花の季節⑭ | きのこガリ★島根&広島を勝手に応援マンガ

きのこガリ★島根&広島を勝手に応援マンガ

「きのこガリ」は広島で暮らすきのことガリクソンと子供たちの日常を描いたエッセイ漫画です!たまに島根の実家にも帰ります。
見てくれる人が和やかな気持ちになれるマンガを目指しています。どうぞ見て行ってくださいね♡

花の季節⑬からつづく



パーティー当日。



からすまんが

イレイナは送られてきたドレスを身にまとい、街へ出かけた。





クリストファー家はイレイナがいつも歌っている

噴水からよく見えていた大きなお屋敷。



このお屋敷に自分が足を踏み入れることがあろうとは・・・



召し使いの女性にパーティー会場に案内されたイレイナは

目の前の光景に呆気に取られた。



家の中とは思えないほどの広い会場。



煌びやかなドレスや宝石を身にまとう貴族たち。



豪華な料理が並ぶテーブル。



まるで夢を見ているようだった・・・




しばらく呆然としていると、


「よくおいでくださいました。イレイナ様。」


そう声を掛けらて我に返ったイレイナ。



目の前には優しい表情でイレイナを見る執事がいた。




からすまんが

「とてもよくお似合いでよかった・・・。」


イレイナのドレスを見ながら執事はそう言った。



イレイナはこのドレスや今までの贈り物のことも

執事に聞いてみることにした。



「差し出がましいとは思いましたが、

マルク様がイレイナ様のことをとても心配なさるものですから

ご用意させていただきました。」



イレイナの予想の予想通りだった。



もうすぐそのマルク様と対面できる・・・



その時急に会場がざわめき出した。




からすまんが

「マルク様が来られたようですね。」



執事が目線をイレイナの後ろにやった。



その先にマルク様がいる・・・



イレイナの胸は急に緊張で早くなった。



からすまんが


そしてイレイナはついにその姿を目撃する・・・






花の季節⑮へつづく