心理学に興味のある私にとって、ずっと勉強してみたいと思っていた選択理論心理学。
他の心理学とはどう違うんだろうと思いながら、ほぼ知識のないままセミナーに参加したメモ

今回講師をして下さったのは、スーパーバイザーの角尾さん。

選択理論心理学は、ウィリアムグラッサー博士が提唱し、外的コントロールと内的コントロールの違いがポイントで、人は外側の刺激から動機づけられず、内面から起こる基本的欲求から動機づけられるとし、人それぞれ違った上質世界を持っているので自分が他人を変えることはできなという前提にたった心理学。
過去がどうあろうと今が重要であり、将来のために今何を選択するか、その人の願望を聞き、行動を意味づけしていく。


選択理論心理学では、ロールプレイを行いながら、カウンセリングのやり方を実践的に学んで行くので、実際に2事例を行ってみた。

①父親からストーカーのように干渉されて困っている女子大学生の話。
②子供がゲームをやっていい30分を過ぎても止めないことに困っている母親の話。

人それぞれアプローチの仕方は違うけれど、ロールプレイとはいえ受け答えは即興なので、どうやったら上手く導くことができるか、やってみて難しいなと感じた。

私が行ったアプローチは、①傍から見れば心配してくれるよい父親とも受け取れるという視点を与え、もう少しお互いが歩み寄れないか考えてみること、②約束を守らないことが嫌なのか、ゲームではなく運動ならいいのか、何が問題なのか深堀してみること。


先生が見せてくれたロールプレイは、話を聞いて気分を換えるだけでなく具体的な行動を伝え解決方法を提示していた。

①ここまでなら我慢できるという限界点を父親に伝え、それを超えたら自分は家を出る等の行動をする、外的コントロールを取り除き、自分のコントロールを取り戻すために、相手と交渉するというもの。
②過去には子供が母親の言うことを聞いていてくれたけれど、成長するにつれ今は違う。変化が起こった時に関係構築をしておくべきだが、今は言うことを聞かなくなってしまったなら何もできない、もう少し見守って見てはどうかと伝える。



今回セミナーに参加してみて感じたことは、友達からよく人の話を聞くのが上手いと言われるが、確かに傾聴することは得意な方だけれど、具体的な解決法をしっかり伝えるというのは難しいなと感じた。これも引き出しが多くないと伝えられるものが少ないし、慣れの世界でもあるので、場数を踏むことが大切だと思う。

各地で学習会や研究会が運営され、ロールプレイの実践を繰り返しているそうなので、時間のある時に参加してみようと思った。


今日のロールプレイ②で相談役をした時に、カウンセラーに質問された答えで、自分の価値観が如実に現れているなと感じた。単に役割を演じているだけと思いきや、結局は自分が発する言葉なので自分の無意識の価値観が出ているようだ。そういった意味でもロールプレイを繰り返すことで、自分自身を内省することもできると思った。

自分自身の上質世界は何だろう、私の願望って何はてなマークという深堀も行えるロールプレイ・・・勉強になる!!




選択理論心理学 総合情報サイト
http://www.choicetheory.jp/