泡盛古酒作り 甕の洗い方 | もっと泡盛を知りたい人のためのブログ

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泡盛を作っている者による、泡盛好きな人のための、マニアックな泡盛情報。
沖縄の泡盛メーカーである忠孝酒造(ちゅうこうしゅぞう)の蔵見学案内を担当している井上がお届けします。

忠孝酒造(ちゅうこうしゅぞう)で見学案内を担当している井上です。

「知ってますか?泡盛 井上支部」をお読みいただきありがとうございます。


泡盛といったら古酒(クース)ですね。ご自宅で古酒作りを行っている方も多いと思います。

このテーマではそんな古酒作りを始めようと考えている方、始めている方に参考になれば幸いです。

さて、今回は甕の洗い方です。

忠孝酒造で実際に行っているやり方を基にお話していきます。

知ってますか?泡盛 井上支部-洗い方

といっても、特に特別なことをしているわけではなく、普通の食器洗いようの洗剤をつけてタワシでゴシゴシ洗うだけです。

タワシは写真のように派手な色のナイロンはてなマーク(プラスチックはてなマーク)製のものが、毛が抜けても見つけやすいのでオススメです。

中もきれいに洗います。お店で購入したものなら軽く洗うだけでいいと思いますが、人からもらったり、外などに長いこと放置してあったものだと甕の中が以外に汚れているのでよく洗いましょう。中を洗うときは底の方がデコボコしている時があるので手を怪我しないように注意してください。

洗い終わったら、洗剤をきれいに流します。最近の洗剤は香りが強いのでしっかりすすぎましょう。しっかりすすげたかの確認方法として僕の場合は、そのすすぎ水を口に含んでいます。どのみち泡盛を入れるのですから、水を飲めないということはないですよね。特に気にならなければOK

そういえば、ときどき「もろみで甕を洗うって聞いたんですが・・・」とおっしゃる方がいますが、そんなことはしませんNG断固、NGです!!

そもそも蒸留の時に、もろみがお酒(泡盛)の方へ入ってしまうことを飛まつ同伴といって、あってはならない事NGだとされています。飛まつ同伴すると泡盛の酸度が高くなってしまいます。せっかく蒸留過程で注意深くしても甕にもろみ(蒸留粕)を入れてしまっては元も子もないですよねはてなマーク

話がそれましたが、きれいに洗剤を流したあとは、お湯を口一杯まで入れて半日~1日置きます。

お湯を使うのでお風呂場で行うと楽かもしれませんね。


以上が甕の洗い方です。

次回は、甕の漏れチェック法 です。

知ってますか?泡盛 井上支部-下

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