名前:シオン
犬種:ミニチュアダックスフンド-ロングヘアー
性別:オス
生年月日:2012年3月26日生まれ
毛色:ブラック&タン
尾付きは高め
最初「血統書なし」と言われていたものの、血統書については多少は聞きかじりの知識があったので
血統書申請に掛かるお金と必要なら追加でお金は出す!!と強く主張したところ、血統書は手に入れられることになりました。
某ペットショップにて
「目に傷があるから売り物にならない。(伏せさせて下さい)の範囲からまず里親になってくれる人を探す。」
と宣言された上で、ペットショップの片隅にダンボールに新聞紙を裂いて詰めただけの空間で鳴いていた子。
それがシオンです。
目の状態を見たうえで、クリスの経験上から「今から治療すれば、目の傷はかなり改善の余地がある」と判断しました。
その段階で、シオンはまだ生後60日に満たなかったです。
本来なら、自分が在宅時間が一気に減る予定が決まりつつあった段階だったので、私自身里親になる気が無かったのですが
一週間経っても段ボールハウス+治療なし。おまけに「治療はしない」宣言されていたので
治療だけでもしてやりたいので、代わりにできないか?と申し出ては見たものの
「所有権を移さなければ、それもさせられない」と言われて、一時預かりの予定で迎え入れました。
クリスが目がとても痛い状態で放置されていて、傷もかなり深かったこと、治療したら元気を取り戻したこと
1歳になる今日の段階で、もう言われても傷のことは分からないくらい回復していること。
そんな経験と、その時に感じたペットショップへの嫌悪感から、その環境から子犬をとにかく出してあげたかった。
結局、クリスとダブって情に流された形です。ペットショップに得させちゃっただけだと思います。
本当なら、もうペットショップから犬を迎え入れる気はなかったのですが、縁があったのでしょう。
と思うことにしますし、家族もそう思っています。
ちなみに商品にならないので、この子の生体価格は0円です。
目以外は、どこにも異常が見られないので引き取りを決意したってのが大きいです。
(過去の経験上、治療費の目安も大体わかっていたってのもありますが)
経緯
2012年5月15日。子犬の状況と状態を初めて知る(それまでの数日間、ダンボールに入ったままなのは気になってましたが)
5月17日、母になんとなく子犬の話をしてみる。
5月18日、兄にも話してみる。クリスの過去の治療での経験から、兄が気にかけたので翌日に子犬を見に行くことに。
5月19日。兄と子犬を見て、目の状態を再確認。左眼球がかなり白濁している状態。
ペットショップの話を聞いて、一応里親を探す予定があること、自分たちが名乗り出なくても
それ相応の里親を探す予定(どこまで信じていいか分かりませんけど)を聞いて
一旦は家に帰るものの、時間がたつほどにモヤモヤする。
結局、その日のバイトの面接の帰りに自分が迎えに行き、帰ったその足で病院に連れて行き眼検査へ。
体重800g
検査結果。
はっきりした原因は分からないが(ショップが言うには「子犬同士のじゃれ合いの最中に、他の子犬の爪が目に刺さった」らしい)
左眼球の角膜が全体に傷ついていて、かなり深く傷ついている部分もあり、混濁も酷く表面からの光(検査用なのでそれなりに強い)も眼底まで届かない状態でした。
光が届かないため、左眼球はエコー検査。眼底部分には異常なし。
角膜全体に、車のフロントガラスにヒビが入ったようにひび割れがあり、一部にメラミン沈着を確認。
一番深い部分は、角膜貫通してる可能性があり、将来的に緑内障発症及び失明の恐れがある。
との診断を受けました。
治療は、経過観察を続けることと、ヒアレイン0.1%の点眼薬の投与のみです。
6月11日体重1.75kg
6月16日現在。体重は1.95kgに。
眼検査で、右目は異常なし(まれなケースだが、目のレンズの境目が目立ち、若干濁って見える:異常ではない)
左目は、改善しつつあるが、まだまだヒビワレガラスのよう。
継続して点眼を続けることに。
混濁はかなり薄れて、普通の眼検査でも眼底まで光は届くようになりました。
性格は…先住犬クリスとは真逆と言っていいと思います。
クリスは虚弱気味ですが、シオンは少し休めば走り回るし、体格に似合わない物でも引きずり回すし
クリスだろうが、他の犬だろうが(接触はさせませんが)向かっていくしで
訓練士の方お墨付きの「しつけはクリスの何倍も大変なやんちゃ坊主」です。
物怖じしなく、人にも犬にも一定以上の好意を示すため、社交性は元から高めのようです。
時間が無くなったので、シオン単体に満足なしつけもほとんど出来ていませんが
先住犬クリスが戻ってきてから、むやみやたらに噛み付かなくはなりました。
これからさらにしつけでは苦労すると思いますが、家族の一員として最後まで一緒に居ようと思っています。
余談。
里親募集は最初の3週間くらいやりました。
ですが、「ダックスはいいから、中型犬紹介してくれないかしら?」とか寝言言われたり
動物病院に協力していただき「継続治療してくれて、かつ引き渡しまでの治療費を負担できる方」と条件を付けておいたにもかかわらず
連絡取ってきたのは、それまで飼っていた犬にも満足に治療して無かった輩とか(手遅れになってから連れてくるレベルだったそうです)
動物病院に一切来たことのない人間だったりとかで、結局不安が多すぎて家の子になりました。
クリスを通じて懇意にさせていただいている犬仲間の方にも協力はしてもらっていましたが、さすが犬好きの方ばかりで「これ以上増やせない」ということもありました。
半端なところへ渡すくらいなら、自分たちの元で治療を続けて、若い生命力と治癒力に賭けようという事で
今も継続治療中です。
自分も、日常生活に支障はないレベルですが、若干目に不具合があるので似たような子たちのクリスとシオンをこれからも可愛がっていくつもりです。
さーて、しつけがんばるぞー…ヽ(;´ω`)ノ