徒然 | Chipapa の備忘録

Chipapa の備忘録

忘却は、人間の味方であり敵であり。。忘れたくない珠玉の思い出達を書いていこう♪

ちゃんとした常識人からは自分自身まったく程遠く、人のことをいえた義理じゃないんだけど。そんなことは、自分でもよーく分かっており、こんなところに書けるほどの分際じゃないことだって承知しているけれど。

でも、今回の鳩山首相の政治資金をめぐる問題の会見での首相の答弁には、本当にがっかりした。

「親も私も常に周りの人々が私たちのことを何くれなく面倒をみてくれる環境にあった」とか、「普通の家庭であれば、母親から1ヶ月に1500万円を受け取ったことはとんでもないことだ、知らないはずはない、という思いはあると思う。国民にはおわかりにならないと思う」とか、「何故、秘書は自分に何も言ってくれなかったんだろう。何故、母は自分に何も言ってくれなかったんだろう」とか・・

ふー汗

テレビでニュースを見ながら一度、新聞で答弁の書き起こしを読みながらもう一度、「アホかい」と思わずつぶやいてしまった。

御年62歳、一国のリーダーの答弁にしては、あまりに幼稚でお粗末ではないか。幼稚園児だってこれくらい言えるぞ。

万事、このような感覚でいらっしゃるから、財源確保の根拠も無く、虹色の公約を掲げることが出来たんじゃないか。

鳩山内閣発足後、外交デビューの国連総会という大舞台で、「日本は2020年までにCO2等の温室効果ガスを1990年比25%削減を目標にする」と、スタンフォード帰りの流暢な英語で言っちゃったけど、「えぇ~~~!?こんな大舞台で、こんな大見得きっちゃって大丈夫なの~~!?」と思ったのは、私だけではないはず。削減に向けての方法が、精緻でロジカルな根拠をもって説明されていないではないか。

首相ご本人の人生ならば、これで良いんじゃないか。確かに、ものすごい努力をされているだろうと思うけれど、お金に関しては、困ったときに、いや、困る前に、どこからか、空気か湯水のように資金が調達されていて、「調達」ということがあったかどうかも気付かずに困ることが無かったんだから。ご自分の人生においては、そんな幸せなことは無いだろう。

でも、国政はそうはいかないでしょ。
無駄を省けば財源確保は可能とか、無駄を省けばCO2は削減できるとか。
そんなこと、あるわけないのに。
それこそ、「国民にはお分かりにならない」ですよ。

なんて言ってもね、哀しいかな、この首相を選んだのは、私たち国民なんだなぁ。

鳩山首相は、引責辞任はしないとおっしゃっているけれど、そして、まだ、引責辞任を強く世論は求めていないように見えるけれど、それって、多分、じゃ、他に誰かいるの?って言っても、相応しい人がいないからじゃないか。

だからこそ尚のこと。
鳩山首相には、しっかりと日本の舵取りをしてもらいたいんである。
幼稚園児でも言えるような言い訳など、言って欲しくないんである。
引責辞任をご自分から言い出す気持ちがないのであれば、責任を持って、日本を引っ張っていって欲しいんである。
現実的で前向きな政治をして欲しいんである。

完全失業率が、2009年11月に5.2%となり4ヶ月ぶりに上昇してしまったとな。働きたい人20人のうち、1人が失業しているという計算である。
離職率は、2009年上半期に労働者全体の9.6%であり、転職も含め新たに仕事に就いた就職者の割合の9.3%を6年ぶりに上回ったという。

手当も良いが、まずは、財源確保のためにも、経済を立て直して雇用を確保して、国民の経済活動を活性化することが先じゃないか。

子育て世代として、「子供手当」はありがたい。でも、それよりも、子育て世代が働ける環境作りが大事じゃないか。保育園や学童保育の充実など。

「控除から手当へ」と言うけれど、「控除」は税計算のときに一定の額を所得から引けば良いだけなのに対して、「手当」をするには事務コストがかかる。同じ額でも手当より控除の方がコストはかからないと思うんだけど。

それに、「手当」ならば、申請主義になることが予想されるけど、じゃ、申請しそびれちゃった人はどうなるんだろ。例えば現在の児童手当は、申請時からが支給対象なので、遡って申請は出来ない。なので、申請しそびれたら、お金ももらいそびれる。「手当」になったら、そういう人が沢山出るんじゃないか。

と疑問は尽きないのだが、収集がつかなくなってしまったので今日はこの辺で。

鳩山首相、頑張ってくださいね。
日本の未来がかかっているんですから。
「私が決めます」という言葉の重みは、相当なものだと思います。