チャオーーーーーーーーーーー!!!!!







昨日の記事にはたくさんのコメント・いいねをありがとうございました。

私自身もいろいろと考えさせられる意見もあり、

(もしも、ちゅんたんが逆の立場だったら私はどうしてただろうか。)

どうすればいいってすぐに答えが出せないままです。


どこまで躾ければいいのか。

どこまで見守ればいいのか。

どこまで、どこまで・・・考えてもわからなくなりますね。


親がすべてを舵取りしなくても、

きっと子供は子供自身の力で学んで、変化できる力を持っている。

かつて自分がそうであったように。

子供をもっと信じてみたらいいんじゃないかってことが言いたかったのです。


楽しい思いだけじゃ心の幅が広がらないと思っています。

悲しい気持、悔しい気持ち、怒りの気持ちも経験して、心はどんどんと伸びていき、

やがて 社会の荒波に出たときに、立ちはだかる壁をしなやかに飛び越えていける人になってくれたら・・・と思います。







さて。






この間、小学校の参観日だったのよね。












今回の授業は、




「道徳」。






正直ね。道徳かぁ~~。ふーーん。


ってな具合だったんだけど、







今回の参観、



今までで一番おもしろかったの。













他人の子供の学校の参観なんてどうでもいいかもしれないけど

(それを言っちゃぁブログの定義を根幹から揺らぐやないか。)




そういわずに、



ちょっと聞いて。














舞台は、






ウサギのお洋服屋さん。



自分が


お洋服屋さんの店主だったとしたら、



あなたはどのお客様からお洋服を作ってあげますか?











最初のお客様がやってきたわ。







なるほど。



明日誕生日。






うさぎはこう答えた。







ところが次にもお客様が来た。





次のお客は、





ジャイアンのようなキツネ。






怯えるウサギ。





いるね。




もめたらめんどくさいタイプのお客ね。












最後に来たのは、





大の仲良しのくま。






一番最後に来たお客が大の仲良しのクマ。


もうちょっと早くに来てくれさえすれば・・・・このグズっ!!←最低。



ウサギ、心の葛藤。













さぁ、



ウサギはどうするべきなのか。






ここで一人ひとりに紙が配られ、




誰を一番最初に作るか考えて、その理由も書きましょうってなったのよね。








そして、自分の意見を手をあげて発表していくんだけど、



これが、またおもしろいのよ!!!





小学2年生の意見交換会。






いやぁ~~、時代の流れを感じるわね。







ただ意見を述べるだけではなく、


きちんと筋立てて論理的に展開していく練習よ。









高学年と違って羞恥心みたいなのも薄いせいか、


「人の意見と違う」ことを恐れず意見するので、


聞いててすっごい面白い。












最初に発表した子は


キツネだった。





私からしたら、



キツネを選ぶってある意味意外な答えだったのよね。




え!!キツネなんだ!!って思った、正直。






私がウサギだったらジャイアンなんてそもそも作ってあげたくない。







でも、当の子供たちからしたら




「いじわるされる」ってとても恐怖なことのようで、





3人ぐらい続けて、





キツネ派だった。






なるほどねーーー。






自分の身を守るために、


モメたら厄介な相手を一番先に済ませてしまうのね!










と、ここで、




サル派の登場。








しかも、


このサル派の女子が一撃をくらわした。





あ・・・あがががが・・・・・・!!!!



すごくない!?





すごない!!!??









7歳でもここまで言えるんだね。






優先順位からすると、だって!!!








