舞台終了しました | アマヤドリ

舞台終了しました




『ポケットパーク』、無事終わりました。

明日は普通どおりに会社だというのに寂しくて眠れない。
本番が終わるといつもそう。
本番中の楽屋とか、打ち上げで「終わっちゃって寂しいよねえ」って言っている時には寂しいけれど平気だもん、って思っていたけれどひとりになってみるとやっぱり平気じゃない。
何故か打ち上げの飲み屋さんでいただいたミニバラを花瓶に活けたとたんにじんわり涙がうかんでしまう。

今回もとても楽しい舞台でした。
前回恋におちたシェイクスピアさんでご一緒させてもらったMっぺちゃんとまた舞台に上がれたことも嬉しかったしまた新たな縁ができたことも嬉しい。
そしてMちゃん。



Mちゃんは私の踊りを誉めてくれたけれど今回この世界をここまでひっぱってくれたのはMちゃんのヴァイオリンだと思う。
私の踊りはまだまだほんものじゃなくて、けれどMちゃんの音は確実にその粗雑さを繋げ、埋め、広げて溶け込ませてくれた。
もっと私が素敵だったらなあ!って、音にふさわしかったらなあ!って思うくらい。
私はMちゃんの生む音が好きだよ。
一緒にまた世界を創れたらいいなあとも思うし、そうでなくてもまたMちゃんのヴァイオリンが聴きたいです。
ちょこっとした時間にたくさんのことを話した。
そんなことたちも、大切なものになりました。

それから…直接お話したかったのだけれど照明のYさん。
千秋楽で私が月を発見する場面、とても優しくて清らかでさざめくような光で満たしてくれた。
たまたまだったかもしれないけれど、でももしかすると私とMちゃんのやりとりを聞いていてくれたからあの光をくれたのかなあ…と。
踊りながら、その光に手をかざしながら、涙が出てしまった。
ダンサーにとって光は存在そのもの…みたいな気がする。
光がなきゃ見えないから当たり前なんだけれどもっと時間に関係すること。音が呼吸で鼓動で血のめぐりなのと繋がるんだけど。
私が踊りを好きだなあって思う瞬間はいつも光も空気も音も、私の味方でいてくれるような気になる。
それぞれの命の乱反射に私という存在が絵としてはかき消されちゃって、一緒に燃えるみたいな。
嬉しくてそのことだけでも言いたかったのだけれど上手にお話しする自信がなくてなゆたさんに伝えてもらうことにしました。


見に来て下さった皆さん、コメントやメールや、それからこころのなかで応援してくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました。
いつもこの寂しさに埋もれたまま数日すごすのでコメントのお返事やお礼のメッセージを送るのが遅くなってしまいますが…。ごめんなさい。

それからなゆたさんをはじめ一緒に出演してくださったみなさん、ありがとう。
わがまま放題のスケジュールの私ですみませんでした。
また一緒に舞台を踏めますように。


  

会場でのミニ打ち上げ。
前回の音響さんも混じってくれた。



嬉しそう。
主演のMっぺちゃんと、ヴァイオリンMちゃん。



舞台ではこんな感じですてきでした。



片づけを終えて照明の差込口がこんなふうになると終わったんだなあ、と思う。
さみしくなる一瞬。



打ち上げでいじられるS君。
でっかく載せるのはやめておいてあげたよ。