ふつうの月餅 | らおぱんと呼ばれて

ふつうの月餅

前回のチョコ月餅 にはみなさん、興味を持って頂けたようで何よりです。

とりあえず10月3日のお楽しみということで、私も辛抱できるか人の器が試されることになりそうです。

ところで日本では月餅、、なんて読みます?"つきもち"?それとも"げっぺい"ですか?なんか"げっぺい"では変換されないので、"つきもち"って打っています。

実は香港に来るまで、月餅というものを知りませんでした。

日本でも年配の方や、中華街によく行かれる方はご存知だと思います。

私は嫌いだから、あんまり食べないんですよ、、。

とにかく甘いだけならともかく、ラードとかの脂が餡に練りこんであるらしく、食べると口の中にもねっとりとした感覚が残ります。

味は不味くは無いですね、、ただ、食べるとすぐに気持ち悪くなってくるんです。

ですから味覚よりも体が拒絶してくるという感じですか、、。

日本のはわりと脂を抑えたものが売られているんじゃないですか?でも脂が全く入らなければ、和菓子と違いがなくなってしまいますけど、、。

で、この月餅を基本的には中秋節に、満月を見ながら家族で食べるのですが、現在では贈り物とする習慣が主になってる向きがあります。

私はこれもらってもね、、かなりの時間、冷蔵庫の中で鎮座することになるので面倒なんですよね、、。


さて、昨日の夕方、スーパーに買い物に行きました。

もう中秋節商戦真っ只中という感じです。


らおぱんと呼ばれて-月餅売り場
この四角いビスケットの缶みたいなのに普通は月餅が入ってます。


らおぱんと呼ばれて-月餅売り場2
この赤い台、全部月餅です。

値段も40元前後から300元前後までと、ご予算、贈る相手に合わせて選べるように揃ってます。


らおぱんと呼ばれて-酒
これは同じように中秋節に贈るお酒です。なぜか洋酒が多いです。

早い話が、日本のお中元、お歳暮みたいな習慣に近いのですが、贈る品目は限られてますので、楽っていえば楽です。

それでも価格とグレードという垂直方向の基準で一つの商材を並べても、これだけバリエーションに富んでしまうわけですから、共産主義が事実上崩壊していることを窺い知ることが出来ます。

もう階級闘争って言葉は微塵も感じられませんね、、以前なら人民月餅とか作って、それで統一しそうなものですけど、、。


さきほど外へ出たついでに、近所のコンビニや商店で月餅の単体売りは無いのか訊いてみました。

中秋節が真近に迫ると、売れ残りの缶を開いて、単体でよく売るのですけど、さすがにまだばら売りする時期じゃ無いようです。

いや、別に食べたいんじゃなくて、写真を撮って貼り付けようかと思いましたから、、、。


やっぱりまだ開けるもんじゃないみたいですね、、。