気を引き締めないと | 音楽リスナーとPCユーザのための著作権パブコメ準備号

気を引き締めないと

輸入盤規制の頃を知る人は思い出してほしい。
知らない人は、こういうことがあったと、話を聞いて欲しい。

あの時も、川内議員は(そしてキーたん、大ちゃんほか民主党の議員は)鋭い質問を飛ばした。
実況スレではAAが乱れ飛び、おれたちはPCの前で笑ったり泣いたりした。
国会中継映像ファイルの閲覧者数は記録的な数字だったという。
文化庁の担当者はオロオロするしかできなかった。

輸入盤規制法案は、「法案」だった。一瞬、希望の光が降り注いだような気がした。

しかし、法案は全会一致で可決した。
川内議員は採決の時に席を外して、賛成票を投じることを避けた。

どれほど鋭い質問をぶつけ、その答えがどれほどグダグダなものであったとしても、その答えがどれほど理不尽なものであっても、提出された法案を止めることはできない。
まして、すでに「法」となってしまっているものを変えることはできない。

輸入盤規制は、その後、法の施行までは何ヶ月かの猶予があった。
文化庁は、法では止めることができる洋楽の輸入盤を止めるつもりはなかった。
おれたちはそれを信じるための何かが必要だった。
音楽メディア関係者は、文化庁と交渉し、ガイドラインを作った。
法の施行後、何人もの「watchdog」が監視を続けている。

PSE法による中古販売規制は、あとヒトツキの猶予もない。
まだ、おれたちは抵抗するための団体を持たない。
経産省は、法で禁止することができる中古品を禁止すると言っている。

法を変えるには、与党にこの問題を理解してもらわなければいけない。

2月28日(火)の政調・経済産業部会でどういう結論が出たのかは知らない。
しかし、今日の国会質疑で主な問題点は明らかになった。
経産省の勉強会で聞いた話と違うということに、自民党の議員も気付いたはずだ。
有権者の声に耳を傾ける人はいないのだろうか。

おれたちはこの法律について、今の自民党を批判したいわけではない。
おれたちはこの法律について、問題となっていることを理解出来ず、問題を回避しようとしない人たちを批判するだけだ。

小泉首相は、<物を大切に使おう、使える物は出来るだけ使っていこう、再使用しようという「もったいない」の精神を理解してくれた>とマータイ女史を讃えました。

公明党は、弱者に優しい政党であったと思うのです。

だから、本当にこの法律を何とかしたいと思っている人は、自民党と公明党に声を届けて欲しい。



↓燃料
今この辺→【審議】 輸入盤撲滅問題を議論スレ・第8条【直前】
      http://makimo.to/2ch/music4_musice/1085/1085119294.html
今この辺→【タワ-は】 輸入盤撲滅問題・第9条【支持】
      http://makimo.to/2ch/music4_musice/1085/1085591597.html



そういや輸入盤規制も経産省が言い出したんだっけか。

邦楽CDに輸入権、海外製格安品の流通防げ 経産省が導入検討
(2003/2/26 読売新聞)