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薬の完成以上の期待と野望を秘めていた。実験地区内はすべての期間、隅々まで記録され、映像はリアルタイムで研究所本部に送られていた。カラーレッドの功績により高橋守(たかはし まもる)という男の「ニオ化」に成功したときには研究所内に詰めていた600人の職員は歓喜した。これで政府首脳陣も満足する結果を得ることができたのだが、所長の勝はそこでさらなる可能性を思い描いていた。原因は不明だが、当時の研究によるとウイルスの抗体らしきものを持つ人間は日本の総人口の0.000125%だと考えられており、その数は約2万人である。つまり8128人に1人は抗体らしきものを持っていたということになる。その大多数は新首都である知床(しれとこ)に国民として囲い込まれる予定であったが、一部は実験のためレインボーの被験者として本人たちの知らぬ間に実験地区に送り込まれていた。勝の研究から導き出された予想は、この抗体らしきものを持っている人間だけにニオ化が可能であmcm バッグ 激安
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り、条件次第ではさらなる進化も見込まれるというものであった。抗体らしきものは個人差があり、プラス極とマイナス極それぞれの強弱がある。高橋守はプラス極の強い被験者であった。対して山岡夫婦は揃ってマイナス極が強い被験者である。プラス極とマイナス極で強く引合うかと思っていたが、実際はその逆で強烈な反発力が生まれることがわかった。この両極をバランス良く維持できれば完全体としてのニオが誕生する。ニオの定義は「人格を人間時代のまま有していて、肉体はゾンビ化している」状態