトってうまいじゃないか!!

甘酸っぱい自然の味がしました。




「まるで宝石箱や~」

収穫したミニトマトは本当にきれい。

僕はトマト嫌いを何と克服してしましました!





さらに昨年は「味噌づくり」に挑戦しました!

7月1日、草だらけの畑を一部、大豆畑に。

現場の仕事の合間、一人での作業です。




7月5日、大豆を蒔きました。在来種の大豆です。

ちょっと畝が深すぎ、土が崩れそうな感じがしましたが、

あとは自然が何とかしてくれる、はずです・・・。




7月14日、大豆がいくつか芽を出し始めました!

早速、落ち葉を敷いて、マルチング。


これが土の乾燥を防ぎ、草の発生も軽減します。そして、堆肥にもなる。土も飛散しません。

一石三鳥か四鳥!

庭づくりと野菜作りは同じであること、この時、私は確信しました。




8月9日。大豆はしっかりと芽を出し、大きく成長してきました。

畝の周りは、草で覆われ、土も流れなくなってきました。

恐るべき草の力です。

やっぱり自然が何とかしてくれました~





8月20日。草の成育もピークです。

お盆休みも間に入り、大豆のことはすっかり忘れていました~


しかし、ここも草を抜くことはせず、草を刈り、そのまま作物の周りへ。

草を刈るだけなので、作業は短時間で終わります。

現場に行く前、夕方、そんな作業を何回か繰り返し、何とか管理していきました。






9月14日。大豆もかなり大きくなりました。

もうほとんど草が生える余地はありません。




しかし、この頃、カナブンのような虫が大量に発生しました。

さすがに無農薬では厳しいのか?

そんなことが頭をよぎりましたが、必死にカナブンみたいな虫を「デコピン」で駆除。

何とかこの状況を打破しました。






中をよく見ると実が生り始めていました。

ここまで来たら、何とか収穫したい!

虫にめげずに、大豆よ、何とかなってくれ~という心境でした。




やはり大豆は強かった!

11月13日、大豆はしっかりと実を付け、あとは収穫を待つのみになりました。

この頃になると、草もほとんど枯れてきます。




12月に入り、収穫です!

結果的には、豊作でした。やはり自然農法の力、恐るべしです。




そして、年が明け、念願の味噌作りです。

大豆の種をもらった地元の友人に教わり、初めての味噌作りを体験しました。




大豆をじっくりとコトコトと茹でて、




塩や麹を混ぜて、





よく練り、、、




仕込み、完成です。

これで今年の秋頃に味噌が出来上がるということになりました!

これで約2kg。


大豆は栽培も簡単だったので、来年はもっと量を増やし、木桶で味噌を仕込みたい!

そんな夢が膨らみます。自分はどこに向かっているのか・・・。




さて、こちらは自社で作った野菜と、母親が作った野菜。

昨年末から、我が社では、現場で炊き出しをするようになりました。




調理器具はロケットストーブ。

現場にある木の枝が燃料です。


調理は前職が調理人だった桜井君が担当しました。




しかしながら、ひとつ問題が発覚!

火をおこしている20代のこの二人、今まで焚き火をしたことがない、ということがこの日判明しました。

確かに、今、野焼きをすることはほぼ禁止されているし、バーベキューをやっても着火剤やバーナーで火がついてしまう。

こうやって火をおこすこともとても大事な経験なのか、と思いました。




そんな、こんなで料理が出来上がりました。

野外で時間をあまりかけずに、簡単に出来るのは、やはりうどんです。




別の日は醤油ベースのうどん。





また別の日は、深谷名物の「煮ぼうとう」。




この日もまたまたうどん!!


埼玉県北の人はよくうどんを食べます。

深谷の煮ぼうとうや本庄名物のおっきりこみ。

冬の炊き出しをするときは、やっぱりうどんですね。

何だか、お腹が空いてきました・・・。





この日も煮ぼうとう。

完成したばかりのデッキの上での昼食。

お客さんにも、おすそ分けをいただきました。










そろそろ、植木の話題に・・・。


庭の梅の木も満開となりました。

冬の青空はとても澄んでいます。





そして、今年も庭づくりが始まりました。





今年の1件目は、地元、寄居町にて。

平屋の建物、薪ストーブの煙突がかわいらしいお宅。




穴を掘ってみると、もともと、この場所が駐車場だったため、建設残土が・・・。

しかもかなり締固められています。





こうなったら、重機2台を投入。

できるだけ深く、土壌を掘り進めてみました。




1m下は既存の土壌が現れました。



悪い土だからといって土を持ち出すこと、良質の客土を持ち込むことは極力避けています。

「持ち込まない、持ち出さない。」


現場の土をどうしたら再生できるか?
あるのもを活かす、というやり方です。


硬い建設残土は1mほど。その下は既存の土。これが良い土で救われました。

数メートル土をほぐし、堆肥や竹炭を入れ、土を、混ぜました。




というわけで、何とか植栽できる状態になってきました。

締め固まっている土をほぐすと、空気が入るため、土が膨らみ、土の量が増えてきます。

ここに植栽することで、地形落差ができる。そして木は元気に育つ。




ようやく、久しぶりの植栽作業。

木を植えることは、本当に楽しい作業です。

建物の周り、みるみる景色が変わっていきます。




大きなコナラも植えていきます。高さ6~7mクラスのコナラです。

こういう建物にコナラはとても良く合います。






というわけで、まだまだ施工途中でありますが・・・。

このお宅も庭の中に菜園を作る予定。


最近、このようなお宅が本当に増えてきました。

庭で野菜をつくりたい。

自分で食べるものは自分で作りたい。

庭の菜園で物足りなくなれば、地方には耕作放棄地が溢れています。


落ち葉も堆肥にして、菜園で使用し、薪ストーブで暖をとる。

夏は葉を茂らせたコナラが大きな木陰を作り、クーラーに頼りすぎずに、涼しく過ごす。

コナラも太い枝を切ることになれば、薪や椎茸の原木にもなる・・・。


里山暮らしに憧れる人はとても増えてきています。

一昔前に我々日本人が行ってきた暮らしの知恵を、現代の生活の中で活かす。


昔の里山暮らしを知れば知るほど、自然や生き物、そして人間にとっても理想的の暮らし方なのだと実感します。


今年も庭づくりにおいて、そんなお手伝いができれば、と思います。

またまた長いブログになりました。長文にお付き合いいただきありがとうございます。

今年もよろしくお願いします。





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