ホットライン | Chipapa の備忘録

Chipapa の備忘録

忘却は、人間の味方であり敵であり。。忘れたくない珠玉の思い出達を書いていこう♪

夕方、電話。
出たら、5歳の息子がまだ高い可愛い声で「もしもし・・・」って言ったきり黙っている。

後ろで母が、「ほら、おーくん、ピアノやったよ、ってハハに言うんでしょ」なんて言う声が聞こえる。でも、黙ってる。

「おーくん?ピアノ、もうやったの?えらいね」って言ったら、「わぁー、ばれたかー♪」なんてうれし恥ずかしそうに息子。

「うん、ピアノやったよ。それから、ちゃれんじのおべんきょうもやった」

「えらいえらい!だから、ハハに報告したかったのね。えらかったね~」と賛辞を贈る。

まだ5歳といえば、ママに甘えたい年頃なのに、じいじとばあばとねえねとがんばっていて、えらいね、おーくん。

夜、また電話。
出たら、8歳の娘がちょっと不安そうな声で「ねぇ、ハハ。漢字の宿題なんだけど、今日学校で3つやったのをドリルでやればいいのかなぁ?」

「うーん、ゴメン、ハハは、その漢字のドリルが見えないから分からないんだよ。ばあばはいるの?」

「ばあばは、おーとお風呂。それに、ばあばに聞いてもわかんないって言われるから、ハハに聞いたんだ」

「そっかぁ、ゴメン、ハハも分からないんだけど、子Chipapaちゃんが宿題のことを読んでそう思うなら、いいんじゃない?もし違ったら、先生に何をやれば良いのかよく聞いておいで」

とま、いい加減な答え。
それでも娘は納得して、「そうする。よかったぁ。ハハの携帯電話の番号をメモしておいたんだけど、役立ったよ。これからも、何かあったら電話するからね」と嬉しそう。ったくいい加減な回答しかできなかったのにさあせる

客観的に想像するに。

母親と離れて暮らす我が子たちは、それがそういうものだと育っているわけだけど、お母さんがそばにいればいいなぁ、と思うことも多いんじゃないかな。

5歳の息子は、日曜日の夕方私が単身赴任先に戻る頃になると、母、つまり彼の祖母のところに行って「オレ、この家で一番大好きなのは、ハハ。二番大好きなのは、バアバ。三番大好きなのは、ジイジ。四番大好きなのは、ネエネ。オレ、バアバ、大好き。あれ、このバアバ、ハハかな~?わ、にせもののハハだ。だけど、本物のバアバだ。オレ、バアバ、大好きだから」と、自分に言い聞かせはじめる。

終始、おどけていっているのではあるが、5歳の彼なりの気持ちの整理の仕方であり、母親を単身赴任先に送り出し、また、この家で、母不在の一週間を送るための儀式なんじゃないかな。

8歳の娘だって、まだ母親に甘えたい年頃だと思うが、学校の準備、宿題のチェック、髪を結ぶことも、全部自分でやらなければならず、3年生になってから、朝登校直前に宿題があったことに気付き、青くなって超特急で仕上げて行ったり、綱渡り状態の様子。週末には、「おんぶして」と言ってもう25キロもある自分を私に背負わせる。2年生の頃まではもうすっかりおんぶなんて卒業していたのに。

まぁまとめると。
色々はあるが。

えらいねぇ~、子Chipapaちゃん、おーくんニコニコ
不自由を感じることもあると思うけど、毎日パワフルに過ごすキミ達は、すごいなぁと思うし、すごくありがたいと思うよ。

それから。
なんと言っても、この子たちを、自分の肉親である私の両親、この子たちの実の祖父母に見てもらえるのは、この上なくラッキーでありがたいこと。この数年、私のことで苦労かけさせっぱなしだなぁ。。
スンマセン。

お父さん、お母さん、ホントにアリガトーゴザイマス。