嘘 | 成存の法則(すい臓ガンの場合)

成存の法則(すい臓ガンの場合)

母が膵臓癌になり「余命3ヶ月」と宣告されました。
それでも今も母は成存しています。そしてこれからも・・・

1月9日2013年


この日、親に嘘をつきました。


国立がんセンターに行く話は親に言っていたので、

「どうだった?」と当然聞かれます。


「いや・・・まだわからないって・・・

実際今の状況を見ないとわからないみたい・・・」


と、涙をこらえ嘘をつきました。


手術できないと言われた事・・・ステージIVbと言われた事。


言えませんでした。


アメリカのS大学病院でも、既に手術ができないと言われていたのですが、

「私はそう簡単に受け入れないよ!」

「日本で手術できる病院を見つけて見せる!!!」

と親に言い切ってたくせに、いきなりの私のノックアウトっぷりチーン は、口が裂けても言えません。


まだ次があるよ・・・


そして、国立ガンセンターを罵倒し続けました。 (すいません汗

自分自身に前を向かせるためには、

親に希望を持たせるには、そうせざる終えなかったのです。



、こうして時間が経ち思う事・・・ (現在:6月2013年)


(あくまでも、個人的意見ですが)やっぱり、病院の大きさってあると思います。

国立癌センターや、有明癌研。 日本で恐らくピラミッドの頂点のこの2つの病院ですが、

イコール 良い病院とはなりません。

逆に、やっぱり大きい病院だからこそ、ガン患者も列をなして待っています。

要するに選択肢が山ほどある中、あえて難しい患者(=うちの母)を引き受けるリスクはとる必要ないのかな? って。


負け惜しみ(引き受けてもらえなかったから)に聞こえるかもしれませんが、

大きい病院って、いわゆる「大手企業」と同じ。

ルールが多く、そこで働く医者達は、自分の意志や感情では動けないマニュアルも多く存在するんだろうなって思います。 


アメリカのS大学病院国立がんセンターに「手術できない」と言われた事は、

正直、何よりも重くのしかかり、失望させられました。

だって、あの天下の病院達が、ノーと言ってるんだから・・・と。


でも、今はそう思いません。


ネームヴァリューは逆に不要です。

そこに生きる可能性がある限り、そのリスクを背負ってくれる、対応してくれる病院こそが、本当に良い病院だと思います。 


病院や医者にとって患者の手術の成功率・そしてその後の生存率は大きな勲章です。

でも、表向きの結果・履歴書だけには囚われず、どういう手術を、どういうリスクの元で成功させたか等まで調べると良いと思いますよ。




・・・と話はそれましたが、

この日は兄の友達のお医者さんに母のCT画像を渡し、診断してもらう事になりました。



そこはクリニックレベルの少し小さ目な都内の病院ですが、

そちらの病院長も見てくださり、




「手術できそうだよ・・・・」





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ほ~らね・・・言ったじゃん・・・・