さて、サンディエゴ行きの大きな目的の一つは
おじさんに会いに行くことでした。
このおじさんは、一人息子(テキおじよりちょっと年下)を病気で15年くらい前に亡くしており、
それ以来、殊更にうちのテキおじのことを息子のようにかわいがってくれ、
私も一緒になんどもおうちに晩ご飯に呼んでもらったりしました。
まあびっくりするほどの保守派で、もちろんMAGA。
2020年の選挙をきっかけに
「それはないでしょ?」
というような陰謀論にはまり始め、
(例えば🐯は本当はアメリカの陰の大統領なのだ、とか、
キラリーなんかは逮捕されているのだ、とか)
優しいママ(テキおじ母、MAGAおじさんの姉)にも、「ちょっと話すの辛い」って敬遠されがちだったんですけど、
それがここ何年かですっかりぼけてしまって・・・
このボケが何なのか、不明なんです。
夫婦ともに、大の病院嫌い。
というより、病院を信用していない。
元から医者の言うことは話半分に聞いていたらしいのですけど、
息子さんが助からなかったこと(だけじゃなく多分その経過も含め)
最近奥さんの妹さんという人が亡くなったのだけど、それが最初誤診されていたとか。
まあ、だからって一回も見せてないのはどうか?と思わなくもないですが、
それも責められないよな、とも思う私。
それで、このおじさんがアルツハイマーなのか何なのかは不明なのですけど。
私たちが行った時、おうちの前の掃除を始めたところでした。
え?今日100度よ、おじさん、中に入りましょう。
で、一緒におうちの中に入ると、すぐにテキおじを自分のオフィスに連れて行った。
「渡したいものがあるんだ」
ってことで。
私たちが行くと、いつも何かくれる人ではあるのだけど
今回頂いてきたのは、テキおじのおじいさんの棺にかけてあった星条旗。
元ネイビーらしいです。
このおじいさんは、結構早くに亡くなって、おばあさんは2回目のご主人がいて、
テキおじとしてはそっちの人が「おじいさん」としての記憶なので、
あまりピンとは来ないらしいですけど、そういうものは大事にする人なので、
慎んでいただいて参りました。
飾る用のたなを購入せねば。
おじさん、テキおじのことは覚えていて分かったようなんですけど、
名前は呼ばなかったらしく、まあ、名前は思い出せなかったんでしょう。
ほとんどしゃべってたのはおばさんとテキおじ、時々私、そしてたま~におじさん、という感じでした。
おじさんは、あるき方もおぼつかないし、ボーっとしてることも多くて・・・B爺状態。
ただ、このおばさんがお見事な人で、
おじさんを要所要所で話しに入れ、何か言葉を引き出したりするけれど、
決して必要以上の手助けをせず、
あくまでちゃんとおじさんを尊敬している。
よく日本でも介護施設でお年寄りを「子供扱い」するのが問題になりますけど、
そうじゃないのよ。
学ぶところ大ありだわ、私のように「なんでもやってあげちゃいたい」病の人には。
そして、おじさんおばさんテキおじのスリーショットの写真撮影の後は、
おばさんに頼んで私の記念撮影をしてもらった!
それがこちら。
いいでしょ~~!
こんなのおうちにある人、そうそういないよね。爆
2016年の選挙の時に、娘(奥さんの連れ子)からプレゼントされたそうよ。
いい娘じゃ。
あ、それから、熱波襲来の南カリで脚全開のBBAにはご容赦を。
ただ娘に「ママは背が小さいから短パンそんなに気にならないよ」って言われたんですけど、
それもそうかな?とも。w
帰りにハグして"I love you, Uncle Jimmy!"と言ったら"I love you, too."と返してくれた。
これが最後になるのかな?と思いつつ。会えてよかったと思った。
帰りの車ではちょっとメソメソしちゃいました。
ごめんね、テキおじ。テキおじの方が寂しいのにね。
MAGAおじさんがB爺のようになってしまって、悲しい。
誰も時間は戻せない。
ああ実感。