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栄にある愛知県美術館で『ゴッホとゴーギャン展』を見てきました。
 
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 とてもとても感動しました。
 
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ゴッホとゴーギャンが過ごしたアルル。
この時の2人は大きな運命の渦中にあったんですね。

時系列に見ると、ゴッホは明らかにフランス以前と後で色に違いがあります。これは浮世絵などの影響のジャポニズムに起因もしているのでしょうけど、2人が過ごしたアルルの『黄色い家』での生活で大きな変化があったものと思われます。

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この頃の2人の作品は、ゴッホの筆使いがとても強くて作者を意識させる作品なのに対し、ゴーギャンの絵画は平坦で筆致よりもむしろ、絵画の中身を想像させる作りになっているのね。

今回の展示で最も目を引くのは『ブドウの収穫』でしたね。これはすごい作品です。

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ゴーギャンの代表作でボストン美術館所蔵の『我々はどこから来たのか我々は何者か我々はどこへ行くのか』へと繋がってゆく人間社会、近代化への警鐘を感じました。私はあの作品を目の当たりにして嗚咽しました。涙が止まらなかった。

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そして今回、ゴーギャンの『夢見る子供』、これは彼の娘の絵だそうですが、まあこの純真そのものの絵に涙、涙、涙(T ^ T)

失ったものを思い出させます。
子供の成長とともに、子供時代は失われる。

ああ、感動。



生きててよかった。



絵画ってそこにないと見ることができないでしょ。だから行かなきゃいけない。
行けばその時の記憶が蘇ります。

たまにはいいですよね。

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