悪魔の国へようこそ | Diario de Pollo

Diario de Pollo

El Tiempo es Igual Para Todo El Mundo.Eso depende de como se gasta. Ustedes pueden hacer lo que quieras mientras vivan. Estas historias son lo que he visto y lo que he estado viendo. La vida es bella, al menos, no es demasiado malo.

Diario de Pollo-悪魔王

数ヶ月前に書いた文章が今頃出て来た。
余程頭にきていたのだろう、、、だが折角なので載せておこう。

・ ・ ・

このエジプトという国にこれから来ようとお考えの人々に一言申し上げたくここに僕の見た真実と被害者から聞いた話をしよう。100%実話、あるいは体験談である。

エジプトという間違った国を訪れる前に渡航の是非を検討していただきたい(笑)

最初からハッキリ言わせてもらうとこの国に来た事を後悔しているに近い。

苛立つ毎日の理由は沢山ある。道を歩けば売られる無駄な喧嘩と口論、飛んでくる無教育で程度の低い幼稚な罵声、理不尽なで要領の悪い行動、汚すぎる金への執着心は物を買う際に必ず交渉せねばならない非明朗会計へつながり、封じ込められた性欲が女性の間違った扱い方を生み、異教徒特にアジア人への醜悪な態度、、、キリが無い。

何から話すか迷うがまずはカイロの問題宿「ベニス細川家」の一件、、、といわず問題、、、。

僕らがカイロへ向けて中東からイスラエルを経由して向かう道中に聞いた事だが、このホテルのスタッフの一人がチェックアウトした女性客が、他の客とエントランスで立ち話をしていたところ、彼女の尻に「早く行けよ」とガスッ!と蹴りを見舞ったとのこと。
女性に対する明らかな暴力、しかももしこれがスカーフを巻いたイスラム教徒の女性ならば間違っても蹴られなかったであろう。
客に蹴りを見舞う宿に泊まる事が出来ますか?

更に他の男性客の顔面を殴打(殴打、というと普通に聞こえるけど、パンチをぶちこんだって事。)、警察が来るという事態になったが、司法も腐りまくったこの国では警察官も脳みそ空っぽ、正義の欠片も無いわけで、ようやく来たものの「仲直りしろ!」で丸められたらしい。癒着も疑われる話だが、多分癒着というよりも単なるバカ。兄弟喧嘩を仲裁する日曜日の親父か?という情けない話だ。

いずれも英語もままならず宿泊していた日本人客である。かわいそうに。本当に気の毒だ。

更にこの宿から出ている砂漠ツアーで、車のエンジンが砂漠のど真ん中で故障、停止した時にはエジプト人添乗員と参加した日本人客がSOSの電話をしたにも関わらず、オーナーが一言

「知らん」

で済ませた後、横にたまたまいた他のホテルのスタッフと自分の嫁(しかも日本人)にこう言ったそうだ。

「あいつらが野垂死のうが、知ったこっちゃねーんだ。」

このツアーにはNYで出会いエルサレムで再会したNくんも参加していたそうだ。
更にこのツアー、奇跡的にエンジンが押しがけでかかったものの、添乗員がそのエンジンを切ってしまったらしい。その理由が

「省エネ」

だそうだ。
阿呆すぎて救えない。自分が下手したら殺してたかもしれない日本人客はさておき目先のガス優先、、、。やはりこの添乗員もかなり間違っている。
砂漠ツアーが一歩間違えば命に関わるという事を認識していない段階でツアーなんか呑気に開催している場合ではない。

更に信じられない話だがこの殺人未遂を犯しても平気なオーナーの嫁は日本人だそうだが、この状況を見て何も感じないのだから凄まじい。映画"黒い家"状態ではないか。

人が、しかも語学もままならず自分の宿を頼って来たいわば弱者的日本人を砂漠に遭難させておいて知らん顔出来てしまう、、、しかもこの女性は気付いてないらしいんだが、ここのオーナーが彼女と結婚した理由はビジネス上の利便性でビザ目的だとか聞いた。それも凄い悲しい話だな。哀れなひとだ。
気付く事も無く(例え様々なブログにこうしてボロクソに書かれても、気づかずに生涯を終えるんだろう。

他にも盗難事件などに関しても聞いているが、ある意味盗難事件よりも信じられない話だったが故に記してみた。

さて。
カイロの道を歩けばトラブルが雨のように振って来る。まず街を歩く人々は基本嘘つきで、まともな事は一切言わない。

道案内を買って出る一見親切な人はバクシーシと呼ばれるチップ目当てか、正しい道を教えるふりして自分の店に連れ込む卑怯者だ。
これには恥かしながら一度引っ掛かり、店前で激怒した事がある。さすがに何かを買わされるとか、検討してしまうなんて事は無かったが非常に不愉快な思いをした。
人が困っている状況を自らの私服肥やしに使おうという卑しい根性は昨日今日の付け焼き刃みたいな習慣ではなかろう。古代より伝わる詐欺の伝統、それこそがエジプトを支えてきたのかも知れない。

