あれから一週間経った、、、。
世間的には意外と大きなイベントだった、6月11日、ヒムロックの東京ドームライブ。
幸運にも(当人は幸運とは気づいていない)チケットを入手し、東京ドームに行った。
BOOWYはともかく、氷室のライブは、
BOOWY解散後「アルジャーノン」でSTINGの前座として東京ドームで観たっきり。
そうか・・・あれから20年以上経っているわけだ。
この選曲でなければ足を運ばなかったな。
その間に彼はL.A.に移住しているというではないか?
え? 日本にいなかったの???
そんなズレズレの自分が、久しぶりに氷室を聴く。
今は都庁、当時はススキ野原だった新宿の浄水場跡地で、どしゃぶりの雨の中、BOOWYは演っていた。
きゅうくつそうにトップテンの番組に出演していた。
渋谷公会堂での、身を切り刻みながらの切なすぎる、解散宣言。
すっかり「腹が据わっていた」東京ドーム。
昨日のように思い出せるけど、ずっと前のことだった。
Dreamin' がかかったときは、まるであの夢の続きのようで、素直に興奮している自分だった。
でも、、、。
ライブが進むにつれ、次第に辛くなってきた自分。
この夜は特別なライブだったし、とても貴重だったと思うけど。
それでも。
BOOWYを知っているせいか、私の期待が大きすぎたせいか、これはどうみてもBOOWYではなかった。
コピー? オマージュ? カバー? そんなステージだった。
布袋のギターは唯一、そんなことは分かっている。
だから、同じようなリフを聴けるとは思っていなかった。
でも、ドラムスの重さや、ベースの存在感も全く違っていた。
そう、別のSHOWだった。氷室の声も、当たり前だが、別物だった。
次第に寂しくなってきた。
そこにかなり戸惑った。
ライブが良かったことに変わりないけど。