足立区34匹レスキュー
2016年2月半ば、足立区にて総数40匹の猫の多頭飼育崩壊についての相談を受け、当ブログにて情報の拡散を開始しました。
飼主がお住いを退去しなければならない3月15日が、猫達の命の期限でした。
たった一ヶ月程の間に38匹の、しかも途中でエイズ白血病のキャリアである子が見つかり、不衛生で人慣れもしていない猫たちを緊急レスキューすることは、正直とてつもなく困難であると思われました。
たんぽぽの里は一杯一杯でどうしても動くことが出来なく、代表よりこのブログをお預かりして私(MY)がレスキュー情報を記事にしておりましたが、現場には入っておりません。
現地で行動し飼主を説得し様々な難題に取り組んで猫達を保護・搬送・通院等してくださった御方(ご希望によりお名前や詳細をここに出すことが出来ませんが、筆舌に尽くし難いお骨折りの賜物と厚く御礼申し上げます)、現場から猫を受け入れ里親様の元へ搬送する前の健康チェック等をしてくださった預かり様、猫達の移動をしてくださった搬送ボランティア様、猫達の状況と状態をご理解の迎えてくださった里親様、飼主に代わり窓口となって連携がスムーズにいくよう対応してくださった鈴木様、そして拡散・お問い合わせ・転載等でレスキューを支えてくださった大勢の方々、本当にありがとうごいます。皆々様のご尽力で23匹の猫達は救われました。
なお、期日を過ぎ11匹の猫たちが飼い主のもとに残っていますが、現場の方が飼主のご両親とお話をされて、保健所へ持ち込むこと屋外に放つことないようご実家に猫を置くことを許していただくことが出来ました。
さらに、現在お問い合せや本日里親様決定した子もいるため、11匹より少ない頭数となりそうです。
多くの方の支えで多数の猫達が崩壊から脱せて保護頭数を減らせたこと、窓口を担い飼主に深く関わり指導する難しい役割を鈴木さんが請け負ってくださった御蔭で、最悪の事態を回避することが叶いました。心から深く深く感謝申し上げます。
誠にありがとうございました。

Facebookにて鈴木さんがレスキューについてのご報告を書かれたものを転載させていただきます。

(MY)

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お礼とお詫びのご報告

足立区多頭飼育崩壊の猫たち

飼い主様がご実家のご両親を説得され、12匹までならと承諾を得た
との連絡を昨日頂きました。
保健所にはやらない、
公園にリリースもしない、
という内容の連絡に、ひとまずホッとしています。


沢山の方からの熱心な応援、心から心配してくれる優しい気持ち。
そんな熱い気持ちで足立区の猫の事を多くの方が知って下さり、
色んな形での応援をして下さり、沢山の命が幸せな出発をしました。

本当に本当にありがとうございました。
心から感謝します。

現場に残された猫は、

3・翼 ダブルキャリア(お問い合わせあり)
5・みかん(里親決定)
7・華 エイズキャリア
17・疾風(お問い合わせあり)
20・竜太郎 エイズキャリア(お問い合わせあり)
22・みーこ 陰性(お問い合わせあり)
27・なずな 白血病キャリア(お問い合わせあり)
28・くりーむ(お問い合わせあり)

29・さつき 陰性
30・えびぞう(里親決定)
36・みー(お問い合わせあり)

となっています。

飼い主様は多頭だった事もあり、
猫のお世話が全く行き届いておらず、
健康管理も出来ていない、
病気が蔓延している、
愛情をかけられていないから人なれもしていない、
という悲しい状況でした。

掃除も行き届かず、綺麗好きな猫なのに不衛生な環境・・・

猫が好きで、可哀想で保護をし、雨と寒さをしのぐ事は出来ても
そういった環境では猫は苦しむだけです。

現場から引き出された猫たちの状態はいいものではありませんでした。

飼い主様にはこの事を踏まえて、何度も何度も適正飼育についてお話をさせて頂き、
これ以上猫を増やさない事、適正な飼育をしてもらう事をお願いさせてもらっています。

後日、誓約書という形でお約束してもらう事になっています。

猫たちはひとまず飼い主様のご実家へと移動となりました。
お迎えの決まっている猫、キャリア別にゲージ生活をしています。

里親希望のあった猫は送り出してあげたいとう思いで、
現在もお問い合わせのあった猫に関しては調整が続いています。

長い間、足立区の猫を応援して下さり、
とても心配して下さった事、本当にありがとうございました。

今後は、飼い主様が適正飼育出来るよう、
少しでも猫の数を減らし、指導していきたいと思っています。
ご報告が遅くなり、多くのお友達、気にかけて下さった方々に
ご心配をかけた事を陳謝いたします。

※私は情報を発信させて頂いただけになり、
現場で飼い主様の二転三転する話に振り回され、
我慢をし、飴と鞭で指導して、捕獲・通院に動いて下さったのは、
個人ボランティアの皆様になります。

このボランティア様が頑張ってくれた結果、猫たちが幸せへと
動き出す事が出来ました。
沢山の我慢と頑張りを本当にありがとうございます。
まだ終わった訳ではありませんがお疲れさまでした。