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家事をする父の娘は向上心が強くなる
マイナビウーマン 06月05日23時18分
料理に洗濯、お掃除まで、家事を手伝うお父さんは、お母さんに嬉しいだけでなく娘にも意外な影響が。ブリティッシュコロンビア大学の調査によると、父親が家事を行う家庭で育った女子は、企業や専門職などでより高いキャリアを目指すようになることが明らかに！
調査では、7～13歳の児童326人と、子供たちの両親のうち少なくとも一人が参加。研究チームが参加者の家庭の家事と賃金労働の分担の割合を分析したところ、両親・子供ともに家事がより男性より女性の仕事であるとの認識を持っていました。
ただ、調査を率いた同大学のアリッサ・クロフト氏は、「両親が家事を平等に分担する家庭で育った女子は、より広範なキャリアゴールを視野に入れて育つようになる」と話し、「男女の役割分担」でなく、作業を「平等に分担」する家庭で育つことによる意識の違いを指摘。
母親の「平等」に対する価値観が子供の態度に大きな影響を与える一方、父親の家事参加への姿勢がキャリアへの野心を予知する最も大きな材料となる、と説明しています。
また、同氏によると、たとえ父親が男女平等を謳っていても、家事に参加していないと娘は看護婦や教師、専業主婦などより典型的な女性の仕事を思い描く傾向にあるとのこと。「平等を語ることも大事だが、調査結果からも、父親が実際に行動に移すことが必要不可欠であることは明らかだ」としています。
こうした結果を踏まえ、クロフト氏は「企業での男女平等促進を進めていても、依然として女性はリーダーシップ・ポジションや管理職から遠い存在にある」と延べ、「家庭内での男女平等が、女性のキャリア向上心につながることが分かったことは、重要な発見だ」との見解を示しています。