今日も元気がありません。 | 成存の法則(すい臓ガンの場合)

成存の法則(すい臓ガンの場合)

母が膵臓癌になり「余命3ヶ月」と宣告されました。
それでも今も母は成存しています。そしてこれからも・・・

1月5日2014年


今日も気持ちは上がりません。


朝、普段通りに一階に降りてきたので、昨日より少し気持ちは上がったかな?と思ったのですが、やっぱりまだモヤモヤは止まっていないようでした。


降りて来たと同時に、お葬式の事やお墓の事などを口にする母。 

あまりしたくない話ですが、それでも目を背けられない事なので、母の望むかたちをやっていこう・・・と話を聞くのですが、「もう間に合わない」と苛立ちを隠せない様子でした。


結論が見えないまま、両親は教会へ・・・

その後は美容院へ行ったり、ご飯を食べに行ったりしたのですが、何をしても気持ちも晴れない、痛みもとれない・・・元気の無い一日ガックリを過ごしたようです。 


しかたのない事ですが、

今の母は、何もかもがネガティブに見えています。


ご飯を食べに行けば、前にも増して食べれない状況に、もっと落胆し、

美容院で髪の毛が思う色に染まらず(黒くなり過ぎた)、美容師さんに「髪の毛は1週間も洗っていれば、色が落ちてもう少し明るくなりますよ」と言われたらしく、

自分は1週間髪の毛洗えないし・・・とさらに落ち込み・・・


と、起こる事全てが気持ちを逆なでしているようでしくしゃくしゃ


「物は考えよう!」 

・・・なんて母が一番わかっている事であり、普通の状況ならば、基本なんでも前向きなのですが、こういう気分の時って、ことごとく悪い方向に気持ちが向かうんですよね。 そして、こんな当たり前の事を私から言われる事もきっと、イライラすると思うので、あえてそう言った事も言いませんでした。


ただ、

「気分が乗った時、食べたいなって思った時に、食べれればいいじゃない?」

「髪の毛の色も全然変じゃないし、きれいに切ってさっぱりしたじゃん!」

とだけ言って、あとは何でも無い他愛の無い会話をした私でしたが、正解だったんでしょうか? わからない ワカリマテン・・・



刻々と変わる母の体の状態・母の精神状態・・・


周りの家族も、敏感にそれらをキャッチし、言動を変えていかないと母の苛立ちや焦りは増すばかりなので、しっかり考え色々な言動を試して行く必要があると思っています。 

数週間前に母が前を向けた言葉が、今は逆効果になる場合もあり、数日前に母の放った言葉も、今日は気持ちが変わっている可能性もあると言う見極めが難しい状況です。 

「今の母には何が正解なのか」を念頭に接しようと思います。



とにかく、「痛み」からメンタルが落ち始めている事だけはわかっているので、痛みのコントロールを再び最優先とし、徐々に母の気持ちを上げて行く事が今の課題です。





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