下痢で肛門が痛くなるのはなぜ? | お腹の悩み解消法!あなたが知らない腸の専門家のカンタン対処法!

下痢で肛門が痛くなるのはなぜ?

下痢で肛門が痛くなるのはなぜ?

下痢で何度もトイレに駆け込んでいると
肛門が痛くて便を出したくても出せないときがないですか?

ほとんど塊は無いのに
液体だけが出るときでも痛くてたまらないときがないですか?

お腹が痛くて早く出してしまいたいの
何度もお腹が痛くてもう出るものが無いぐらいに出尽くしているのに
肛門が痛くて気張ることも出来ない。

なぜこんなに痛くなるのでしょう?


■痔のせいで痛くなる

痔が排便時の便によってこすれていたくなるのです。
特に切れ痔になっていると便によって肛門が押し広げられ
それによって切れ痔の傷口が広がって痛むのです。

イボ痔でもイボ痔の部分は血管が膨らんで腫れている状態なので
そこにウンコによる物理的な刺激が加わると痛くなるのです。

ゆっくりと排便をすれば
少しはマシです。

しかし、下痢の時にはほとんど水のような状態で
物理的な刺激はほとんど無さそうです。

それでもかなり痛いですよね。

ゆっくりと少しづつ出しても
かなり痛い・・・なぜ?


■大腸検査の前処置の下痢では痛くない

すこし特殊な状況ですが
大腸の検査の時には下剤によって便を出します。

 →大腸ファイバー体験記


この時はまさに下痢の状態になるのですが。
痛みはほとんどありません。

大量の水を飲んでいるので
出てくる便はほとんど水その物だからです。



■下痢には刺激物の腸液が多く含まれる

ところが下痢の場合は少し違います
下痢便には腸液が多く含まれているのです。

この腸液はアルカリ性で
刺激物なんです。

通常であれば
軽い刺激として排便を促す役目もしているのですが。

下痢の場合は
この刺激が強すぎてしまうのです。

その為特に痔が有る人は
強烈に刺激されて痛くてたまらなくなるのです。

下痢になるほどに腸液も増えるので
どんなにゆっくりと排便しようとしても
腸液のアルカリ刺激からは逃れられません。

ほとんど出るものが無いのに
出てくるほんの少しの液体でもすごく肛門が痛くなるのは
こんな訳があるのです。