「お言葉」から4ヶ月..... | 5番の日記~日々好日編~

5番の日記~日々好日編~

気の向いた時に気の向いた事を勝手に書いています。
よってテーマは剛柔バラバラです。

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新聞各紙、それぞれ微妙~に見出しのニュアンスが違ってます。

上の写真は読売新聞ですが、「容認は9人」とまず大きく。
これだと半数以上が天皇の生前退位「賛成」のような印象ですね。

ところが、
3回に渡る有識者会議が終わり、明確な反対が7人。
容認は新聞見出しの通り過半数の9人…
…なんですが、そのうち、現天皇に限っての特例法制定で、とした方が5人です。
残り4人は、皇室典範を改正して制度化した上で退位を認める。

この有識者のセンセイ方の人選は安倍ちゃんですが、「特例法を制定」で行きたい政府にとって、この結果は誤算だったのではないでしょうか。
「特例法」を主張したセンセイは16人中、5人しかいませんから。

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私は以前に書きましたように、皇室典範を変えるべきと思うんですが(憲法には皇室典範によって、と書かれてますからこれは手続き上、仕方ない)、反対派のセンセイ方の意見を聞いてますと、なるほどと思う部分が多く、生前退位はしない方がいいんじゃないかと思い始めております。


生前退位(「譲位」と言いなさい!とおっしゃる民族派の方も)ではなく、根本的に天皇の公務をバッサリ変えれば良いのではないかと。

ある年齢…70歳でも80歳でも良いんですが…を超えた天皇は、新嘗祭などの「祭祀」にのみ専念していただいて、一般的に公務と称されている国事行為全般、それから視察や訪問、外遊は全て皇太子や秋篠宮家が、という風にすれば?

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天皇家の祭祀行事はそれこそ2000年続いているもので、天皇が天皇である理由はそれ。
天皇以外に代役はできませんが、首相の任命だけはしていただいて、国会の開会式とか海外からの表敬訪問の応対とか、そんな事、と言っちゃいかんのかもしれませんが、別に天皇でなくったってできるでしょ。
あ、もちろんこうするには皇室典範どころか憲法を変えねばなりませんが。


「死ぬまで働け」ではなくて。
何かそういう印象になってますから、国民の世論調査では有識者会議とは全然違う=生前退位容認が大半、という結果になってるんでしょうね。