- ショートソング (集英社文庫)/枡野 浩一
- ¥550
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久し振りのUPです。
とてもとてもご無沙汰でしたので、ここで今更ながらのご挨拶
明けました おめでとさんです
ということで、アフェリを再開。
この本は、去年になってしまったのですが、夏のキャンペーンに推薦されていた本の1冊です。
内容は、もうすぐ20歳になるcherry boyととてもSっぽい青年かつplay boyの2人称仕立てで書かれた
短歌を通して2人の青春を綴ったもの。
交互に進行していくわけですが、なかなかplayboyの伊賀君の心の葛藤とかcherryboyの国友君の女の人への憧れ等が、なんとなくわかるような感じのstoryになっている。
国友君が主役なのか、伊賀が主役なのかわからないところが、なんとなくダブルキャストでもええんちゃう?と
思わせてしまう作者の策略なのでしょうか?
短歌に乗せてその時の二人の気持ちが如実に出ているのが、面白い。
しかも、その中で使われている短歌も現実にある代物だと言うからすごい。
ひとつだけ、女の立場からだとこの男最低!!!って、思える歌があるので、参照までに。。。
それなりに心苦しい 君からの電話をとらず変える体位は
この短歌を詠んで、どう思われますでしょうか