来週、パートナーが日本に行くのですが、

クライアントより、「お土産に粉ミルクを買ってきてくれ。」

と、言われています。


中国の毒粉ミルク事件以来、日本の粉ミルクが売れに売れています。

中国の楽天「淘宝網(タオパオ)」でも、

かなりの人気商材となっています。


そういえば、Yahoo!ショッピングは淘宝網と提携して、

日本の商品を中国で,中国の商品を日本で買えるようになり、

楽天も、百度と提携して、同じようなことをしようとしているらしい。


まぁ、楽天の三木谷氏によると、2015年までに、中国の小売総額の内、

Eコマース売上比が5%を超える目標であるらしく、

そうでなくとも、これからEコマースは伸びてくるのかなぁ、

という感想はあります。

以外とモノが不足しているからね、中国は。


で、実は、私もそんなことを横目で見ているだけではツマラン,

ということで、淘宝網に何か物産を出典して、

実験的にEコマースを始めようかなぁ、

と、思っていた時期もあるのですが、結局何もしていません。


理由の1つには、本業の広告代理店業務が意外に忙しくなってきたからなのですが、

理由の2つは、淘宝網で儲けるのは、やはり結構ハードルが高いらしいです。


でも、これはよく考えれば当たり前で、

日本でも、楽天やYahooショッピングなどの

ショッピングモールで儲けるのは結構難しい、と言われているのと一緒かと。

誠しやかな噂では、これらに出店している店の2割程度しか儲かってない、

という話しもあるし。

まぁ、やり方もあるのでしょうけど。


で、淘宝網の方が更に難しい、というのは、

これは、実際に出店している人から聞いたのですが、

中国は途方もなく「パクリ」が多いので,仮にオリジナル商品が売れても、

同じ(ような)スペックの似た商品をスグに売るため、

確実にペイすることができない、とのこと。


また、日本のショッピングモールも、「安さ主義」みたいな所もありますが、

淘宝網も同じで、激しい価格競争になってきています。


個人的な感想としては、多分そうなのかな、

とも思いながら、やりようもあるのかな、とも思ってます。

多分、ある程度の資金があれば、力で押し切ることもできるのかな、と。

実際、淘宝網見てると、ユニクロなんかは結構売れているし。

(あれだけ売れてれば、流石に儲かっているでしょう。)


ただ、基本的には、やはり独立サイトの運営の方がいいような気もします。

あるいは、淘宝網との併用とか。

淘宝網の開設自体は無料で簡単にできるので、

実験的中国でEコマースに行うにはよいかもしれません。


何れにしても、この分野に関しては、

日系企業や日本人の成功事例はあまり聴かないので、

待たれる所です。