獣医師からの訴え | あじさい整骨院〜 一期一会と言わず何度でも♪〜

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宮崎市佐土原町にある、あじさい整骨院の院長の日常

日々の出会いや発見、たまに不思議なお話など。


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ヒーリング

ひじりさんの日記より


獣医師からの訴え


2010年05月21日21:50



「祈り」さんから、貴重なメッセージをいただきました。
私も確認がしたかったことです。

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5/4に県から要請されるまで、再三現場に入ることを断られ続けました。
4/20から何度も何度もボランティアで参加したいとお願いしたのにです。

蹄の足跡・・・主人が撮影してきたのを見ました。


鼻が曲がったものもいますよね…
薬殺する瞬間もビデオにあり、見ました。
本当に胸が張り裂けそうになるくらい悲しいものです。

電殺の生き返る話しも聞きました。


今、豚の薬殺は開業獣医師と主人の会社の豚専門の獣医師のみで

行っているようです。


県職の方は豚を触ったことない人が多数だそうです。


埋立地が足りないと最近ニュースでよく目にしますよね?
主人たちの会社は処分した豚を埋立地確保までの間、

保冷庫での保存を5/4現場に入り始めてからずっと対策本部に

訴えていますが、全く聞いてもらえません。
大型養豚農場4件は埋立地確保できず、未だ処分保留の状態です。


対策本部に何度も掛け合ってるようですが、聞く耳持たずだそうです。

でも、生かしていれば、ウィルスがどんどん拡散していく…


非常事態宣言が出る数日前、保冷庫を買ってくれることになりそうだと

主人が喜んで帰って来ましたが、結局、買ってもらえず…


埋立地が確保できず、休日になることもある状態です。

保冷庫を使用するように訴えるにはどこにどういえばいいのでしょう。


微力ながら自分のページで訴えていくつもりです。
あんな可哀想な思いをする豚や牛が1頭でもかからないように、

絶望的な思いを農家さんたちがしないように…



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「祈り」さんはご自身の日記で、獣医師の立場から訴えてます。




祈りさんの日記より


埋立地、緊急策として保冷庫の投入を!!

2010年05月21日20:30



埋立地の確保がままならず、何件もの農家さんの牛や豚(特に豚)が

処分保留になっているのを知っていますか?


主人たちの会社は緊急対策として、保冷庫への保存を訴えていますが、

未だ報道されもせず、対策にも上がってないように思います。

主人たち獣医は埋立地が無いのに処分は出来ず、

結局、休み…ということが数回ありました。


口蹄疫ウィルスは水疱瘡のように水泡の中に出来ます。
生きている限り、水泡は増え、それがはじけるたびに撒き散らします。
なので、早く処分をし、埋立地が確保されるまで保冷庫で

保存しておこうと…訴えているのです。


主人たち会社が農場に入ってすぐ、感染農場への未感染家畜への

ワクチン接種と一緒に訴えてきたのです。


誰が発すれば実現するのでしょうか?

生きていれば、さらにウィルスを拡散していくのです。


実際、大型養豚農家4件は未だ埋立地待ち(昨夜段階)です。
豚のウィルス量は牛の1000~3000倍です。


何千頭もいる豚が日に日に感染していくんです。
感染していない農家にとって恐怖しかありません。
感染した農家さんだって他に広めたくないんです。


早く早く処分して欲しいと願っています。


蹄に水泡が出来、出血し、歩けなくなってる豚たちを見るのが

どんなに悲しいか…


保冷庫の投入を…!!

埋立地が見つかる間、ただ生かしていないで欲しい。



半径10キロのワクチン接種が決まったので、ワクチン接種が

きっと感染農場から優先に始まるでしょう。


でも、感染した牛、豚は生きているかぎりウィルスを出します。


保冷庫が絶対必要だと思うんです。


誰にお願いしたらいいのでしょう。

主人たち獣医師が対策本部に何度お願いしても聞き入れてもらえません。
これ以上の被害拡大を防ぐために、もし良い方法がありましたら教えてください。






県の最善策とは一体何?

2010年05月22日07:48


口蹄疫ワクチン、本日からいよいよ接種となります。
県のHP?知事のブログ?には県外のボランティア獣医師募集の

記事が目に付きました。


主人の会社には牛、豚のスペシャリスト獣医師が約100名います。


その中で自宅で牛や豚、ヤギなどを飼っているものは対象から外れます。


都城地区から約10名をワクチン部隊として、参加することが会社で決まりました。
半径10キロ圏内の感染していない農場へのワクチン接種は

現場に行ったことの無い人で行なうこととなっています。


ワクチン接種で感染させることが無いためです。


なのに、昨日、県の対策本部から断られました。


主人たちが現場を手伝うのを了承得るまでも数週間かかったのですが、

またです。
どうやら主人の会社、県から嫌われているようです。


でも、仕事って好き嫌いでするものなんでしょうか?
一番大切なことって、一軒でも多く農家さんを、一頭でも多く牛や豚の

命を助けることなのではないんでしょうか?


最後の発生から1週間以上経ったえびのは、感染の疑いが無くなる3週間を

待たずして、サーベ(他の農場が感染していないか、遺伝子レベルで

検査すること)を行なうことが決まったようです。


豚は最大21日後に発症することがあるそうです。
こんなに早い時期でのサーベはありえない、何を考えてるんだって主人は

がっかりして帰って来ました。


もし、感染が見つかったら、その農場のあとにいった農場は感染の

可能性が出てきます。


そうなったら、どうするつもりなんでしょう。



ごめんね…では済まない話しなのに…

県は報道で最善の方法をやっているといつも報道で言っていますが、

最善の方法って一体何なんでしょうか?


私は農家さん、家畜のことを第一に考えて行動することだと思っています。
だけど、そうではないようです。
全てが体裁。



主人が昨日、一緒に仕事をした県外から来た獣医師さんは

家畜専門じゃなかったようです。


比較的簡単な牛の静脈注射も全くできず、何度も何度も刺していたようです。


こんな事態でなかったら、ゆっくり丁寧に手取り足取り教えてあげたいけれど、

今は時間との勝負、あまり教えられなかった…と言っていました。


また、別の県外から来た開業獣医師さんには昨日は県職獣医師さんと

仕事をしたけど、全く上手く回らず大変だった。


電殺する予定だったけど、機械が故障し、薬殺への変更になったが、

どちらの殺処分でも必ず準備しておくべきなのに、薬殺の準備が

されておらず、準備に相当な時間がかかったと。


主人たちが犬や猫など小動物を診ろといわれても自信がある人は

何人いるでしょうか?


専門があるんです、獣医師だって、医師のように。

5/12の知事のブログには私が送ったメールの内容が書いてあったはずなのに…

県内の専門獣医師ではなく、県外の獣医師を選ぶ利点って何なんでしょう。


手伝いたいのに、拒否され、

ネットやニュースで現状を知るしか何も出来ない獣医師の悔しさ、

分かるでしょうか?


真剣に真剣に最善策を考えてほしい。
こんなのどこが最善策なんだろう…