今日は日本領事館にパスポートの更新と在外選挙権の登録に行ってきました~。
3.バウチャー
選挙の登録は一年前にしたつもりが勘違いで出来ていなかったので、今回の選挙は残念ながら参加できず
次回の選挙から参戦します!
その後、ニューヨークのエージェンシー「Major model management」に寄ってきました。
目的は
1.コンポジットカードの補給
2.チェックの請求
3.バウチャーの補給
です。
NYでモデルをしたい方も読んでくれているみたいなので、紹介してみます。
特に2と3はアメリカに特有の制度です。
1.コンポジットカード
(日本では通称コンポジ、
アメリカではコンプカードと呼ぶ)
これは日本にもあります。
モデルの名刺みたいなもので、写真と名前、所属エージェンシーと電話番号、3サイズ、靴のサイズ、アメリカでは目と髪の色も書かれています。
左が新しいカード。右が一個前のカード。
裏にサイズ(インチで表記)と全身写真が入ってます。
ショーなどではモデルの順番を示すのにコンポジを並べて壁に貼ったりします。
基本的に事務所がいいと思う写真を選んで作ってくれます。
タダではなく、きっちり稼ぎの中から引かれますが。
新しいコンポジはジャケットの感じでデブに見えるのがちょっと微妙だけど。うん...。
2.チェックの請求
これは事務所に寄って違うかも。
日本ではクライアントからギャラが支払われると事務所が銀行口座に振り込んでくれるのだけど、
アメリカでは(私が契約している事務所では)「チェック」を自分で取りに行かなきゃいけません。
「チェック」というのは、「○○が△△に××ドル支払います」と書かれた紙のこと。
勝手に書き換えるのを防ぐためなのかな、金額は数字とともに英語でも書くのが特徴です。
こんな感じ↓(Himalayan Linguisticsというサイトより引用)
宛名に書かれた人しか現金化出来ないので、郵送して万が一なくなっても安心なんだとか。
こんな手書きの紙だけど、ATMの機械で読み込むとちゃんと書かれた金額が表示されて、そのまま入金できます。
すごく不思議
で、このチェックを事務所からもらうためには、あらかじめ電話で「Kana Chinだけどチェックお願いします」と伝えおかないといけないの。
めんどくさいですが、仕方ないね(^^;;
今日は事務所に寄ったので、口頭で伝えました。
3.バウチャー
これは日本では聞いたことなかったけど、アメリカのモデル界では結構使われています。
モデルの仕事で使う場合は、仕事をした証明書みたいな感じかな。
基本は
• クライアントの名前
•モデルの名前
•予定されていた労働時間(9am-5pmなど)
•ギャラの金額
を記入し、
仕事が終わったらモデルとクライアント双方がサインをし、一枚切り取ってクライアントに渡します。
4枚綴りの写しになっていて
•請求書の控えとして一枚
•クライアント
•モデル
•モデル事務所
がそれぞれ一枚ずつ保存するようになってます。
他にも
•フィッティングをしたか、フィッティングにギャラが支払われる場合はその金額
•交通費が支払われる場合はその金額
•労働予定時間をオーバーした場合はオーバーした時間と追加料金
を書く欄もあります。
例えば撮影が長引いて時間が延びた場合はその証明になって追加料金を請求できるし、
クライアントがなかなかギャラを支払わない場合は事務所はこれを証拠としてギャラを請求することができます。
モデルも、もし事務所からギャラが支払われない場合、これを証拠に請求することが出来ます。
ちゃんとお金を払ってもらうための証明書という位置づけですね。
これがなくてもちゃんと払ってくれるところが多いけれど、念のため証拠を残しておくために大切なのです。
いい加減な人が多かったからこういう制度が出来たのかも?
最近めんどくさくてちゃんと書いてなかったけど、自分でバウチャーについて書いててその重要さを再認識
次回からちゃんと書こうっと。
アメリカのモデルのお仕事の内側の紹介でした
Chin Kana