恥ずかしながら、BBA.ったら・・・・


このとき、ようやく気付いたわ。









そ・・・そうよね・・・・優先順位よね・・・・ガクブルガクブル。






とここで、



ちょと待て、ちょと待て。









クマだってかわいそうじゃないか。





クマ派だって負けてない。



仲良しの友達だもの。




そりゃ一番に作ってあげたくもなるわよね。









これがさぁ~~~、







おもしろいことに、



見事なまでの、




3等分になった。








なんつぅ理想的な展開。ドラマか。





(ちなみに子供たちはこの議題を事前に知っていたわけではなく、


その時間に初めて対面した議題で、その場で瞬間的に考えて出した答えです。)











このキレイに分かれた3派で、



いろいろな意見が交わされたんだけど、






子供の意見とはいえ、



その立派な口調に驚かされるばかり。













同じサル派の意見でも、



新たな視点。




優先順位とは少し目線が違うね。




目的の重要度から判断して、サルを一番に作るべきだと考えたのね。






もう、おばちゃん、唸るわ。













中にはこんな子もいたわ。






毛ぇ目線(爆)。






ちょ・・・もう・・・ほんま・・・・


なんで子供ってこんな面白いの・・・・



(のわりにはどの保護者もクスリとも笑っていなかった。)
















こちらが驚くほど冷静に判断しているのは女子で、


男子は笑いこらえるのが必死な意見が多いけど、


それはそれで、とってもかわいい。











クマ派の下心



ひゃーーーはははは!!!!







素直でよろしい!!!










むしろ人間の本質を見抜いてるんじゃないのか。
















意見の求め方や、



意見の展開も





1年生のころと比べたらさらにステップアップしていて、






先生に促されたわけではないのに


このような言い方をする子や、









みんなの同意を求めて、より説得力を増そうとする技や、







もう、びっくりするーーーーーー!!!







すごない???←わかったってば。





おもしろすぎるやん。この授業。










こうなったら気になるわよね・・・・。







ちゅんたん、あなた、だれを選んだのよ。










キツネかな???







って思ってたんだけど、





ちゅんたんが選んだのは、






ツーーーーーーーッ!!!!!泣



せいっ





ツゥゥウウーーーーーーーっ!!!(二回目)




しょんぼりさせたくない、っていう言葉のチョイスが可愛すぎる・・・・涙







わかるよぉぉぉーー!!!!



大好きなお友達しょんぼりさせたくないよねぇぇぇぇぇえええーーーー!!!(´;ω;`)ブワッ













はい。



もう、




全員◎にしたい!!!







どの意見も素晴らしい!!!










すべての意見が出たところで、



先生はまとめに入ったわ。










まずは、








自分の意見を変更してもかまわないって確認したけれど、





自分の意見を変えた子は





たった一人だけだった。









あとのみんなは、



自分の決めた意見を変えず、維持。












いいよいいよ!!!



自分の主張に誇りを持つんだっ!!!













でも、さすが先生よね~~~。


見事なまでの模範的なまとめ方。





どの意見も間違ってなんかいないけれど、




このお話から、学んでほしいことは要するにこれ。









順番と約束。






THE 道徳ーーーーーー!!!!












もう、大人の私の心がかき乱されるわ。




先生ごめんなさぁぁあ~~いっ!!

ジャイアンに作りたくないとか言ってごめなさぁぁ~~い。









苦手な人、好きな人、見知らぬ人、


いろんな人がいるけど、



自分の主観で判断してはいけません。








順番は順番です。







ずずず、、、ずびばぜぇぇぇーーーーん!!!!(謝罪)







先生のまとめ方に感動しつつ、



そしてまた、




やっぱりみんなのどの意見も間違いじゃないなって感動。









今回、うちのクラスがたまたまキレイに3分割に意見が分かれただけで、



他のクラスでは、




断然サル派多数だったりしたそうだ。





もちろん、これも良し。









ただ、私は


今回自由に答えたこの子たち。



どうかいつまでもこの感覚を持っていてほしい。






やがて年齢があがるにつれて、





「正しい答えはどれか」


「どうやって答えるのが理想的か。」



と、

自分の考えよりも、




求められている答え」を探って回答していくようになるんだろうな(ならざるをえない)って思うと、






どこか寂しいような気がするのだった。








人と違ったって、自分の意見を堂々と言える教室がこのままずっと続けばいいのに・・・。










とはいえ、



子供たちのプレゼン力にただ驚き、



そして、考えさせられたのでした。












7・8歳の脳みそ。




とっても面白いです。