カイロの話はまだまだある。タクシーを使おうものなら必ずボッタクリ運転手に遭遇する。その確率、何と百発百中。 100%なのだ 笑

トルコで出会い、エルサレムで再会し、カイロでも再会したSくんはお母さんとやっとこさメーターを倒してくれるタクシーに乗り、ホッとしたが束の間。メーターは早く回る様に改造されていた。百歩譲ってそれで出た値段を払おうか、という時に

「この値段は一人分。つまり二人だからメーターの二倍払え」

そう言われたらしい。
さすがの出来事にSくんも激昂、反論し、道端にいた人々も巻き込んだ口論を繰り広げ、事なきを得たらしいが、おかあさんは

「エジプトのタクシーに乗るのはもう嫌や!そんなんやったら歩いた方がマシ!二度と乗らない、乗りたくない」

と仰っていた。
他にも値段交渉で折りが合わなくなった途端高速道路のど真ん中におろされた、という話もあった。僕らは公共交通のはずであるバスに隣町で落とされた、と書いたがつまり一国の首都の交通事情はこの通り腐りきっている。人が嘘しかつかないというのも大分原因になっている気がするが。

また宿で出会った方々から聞いた体験談の中には身も毛もよだつ様な気持ち悪い話があった。

それはホテル近くを歩いていたらいきなり瓶に入った液体をかけられた、というもの。

おや?

いきなりすぎて唖然とした彼女は笑いながら過ぎ去って行く男に何も言えなかったらしいが、気付けばそのかけられた液体の正体は精液であったというから手に終えない。

そのエジプト男は何日もせっせとマスをかき続け、異臭を放つ遺伝子を溜めに溜め、それを持ち歩き抵抗出来ない日本人女性にブチまけたのだ。何と薄気味悪い行為か。これは痴漢などでは済まない悪質な犯罪である。

愉快犯にしちゃ質が悪すぎる。
お粗末な教育と倫理観、この国から偉人は生まれまい、断言しよう。

南部ヌビア地方、アスワンに移ればこれまた汚なさのオンパレード。駅に着いた時点では客引きが我先にと騙そう、騙そう、と寄ってくるだけだった。だが一歩外に出れば街中からかかる幼稚で下品な罵声。

一番嫌だったのはトルコでもあった事だがヤクザ!ヤクザ!と連呼する事。

「お前、東京でそれを本当のヤクザ屋さんの前で言ってみろ、殺される。保証してやる。」

とうとう一人にそう返してしまった。
あまりにも失礼なのでね。だが、それでも笑っている。いっぺん東京にきてヤクザ屋さんに同じ事をしてほしいものだ。

もし観光客が現地人をどついてもおとがめなし、なんて法律があったら出会った全ての輩に何かしらの痛みを味合わせた事は間違いなかろう。ヤクザ屋さんが出るまでも無いだろうね、あんなガリガリども。それぐらい毎日神経の奥底まで怒りで震えていた。

アブ・シンベル神殿へのツアーではエジプト人の卑しさの真骨頂だった。神殿見学をさせて帰ってくる観光客が喉をからからにしている、砂漠だから仕方がない。
勿論何処の観光スポットもスポット価格があるが、彼等はコーラ一本に17倍の値段をつけて白人に売っていたのだ。通常2ポンド前後の缶コーラに35ポンド、、、これを日本に例えるなら110円の缶コーラを清水寺の参道で1870円で売る事に成るのだ。

さすがに神経のにぶい先進国の肥えた白人も驚き呆れていたし、彼は結局20ポンドまで値切り落とした。それでも10倍である。

僕は水を持参していた為、冷やかしで「いくら?」と聞いてみたら最初から20ポンドだった。白人プライスと日本人プライスがあるのは明白だがどちらにせよバカバカしい。
(白人プライスについては後述する、驚く事実だ。)

南部エジプトで横行しているボッタクリは内容によっては北部のそれを軽く凌駕するんだそう。一番頂けない事実の一つは、イシス神殿を川を船でしか渡れない、そして公定料金が決まっているのに外国人からは倍額をもぎ取る、というもの。ボリビアと同じ発想、実に心貧しき輩だ。聞くだけでも哀れに見える。

(公定料金の存在を知って抗議し、30分の口論の末に公定料金で渡させたフランス人の強者がいるらしいが、周りの外国人も巻き添えを喰らい、川を渡った所にある神殿の見学時間が減ってしまったらしい。時間を金で買う方が得策、という。元々おかしいのは公定料金の改ざんというか、それも良しというエジプト人、エジプト政府だが。)

奴らの金銭への飽くなき執着心には呆れるを通り越す。古代エジプト人もこんな風に意地汚い存在だったのだろうか?

