2つ年下の後輩、ユノ、、、こいつとチームを組むとは思わなかった。
あまりに、性格が違いすぎて。
僕はスカウトでこの世界に入ったものの、なにもできなくて、かれこれ二年間のレッスンを積んでいた。
ユノは、オーディションで勝ち上がってきただけあって、すでに、ダンスでは、僕を越していた。
レッスン室に入るやいなや、大きな声で挨拶をし、やる気まんまんのユノ。
自信があるだけあって、ダンスのレベルはその中でもかなり光っていた。
誰にでも話しかけて、僕が入った当時を思い出すとあまりの違いに驚くばかり。
こういう奴が芸能界に向くんだよな。
最近、もう自分は無理じゃないかとあきらめていた。
もともと、進んで入ったわけでもないが、二年間のレッスンが無駄になるのは悲しかった。
そんなあるとき、社長に呼ばれる。
「二人でユニットを組もうと思う。今日からデビューに向けてのレッスンに入る。
宿舎も決めた。ユノもチャンミンもそこに入るように。」
「すみません。僕、自宅から通えますけど。」
「みんなそうしてるんだ。その方が、結束も固くなる。」
「はい!よろしくお願いいたします!」
と、大きな声で無邪気な笑顔をみせるユノと、戸惑う僕は初めからすべてが違ってた。
※【ゆのみん企画】先輩と後輩
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