飲食店ですけど…『皆様自宅で食卓を囲んでください!!』と思うホントの理由 | 近鉄四日市駅 徒歩2分 中華料理とシェリー酒のお店 DORAGON SHOKUDO

前回まで「不動産屋さんとのやりとり」

書いてきました。


今日はちょっと趣向を変えまして、

サービス業であるワタクシが考える「自炊のススメ」

についてお話したいと思います。




なぜ「家でご飯をつくる」ことが重要なのか?


その前に…


自炊される方ってどれくらい

いらっしゃるんでしょうか?


ひとり暮らしなら半分くらい??

主婦の方ならほぼ毎日、といったところでしょうか。


それでは自炊される方のなかでも、

「出来あいの惣菜」、「冷凍食品」や「レトルト食品」を

使わない方。


ほとんどゼロではないでしょうか?


科学の進歩はすさまじく、料理の世界にも

影響を与えています。


とてもレトルトとは思えない味、

解凍品とは思えない鮮度感、

たくさんの科学の恩恵をうけています。


でもここでの「家でご飯をつくる」というのは

さきほど言った冷凍食品、レトルト、化学調味料を

できるだけ使わない「手作りの料理」

のことを言います。




ではなぜ「手作りの料理」が重要なのか。


ここからが「食卓を囲む」、「自炊する」大切さの

ホントの理由です。


それはですね…


『味をともなった記憶は、はっきりと残る』からなんです。


味だけじゃありません。



あのアーティストのあの曲を聴くと、

学生の頃に、友達と朝まで遊んでいた時のことを

はっきりと思いだす、とか。


またあるお酒を飲むと、失恋したときの

ほろ苦い思い出がよみがえる、とか。


皆様も経験があると思います。


料理でも同じなんです。




例えばワタクシですと「チャーハン」を食べると

いつも思い出すことがあります。


小学校の頃、土曜日のお昼に授業が

終わったら、家まで急いで帰っていました。


コレ見るため、です。


吉本新喜劇。


そしてその時決まって食べていたのが

「おばあちゃんの作ってくれたチャーハン」です。


当時ネギが苦手だったので、おばあちゃんは

チャーハンにひと工夫してくれました。


ネギを早めにご飯に入れて、

なるべく長い時間ネギに火をいれるのです。


そうするとネギ特有の匂いがとんで

食べやすくなるんですね。


そしてちょっとずつネギをいれるタイミングを

遅くする、すなわちネギの香りの強い

チャーハンにしていきます。


するといつの間にかネギを克服し、

自然と食べられるようになっていました。




だからチャーハン、とくにネギの香りの強い

チャーハンを食べると、その時のことを

はっきりと思いだします。


同時におばあちゃんの優しさ、心遣いに

いつも感謝します。


これって冷凍食品や出来合いの総菜では

こうは行かない、と思います。


なぜならそこに「思いやり」がないから。


こればっかりは「手作りの料理」でしか

表せないことなのです。


だからこそ味の美味しい、不味いとか

料理が得意、不得意ではなく

思いやりを込めて料理をつくり

そして家族で食卓を囲んでほしい、と思います。


必ず何年、何十年経ったあとでもその料理を

食べれば、あの日の家族の団らんが目の前に

はっきりと浮かんできますよ(^-^)



今後、当ブログで

「家庭でつくる本格中華レシピ 動画編」

もアップしていきます。


お楽しみに!!!