カイロの宿で出会った人がこう言っていた。
「こうやって中東から北アフリカへとアラブ諸国見て回ってると何でアラブ連合がイスラエルに勝てない、五回も戦に負けたのかが分かるよね。」
確かに、、、。
自己中心的、というより"俺が全て"という自己中心思想、すぐに口論や喧嘩を始める行き過ぎた闘争本能はもはや、愚者の蛮行で、賢く団結力のあるユダヤ人に絶対に勝てないというのは頷ける。
その苦肉の策が自爆テロ、、、というわけだから恐ろしい。

ルクソールに移ればこれまた酷い。恐らくこのエジプトの旅で最悪の経験だった。まず、列車が到着するなり恐喝か?と思う程の人数に入れ替わり立ち代わり宿の勧誘をうけ、しかもそれは悪名名高い窃盗常習宿である、new everestとnew oasis、それにbob marley guesthouseという大麻常習犯や強姦魔の溜まり場がしつこくつきまとう。(女性に大麻を吸わせて動けなくしたところをレイプするんだそうだ。)

ルクソールにはeverest、oasisという宿が本当にあるのだが、new everestやnew oasisはそれらが改装したかの様、同系列を装って悪の巣におびき寄せ、宿泊客の外出中に荷物から金目の物を抜いてしまう、、、有名な危険スポット。

「俺が何も知らないと思ったら大間違いだぞ、盗っ人。お前らの宿の被害者になった日本人が沢山いるんだ。話しかけるな、偽ムスリムが!」

だが英語が分かって無いのか、今度はY一やMGにつきまとう。最終的にはMGが怒って

「これ以上ついてくる様ならツーリストポリスに行くぞ!!」

と一括、本当に悪人の溜まり場なのだろう。警察と言われるなり

「ハン!警察ならあっちだ!クソアマ!!」

と叫んで消え去った。男尊女卑、これもイスラームでは当たり前のことなのだ。女性が男性に意見するなどもってのほかの事、、、僕ら先進国の倫理からしたらおかしな話だ。自分の相方を無教育ノーモラルのエジプト男にクソアマと呼ばれるのは陰毛をむしられる様な不快さだったが相手にせず宿を目指す。

だが、宿も宿で空室があるドミトリーが埋まっているだとか嘘出任せばかりぬかす、、、だが僕は余りにも疲れていた為、交渉してここの三人部屋をドミトリーとほぼ同額まで値切って使った。

街を歩けば馬車に乗るか?としつこいおっさん達。いらない、と言う言わないお構いなしに客引きを続ける。
その横をまだ中学生ぐらいのガキが小汚くて性能の悪い某アジア製の単車に三ケツ、集団走行したり、必要も無いクラクションを鳴らして威嚇してきたり、、、更にはすれ違う全ての集団が口々に叫ぶ。

「チンチョンチャン!」
(アラブ社会で日本人、韓国人、中国人を差別する単語らしい)

「山本山ぁー!!」

「ヤクーザーー!」

「チャイナ!チャイナ!」

苛々する、という言葉だけでは片付けられない。ここにいると自分の心が荒んでいくのが分かってそれが悲しいのだ、、、。

・ ・ ・

これで終わりっぽい、、、多分書きかけ。

今振り返っても僕はあの世界では生きていこうとは思えないし、MGの話だとタレントのカバちゃんとかいう人のブログでもエジプトの最悪さは伝えられているらしいので、興味のある人やこれからエジプトに行ってみたいなんて人は覗いてみてはいかがか?

無教育というか、国が違えば人生が違う、、、最も実感した時だった。
僕はエジプトは好きじゃない。例え良き友人をその国に持っていたとしても。そういった点では中国/ロシアもそうだけどね、、、エジプトは種類が違う。世界遺産でさえ彼らは粗末に扱って、世界中の国の考古学方面からの補助金をピンハネしながらやりくりしてるんだから。アラーはピンハネしろ、人の金を盗めと教えてるのか?と何度聞いた事か。

彼らは僕らが思っているほど自国の歴史的遺産を尊重してはいない。総合的に見て、駄目な国であり、浮上する事は無いと断言出来る。本当に民度が低過ぎるのだ。

訪れるに値しない国だ。世界最低、あの国が好きな人はプライドが無い証拠かもね。