電脳城の夜 | らおぱんと呼ばれて

電脳城の夜

昨晩、ヤギを見たときは、電脳城へ行く途中でした。

7月に盗まれた 、PCの代わりを購入しに行きました。

買う店は昨年と同じところ 、、盗まれはしましたが、モノには満足していましたので、、

二日ほど前に見積もりさせていたので、その見積書を持って行きました。

スペックは前より上っているのに、値段は安くなっているので、ちょっと驚きましたね。

一年も経っていないのに、、。それとも2台目だから、サービスしてくれたんでしょうか、、

8時ごろに店へ着き、内金を渡して組み立てを始めさせます。

また一時間ほど時間がかかるので、その辺で晩飯食べてから、また来ると告げ店を後にしました。

そのとき、店のおばさんは、一時間もかからないよ、、と言ってましたけど、、

確かに、昔と違って、ボードを何枚も差し込む手間は無いですから、、

ほとんど必要な機能は、マザーボードにオンしています。

組み立てといえば、マザーボードと電源ユニット、HDDと光学ドライブをケースに組み込むだけです。

食事を終えて、再び店へ戻ってきたのは9時ごろでした。

らおぱんと呼ばれて-電脳城の夜

案の定、組み立ては終わっていて、おばさんが言うには、系統、、つまりOSをインストしているところだそうです。

店のテーブルに腰を下ろし、待つことにしました。

そう言えばと気がついたのですが、新PC用にネットワークケーブルがありません。

おばさんにあるかと訊くと、〝長さは?〝と訊かれます。

20メートルもあればいいかな、、

そういうと、おばさんは無言で、イスの横にあったゴミ箱をどかし、その奥から灰色のコードを、勢いよく引きずり出しました。

長さを測ると切断し、一人の店員を呼ぶと、、

らおぱんと呼ばれて-電脳城の夜2

端末の差込プラグを、取り付けさせるんです、、。大丈夫かよ、、このケーブル、、

さて、肝心のPCなんですけど、、全然進まないみたいなんですよね、OSのインストール。

どうも作業していたお兄さんが、おばさんとひそひそ話しています。

どうなってるんだと、話を割ってはいると、、

英語がわからなくて、インストがうまくいかないので、これからやり直す、、ですって。

自分でインストするからいいよ、って言ったんですけど、、

ちゃんとPCが動く状態を確認してから、お持ち帰りしてもらいます、、ということでした。

結局、横で翻訳係になり、インストメーセージを通訳しながら、、一からインストしなおすことになりました。

〝こ、これ、、なんて言ってるんですか、、〝

〝HDDを丸ごと一個のドライブとしてインストするならENTER、パティション切るならC、、〝

こんな感じで進めたんですけど、、

PC扱うプロなんだから、高速でインストする方法ないのかって思いましたよね、、

普通に一般家庭でインストしてる方法と、同じことやってるわけです。

だいたい、昨年買ったときは誰がインストしたんだろ?確かにおばさん以外、店員はガラリと変わっていますね。

そんなこんなで画面も変わり、インストは順調に進んだのですけど、、

らおぱんと呼ばれて-電脳城の夜3

他のお店は店じまいして、辺りは真っ暗になりました。

店を閉めた人たちが、帰りがけに声をかけていきます。

まだ、仕事してるの?って感じで、、

するとおばさんが、英語の軟件(ソフト)入れてるのよ、、って応えると、

英語の軟件!そりゃ大変ね!!、、ちょっと英語の軟件ですって、、えっ、英語の軟件!?、、ザワザワ、沢、、

消えたくなりました。

で、やっとWINDOWSが立ち上がったんですけど、、

ああ、やっと帰れるって思いましたよね。

ところがお兄さん、デスクトップのMy Computerを右クリックすると、、

管理はどれですか?って訊いてきました。

管理は、、manageですよね、、。そこをクリックして、デバイスマネージャを出します。

するといくつか?マークになっていて、それが何を意味するか訊かれました。

〝これは何ですか?〝

〝网卡(ネットワークカード)〝

〝これは?〝

〝显卡(ビデオカード)〝

と、言った感じに答えると、

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〝それでは、これから启动软件(デヴァイスドライバー)をインストします〝

ええっ、ま、まだやるのか、、

どうせマザーボードのだから、インストーラーのディスクがあるんだろう、、と思いました。

そのとおりなんですけど。

中文のディスクだから、入れたばかりの英語OSでは、、字化けしちゃうんですよ、、

こればっかりは翻訳できないので、、でも、位置関係憶えているのか、適当にクリックしてなんとかインストを終えました。

そんなわけで、やっとお金払って、、帰れることになったんです。

おばさん、店の者一人に送らせますから、、って言ってくれるんですけど、、

らおぱんと呼ばれて-電脳城の夜5

当たり前ですよ、こんな状態でパソコン一台、一人で持って、どうやって帰れっていうのよ、、

一人の店員がPC本体を抱え、私は液晶ディスプレイと、キーボードその他を手に下げて、電脳城を出ました。

もう、エスカレーター止まってましたね、、

タクシー乗り場まで送ってもらい、やっと帰ることが出来ました。

日付は何とかその日の内です。