人形劇 | 猪突猛進 にがおえ*がお

猪突猛進 にがおえ*がお

広島のイラストレーターCHORO。似顔絵・イラストやウィンドウペイント、ワークショップなどで活動中。
元旅人。現在はカポエイラ にハマり中♪

           



晴れて、あったかかった今日。

子供文化科学館に人形劇を観に行ってきました。

消しゴムはんこ(香面堂)のたむたむは
大学時代に人形劇サークルに所属しとったんじゃけど
その人形劇サークルが解散してしまう。
その最後の公演に、OGのたむたむも出演することになったのです。

人形劇を最後に観たのはいつじゃろう。。。
。。。観た記憶がない。
観たことはないけれど イメージ的にはなんとなくわかる。
行っても子供しか楽しめないのではないだろうか、

なーんて思うことなかれ。
あなどることなかれ。

大人だってぐぐーんと入り込んでしまう、
それがたむたむのいたサークル「おもちゃ箱」。

まずその人形の大きさにびっくり。
遠くからでもよく見える(すべて手作り)。
そして劇団のみなさんの役がとても素晴らしくて、本当に人形が話しているみたい。
4話上演で、最後の「ふゆじたくのおみせ」という劇
このストーリーには「友情」とか「愛」を感じました。
お互いをおもいやる気持ち、ほんわかと幸せな気分になれます。
すこしあやふやですが、こんなおはなし↓

動物たちは冬目前にふゆじたくのお店へ買い物へいきます。
それは冬を快適に過ごす為のクッションであったりあたたかい服であったり。
みんなはそれぞれ自分の欲しいものを買うためにどんぐりを集めに森へ出掛けます。
このお店でのお金はどんぐり。
ものによって個数が違うのです。
そこにあった大きなセーター、それを見てやまねくんは
「くまくんに似合いそうだなぁ」
友だちのくまくんにプレゼントすることにしました。
そこにあった小さなチョッキ、それをみてくまくんは
「やまねくんに似合いそうだなぁ」
友だちのやまねくんにプレゼントすることにしました。

大きなセーターはどんぐり500個。
しかし体の小さなやまねくん、次々にどんぐりを見つけていきます。
小さなチョッキはどんぐり50個。
しかし大きな体のくまくん、どんぐりを見つけるのに苦労します。

みんなが次々と品物を手に入れていく中、
2匹はどうしても最後の1個が見つからなくてまだ森の中にいました。
「あっ!!」
どんぐりが1つ落ちています。
そのどんぐりを拾おうと手を伸ばしたのはやまねくんとくまくんの2匹。
2人は同時にそのどんぐりを見つけていたのです。
お互いにお互いのプレゼントのために集めているということを知らない2匹は
じゃんけんでどちらが先に見つけたかを決めることにしました。
「じゃ~んけ~ん・・・」
勝ったのはやまねくんでした。
「やった~!!」
大喜びのやまねくん。
反対にがっくりと肩を落としたくまくん。
そんなくまくんをみたやまねくんは思います。
「こんなにしょんぼりしたくまくんは見た事がない。
 ぼくはまた見つけたらいいや」

やまねくんはさっきのどんぐりをくまくんの行く先へこっそり置きました。
それを見つけたくまくん。
「あれ、さっきはここになかったと思うんだけどなぁ」
やまねくんはくまくんがどんぐりを拾うのを見届けてから またどんぐり探しに戻っていきました。

そこへやってきたうさぎくん。
「やまねくん、どんぐりは集まったかい?」
「最後の1つがみつからないんだ」
やまねくんがそういうと、うさぎくんは「これ」とどんぐりを1つくれました。
「ありがとう!!」

目標のどんぐりが集まった2匹はふゆじたくのお店へ向かいました。
けれども・・・
日にちが経ちすぎたのか、もうお店は閉まっていました。
一生懸命集めたのに。。。

そこへ現れたお店の店主りすくん。
「欲しいもの、用意していますよ」

冬も間近、りすくんも冬眠するためお店を閉めようとしていたところ
他の動物たちが2匹のことを心配して用意してもらっていたのです。
やっと手に入れた。
2匹がお互いにプレゼントしあったものは
2匹にとてもよく似合っていました。