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Amazonって便利ですね。でも、まとめて頼んだ商品が全てバラバラの箱で送られてくる事がしばしば。ケーブル1本に巨大な箱を使われるのを見るとヤマト運輸が悲鳴をあげるのもわかる気がします。

 

 

ワイン好きな人にとっても、ワイン専門店の通販を利用する事で日本中どこに住んでいても望んだワインが手に入るというメリットもあり、運送業界のネットワークの恩恵に与ってない人は居ないでしょう。

 

いかんせん環境の変化に弱いワイン。輸送のストレスは避けて通れないものの、指定した時間帯には必ず在宅して速やかに受け取る事でお互いにwinwinな関係になれると良いですね。

 

 

 

ワインの通販と流通

近年のワイン購入において、ネット通販は早くから欠かせない存在でした。
 
量販店に出回る大量生産品とは違うワインや、最近でこそ増えたもののワインを専門に扱うお店は地方都市にはまだ少なかった事、流通の省略化によってやや安価に購入出来る事、専門店から購入する事による品質の良さ・・・など。

メリットがたくさんあった事は通販業界でワインが持て囃された理由の一つでは無いでしょうか。また、通常の生鮮食品と同様に、ワインをネット通販で購入する際に品質を重視する方は必ず「クール便」を使用すると思います。

運送大手のヤマト運輸が「クール宅急便」を取り扱い始めたのは今からちょうど30年前の1987年から。意外と最近の登場です。もっと歴史を遡ると、宅配業がまだ無かった頃は郵便局か鉄道運輸が主力でしたし、冷凍したり氷と一緒に生鮮食品を発送しても限界がありました。



今では北海道で獲れた新鮮な魚を翌日~翌々日には沖縄県でも食す事が出来る様になったのです。夏場の高温に曝される事なく自宅にワインが届くのは30年前では考えられなかった事でしょう。こうやって考えると便利な世の中になったものですね。

これから蒸し暑い夏。
環境変化に弱い上質なワインを通販購入される方は多少のコストがかかってもクール宅急便、飛脚クール便、チルドゆうパックなどを利用しましょう。




 
ユーザーの見えない部分では・・・

まだネット通販も多くなかった頃から、20年近くお世話になっている都内のワインショップがあります。

数年前、たまたま出張で店舗の近くまで来た事があり、ついでに覗いてみようとアポなしで訪問したにも関わらず「わざわざありがとうございます!」と何故か感謝され、ワインの倉庫まで案内して頂いた事があります。普段から顧客にお見せ出来る様な整理された倉庫(ゴチャゴチャしてますが・・・なんて言ってましたが、そんな事は非ず)というのは店主の人柄も出ますね。ワインがハズレた事はありません。別のお店では、ラベルに傷や汚れがあるから、と素直に記載して値下げ販売するお店もありますね。


そんなお店とは対照的に、あるお店では倉庫には物陰に使用済段ボールが山と積まれて整理もされておらず、ワインのラベルの角が浮いている物が何本かある(乾燥し過ぎ?)店。スタッフは香水の香り、ワイン倉庫は空調も無いのに、事務所はクーラーが利いて綺麗な調度品にお金をかけている店。誰がこんな所で買うかボケ(って言えたら良かったなぁ)・・・

中にはレアなワインも取り扱っているお店もあり、よっぽど生産者にチクってやろうかと思いましたが(笑)、少なくとも自分の経験上、こういう店舗はいずれ淘汰されるだろうと・・いや、淘汰されて欲しい。店の格や客集め、ファッション感覚でそのレアワインを取り扱う様な店からは、ワイン購入を考えてしまいます。



昨今、運送業界がパンク状態で配達員が荷物を乱雑に扱っている映像がyoutube等にアップされて話題になったりしましたが、お店がワインをそんな扱いをしていたら、とてもじゃないけど我々は気が付かないと思います。たまたま自分の家に来る配送業者が99%マトモなだけなのかもしれませんが・・・。


生産者から直接買う場合を除いて、大抵は酒販店で購入するワイン。
生産者に訪問して製造現場を見る事はあっても、取り扱う酒販店を見る事は少ないと思います。もちろん、生産者は信用して取引をしているのですから信用した酒販店と取引しているのでしょうが、通販で買ってハズレたワインに当たった時に運送業者の所為にしてしまう前に、本当にそのショップは信用できるのか考えてみてはどうでしょうか。






 

 

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