とてもとても感動しました。
この時の2人は大きな運命の渦中にあったんですね。
時系列に見ると、ゴッホは明らかにフランス以前と後で色に違いがあります。これは浮世絵などの影響のジャポニズムに起因もしているのでしょうけど、2人が過ごしたアルルの『黄色い家』での生活で大きな変化があったものと思われます。
今回の展示で最も目を引くのは『ブドウの収穫』でしたね。これはすごい作品です。
ゴーギャンの代表作でボストン美術館所蔵の『我々はどこから来たのか我々は何者か我々はどこへ行くのか』へと繋がってゆく人間社会、近代化への警鐘を感じました。私はあの作品を目の当たりにして嗚咽しました。涙が止まらなかった。
失ったものを思い出させます。
子供の成長とともに、子供時代は失われる。
ああ、感動。
生きててよかった。
絵画ってそこにないと見ることができないでしょ。だから行かなきゃいけない。
行けばその時の記憶が蘇ります。
たまにはいいですよね。