暑いときのご飯
久しぶりに食べ物の話でもしましょうか、、、。
お昼に好きなものを出してくれました。
これは泡菜を細かく刻んで炒めたものです。
泡菜は野菜を塩水や酢で漬けたものなのですが、これはなんの野菜なんですかね?
まあ、とりあえず白菜だとしておきましょう。
泡菜自体は市場で売っています。ただ、売っている状態を見ると自分では買う気が起きないのですが、この状態で食膳に供されると食欲を阻害することは先ず無いです。
何の野菜かもわからないのですから、、。
当然、買ってきたものは良く水洗いして、刻み、熱を通す意味で炒めるのでしょう。
いや、そう思い込んでるほうが幸せかもしれないので、深く追求するのはやめておきます。
で、これをこの様に、、あったかいご飯の上にのせて頂きます。
こっちの人はその都度箸で取ってお茶碗にはこぶ様ですが、私はこの様にご飯にある程度の量をのせて食べるのが好きです。
ちょうど納豆や生タマゴをかけてご飯を食べるように、掻っ込むという食べ方ですね。ちょっとお行儀わるいですけど。
以前、東京の実家に家庭というものがあった頃、夏になるとぬか漬けの漬物が良く食卓に上がりました。
やはり、気温が高いと漬かりも早く、すぐ酸味が出てしまうためでしょう、寒い季節に比べ毎食のように漬物を見たように憶えています。
実際、真夏の暑い時に食べる漬物のあっさりした味わいは、暑さで減衰した食欲を補ってくれますよね。
ところが毎日そのように漬けてると、ぬかみそから取り忘れた野菜が、時々出てくるんですよ。
もちろん、酸っぱくて塩辛いのですが、それを細かく刻んで水分を搾りますと、酸味もしょっぱさも適度に抑えられます。
それをやはり写真のようにご飯にのせて食べたのですが、美味かったんですよ、それが、、。
夏の間は三日にいっぺんぐらいはそれが食卓に上がり、特に、中学の頃、夏休みに学校のプールから帰ってきた時に、その刻んだ漬物があると一膳よけいに食が進みました。
野菜は大根やかぶの葉っぱがよく、刻まれたと憶えています。忘れやすいですからね、取り出すの、、。
そんなわけですから、この刻んだ泡菜も今のように暑いときに食べると、懐かしさを味わうことができます。
酸味と塩辛さが実家の刻んだ漬物ほどではないですが、こちらの味にに慣れてしまった舌にはちょうど良く感じます。
気になるのは油で炒めてあるので、冷めると油の味がしつこく感じられることですね。
ですから寒いときに食べるとそれほど美味しくは感じられないんですよ、、。
で、この料理なんて呼ぶのかって言うと、、、知らないんですよね、、考えたことも無いです。
なんか適度な頻度で作ってくれるもので、、。