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ミュシャは私が大好きな画家の一人です。
今日は六本木にある国立新美術館で開催されている
ミュシャの『スラブ叙事詩』の展覧会に行きました。
私、スラブ叙事詩がこんなに大きい作品とは知らなくて
会場に足を踏み入れた途端
その迫力に圧倒されました!
そんな絵が、今回20枚も一挙に展示されているんです。
圧倒的な芸術にはひれ伏すしかない
というのが率直な感想。
すごいオーラです。
今回は、なんと最後の4枚の写真撮影が許可されていました!
↓「スラブ民族の賛歌」&「聖アトス山」
「ルヤーナ島でのスヴァントヴィート祭」という作品には
こう一言添えられていました。
"神々が戦いにあるとき
救済は諸芸術の中にある"
ミュシャは平和を愛した画家ですしね。
今回余計ミュシャに親しみを感じたのは
若い頃は結構挫折してるんですよ。
18才の時は、プラハの美術アカデミーの受験に不合格。
21才の時は、劇場が火事になって当時勤めていた工房が経営危機になり
ミュシャも人員整理のためにクビ。
29才の時は、伯爵から援助を打ち切られて雑誌の挿絵で生計を立てる。
などなどあって
やっと30才になった時、あの有名な
サラ・ベルナールのポスターを描くんです。
偉大なる芸術家のこういうストーリーを聞くと
私も頑張らないとなぁと思います。
ミュシャの絵といえば女神のような女性が特徴ですが
今回のスラブ叙事詩は、それとは全く違い
深い畏敬の念を覚えました。