今日は午前中はなんとか,けれど,お昼を過ぎたら,。。雨なのです。
でも,せっかく来ている旅行。
まず,またきょうも予約しておいた観光タクシーで 華厳寺→高山寺へ。
華厳寺は別名,鈴虫寺。
本堂で数万匹の鈴虫を,数代前の住職のときから,さまざま研究を重ねて,一年中鳴かせていることに成功しているお寺。
禅宗のお寺としてのしきたりを大切にしつつ,参拝に行ったひとたちを本堂に上げて,30分くらいかな?もうちょっとかな?法話を,面白おかしくきかせてくれて,そのあと「幸福御守」を授けてくれるところです。
入り口の門柱と88段の石段でできた参道。
もし,訪ねる予定のあるひとは,この88段を記憶しておくと,法話のときにリアクションをとれます。
法話で,「ひとは若いうちは石段を登るとき,段数を数える余裕ももってる。でも,だんだんと歳をとると登ることだけでいっぱいいっぱい」といったくだりがあるのです。
珍しい,草鞋をはいた幸福地蔵。
お願いをしたひとのところに出向いて,願いをきいてくれるのだそうです。
つぎに訪れたのは,世界遺産「高山寺」。
ただ,今日は金堂とかは参らずに,石水院中心で…。
写真は撮らなかったけれど,鳥獣人物戯画の展示(レプリカ)や運慶作,開山の師「明恵上人」の大切にしていた犬の像,「阿留辺畿夜宇和(あるべきように)」と書かれた黒板(?)など,見どころ満載。
わたし的には,この善財童子の像が大スキ。
ただ,写真に収めるのにはとても苦労させられる像です。
(じつは訪問は二度目。前回も撮影には満足できず,今回リベンジのつもりだったけれど…)
あと,この「日いずる先照らす,高山の寺」の看板といえばいいのか…
けっこう,心魅かれるモノたちです。
明恵上人とは月をこよなく愛したそうで,「月の歌人」といわれることもあるそう。
「あかあかや あかあかあかや あかあかや あかあかあかや あかあかや月」
わたしみたいな凡人じゃわかりえないけれど,ただ,ここから観る月の明るさ,美しさはすごいに決まってると思います。
いったんホテルへ。
食事を終えたら,。
予定では,教王護国寺,つまり,新幹線から五重の塔の見える東寺の,秋の特別公開を観に行くつもりなのだけど…。
でも,やっぱり行く!!
雨が激しくて,歩きづらく,しかし,五重塔第一層の特別公開はけっこう期待通り。
中は撮影できませんが…。
ほんとうは,このあと,こちらの閉門16:30までいて,その足で高台寺のライトアップに行く予定でした。
でも,雨足がひどくなるし,母に少し疲れが出たようなので,あきらめていったんホテル。
高台寺のライトアップはあきらめて,17:30くらいからふたたびホテルを出て,予定では高台寺を回って,一年坂,二年坂,三寧坂経由で行く予定だった,清水寺ライトアップにショートカット。
タクシーでアクセスしたものの,クルマの混雑と清水道の人通りと,1時間近くかかって…。
なんとか三寧坂の出口まで。
ひととおり順路を回り,タクシーを降りた三寧坂のところまで戻るのですが,ここで,帰りのタクシーが取り合い。
やっと確保したクルマも,ドライバーさんがドアを開けたら,割り込もうとするおばさんチームがきて危うく横からさらわれるところでした。
いろいろ交通規制もあり,三寧坂を下って,北大路通りを通って京都駅へリターン。
夕ごはんは結局,伊勢丹のレストラン街で…。
ただ,わたしも少し疲れたか,それと,靴が合わなくなったらしくって,足に激痛が走ってることもあって,食欲があまり湧かず,全部も食べきれず。
雨は残念だったけれど,訪問地はどれも大満足な一日でした。