4月13日に手術回避の記事を書いてから1か月半、何もブログを

更新しないままに時間が経ってしまいました。

その間、冬ごもりに続く春ごもりを続けています。

次の検査は今月なので春ごもりの成果がどうなっているのか

今日の時点では分かっていません。

ただ冬ごもりで胃のガンがよくなったのだから同じことを続けて

いればきっと何か良い結果になるのでは、という気持ちはあります。

でも今年の冬はとても寒かったし家にこもるのも諦め?がつきやすい

という面もありますが、春になって暖かくなり外の天気も良い日が

続くと家にこもるというのも心を鬼にしないと(大げさですかね)

できにくいものですよね。

済陽先生からは夏まで頑張ってみようとおっしゃっていただいて

いるので、そこまで頑張ってみても更なる好転が見られなければ

冬ごもり中に覚悟していたように胃の手術に踏み切ればいい、

そんな思いを胸によみがえらせながら春ごもりを続けています。

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そんな中で一つ変化がありました。

 

昨年12月から続けている抗がん剤、パクリタキセル(タキソール)、

毎週外来で点滴を続けていました。

3週投与、1週休薬の4週間で1クール、 4月まで続けましたから

5クール投与したという事です。

最初の頃はそれ以前に使用していたイリノテカンの副作用に

比べて比較的軽めの副作用だったので助かっていました。

パクリタキセルの副作用は僕にとって楽、 そんな記事まで

ブログに書いてしまいました。

 

しかしそんな甘いものではありませんでした。

 

毎週点滴を続けているうちに着実に薬が体に溜まってゆくのでしょう。

2月、つまり3クール目あたりからボディブローのようにじわじわと

副作用がつらくなってきました。

悪寒、倦怠感というのは今まで経験したすべての抗がん剤に共通でしたが

それに加えて手足のしびれというのがこの薬の特徴的なところです。

(あと脱毛も、、、)

手足のしびれというのは複数の体験者からも聞いてはいましたが

実際に体験すると、ああこのことなのか、とよく分かりました。

僕の場合は足のしびれ、特に足裏の拇指球(ぼしきゅう)あたりから

足の指の付け根全体あたりがジーンとしたしびれや感覚が無くなるような

感じ、 だからスリッパなどをちゃんとはけたか分からず転びやすく

なったり歩くときもしびれを感じたりしました。

手のしびれはさほどではないもののやはり感覚が薄くなっている感じで、

モノをしっかりつかめていないらしくペンやスプーンなどをするっと

手から取り落とすこともたびたびありました。

4月に入ってから特にそれはひどくなり、足のしびれが耐えがたい感じに

なりました。  常にしびれで意識が取られるし、時々神経痛のような

痛みすら覚える状態、  歩くのも嫌になってくるし、夜もしびれと痛みで

眠れないことが増えてきました。

 

抗がん剤の量は標準量の6割前後に抑えていただいていてもこういう

 

状態です。

標準量で長期間使用した人の話を聞いたこともありますがかなり

大変な様子でした。

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5月に入って主治医にその旨を伝えたところ、主治医の方から

 

もうパクリタキセルはやめましょう、という事を告げられました。

かといって今まで2年半にいくつか薬を変えてきたので、もうあまり

使用できる薬も残っていないそうです。

結局最初のころに他の薬と併用していたTS-1を単剤で使用することに

決まりました。

5月はほぼ丸々休薬して体を休め今週からTS-1を開始しました。

TS-1は飲み薬なので外来で点滴を受けていた今までよりも

病院にかかる時間が減るので助かります。

5月に休薬したので徐々に足のしびれも改善してきました。

TS-1の副作用が今後どのように出てくるのかはまだ分かりませんが

今は体調がよくなり暫くぶりに気分良く過ごせる日が増えています。

 

 

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