【中国語検定試験対策】中国語のピンインと声調を頭に叩き込むための勉強方法 | 4人に1人が話せる中国語

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中国語オンラインレッスン蘭亭苑(らんていえん)ブログです。

タイトル『中国語検定の対策』
大家好!

先日11月7日・8日には台湾で『華語文能力測験』が行われました。受験されたみなさま、お疲れ様でした。

さて、11月22日には日本では中国語検定試験(通称:中検)が行われます。受験されるみなさん、準備はできていますか?

中国語検定は日本で特に知名度が高い試験なので、受験される大学生の方や、転職を考えている社会人の方も多いと思います。また、大学の第二外国語などでは中国語検定の結果で単位がもらえたりする場合もあるようです。

中検公式のサイトでは問題例が公開されていますので、そちらで練習したり、『中検 過去問』などで検索して、問題の形式を確認しておきましょう!

http://www.chuken.gr.jp/tcp/test.html
中検のサイトより:問題例ダウンロード

中国語検定の特徴はピンインと声調に関する設問が多いことです。

例えば3級の筆記パートの1と2で、10問もピンインと声調に関する問題が出題されます。なので、ここで点数を稼ぐことができたらOK、むしろ落としたらとってももったいないパートなんです。基本的には暗記をすれば点数を稼げます。では、ピンインや声調をどうやって覚えるか?


今日はピンインと声調の効率的な覚え方を紹介します!

もちろん人によって自分に合った学習方法というものがあると思います。例えば単語カードを作って、すきま時間に見るようにしたり、音読を繰り返して頭に叩き込んだり…。

私がオススメするのは耳と目と手を使った記憶方法です。ただ目で字を追うだけでなく、五感のうち三つを運用することで、単語とそのピンインを頭に刻み込むような方法ですね(笑)

この方法はディクテーションといい、中国語では『听写 tīng xiěといいます。

この練習に必要なものは、単語の音声が付いているCDなどの音源と、紙とペンです。



http://youtu.be/fo4nVKoA2yo

今回は例として文字もついている音源を用意しましたが、むしろ文字のついていないCDを使って、耳だけを頼りに練習したほうが効果があります。

ディクテーションは以下の手順で行います。


手順1.『ピンインを覚えたい単語を書いた紙を用意する』
単語カード01

このように、紙に単語を書いておきます。もちろん文字を覚えたい場合はピンイン→漢字などに応用できます。


手順2.『単語の音声をながす』
ピンインの覚え方

単語の発音などが入った教材CDを使います。特に声調が実際にどう聞こえるのか、注意しながら聞いてみてください。自分で声に出してみるとなお効果があります。


手順3.『聞き取ったピンイン、声調をカードに書き込む』
単語カード02

聞こえたピンインや声調を書き込んでいきます。(赤字の部分)


ディクテーションの手順:

1.ピンインを覚えたい単語を書いた紙を用意する
2.単語の音声をながす
3.聞き取ったピンイン、声調をカードに書き込む
4.答えあわせをする


このディクテーションは、台湾の語学学校に留学している学生が、新しい単語を覚えるときに、漢字を覚えるのと、そのピンインと声調を覚えるために行っている練習方法で、語学学校では毎日のようにテストされています。

特に日本人にとっては漢字よりも難しいのがピンインと声調です。それをどうやって覚えるか、それは耳をよく使うことだと思います。聞こえてきたピンインを頭の中で反芻して、書いてみる。これを繰り返すことで、単語とピンイン、声調を結びつけて覚えることができるんです!

暗記に関して何度も言われていることですが、人は一回やっただけで完璧に覚えられるということはなかなかありません。ディクテーションを一回やったからといって、すぐにテストでいい点数を取れるかというと、残念ながら普通の人間には難しいのです…。なので、やっぱり何度も繰り返すことがとても重要です!

1日5分だけでも、毎日ディクテーションを繰り返せば中国語の単語とピンイン、声調が脳に定着しやすくなります。よかったらこの方法で、中国語検定などの試験対策をしてみてください。単語カードを見るだけの暗記方法より、発音と声調が記憶に残りやすいと思います!

最後に…

中国語検定ですが、毎年、3、6、11月の第四日曜日に開催されており、年3回受験のチャンスがあります。

第88回 3月27日(日) 申し込み期間:1/15-2/15
第89回 6月26日(日) 申し込み期間:4/15-5/16

来年の受験を予定されている方は、お申し込みを忘れずに!

蘭亭苑オンライン中国語教室には、単語の学習のためのオンライン教材があります。
教材01
教材02

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