【「ガン発覚までの症状 ①胃痛」の続きから】


生まれて初めて経験した2012年9月に生じた胃の痛みが少しずつ和らいで行き、

しばらくの間、日常生活の中で痛みを感じる事はほとんどなくなって行きました。

ただのストレスによる痛みだったのだと最初は思い込んでいました。

なので、安心して病院にも行かずに、それまで通りに普通に生活していました。


ところが、10月を過ぎてから今度はお腹の痛みが私を襲ってきました。

その痛みはだんだん激しくなりました。

11月5日、私は主人にこんなメールを送っていました。


≪11月5日  私から主人へのメール≫

「私、やっぱり体の様子がおかしいみたい。

ここ1ヵ月くらいお腹付近が痛くて、最近では体の上部に痛みが回ってきている気がします。

痛みと苦しさから明らかに健康ではなくなっていると感じています。

何もないのならいいけれど、確実に1ヶ月前の私の体ではないので、20日以降に病院へ行き検査をしてもらってくるね。」


その後、やはり痛みは和らいで行き、私はまたもや病院へは行かずに放置していました。




12月に入ってから、腹部が少し太ってきたような気がしました。

もともと便秘がちだったのですが、この時も便秘が続いていたので、そのせいでお腹が出てきたのかな?と思いました。

お腹は少しずつ膨らんで行き、その年の会社の忘年会の時には、スカートのファスナーが締まらず、ブラウスのボタンも下2つは止められない状況になっていました。

でも、お腹以外は太った様子はなく、職場の先輩には「最近顔が痩けたね。」と言われたのを覚えています。


もともとお手洗いにあまり頻繁に行く方ではなかったのですが、数時間おきに何度もお手洗いに行きたくなりました。

便秘薬を飲んでもお通じの方は、少しも、全く出る事はなかったのですが、

頻繁に尿意を感じ、でも毎回少ししか出なくて、若干不思議に思ったりもしていました。


明らかに以前の私の体ではなくなっていましたが、その年の5月に受けた健康診断の結果に異常がなかったので、

年末はバタバタしていた為、年明けすぐに病院に行こうと思いました。


今思えば、明らかに急いで病院に行かなければならない状況でした。

結局、12月中旬から年始にかけて便秘が2週間以上も続きました。


これらの様々な体の異変から、私は重たい腰をようやく上げて、お正月明けの1月4日に実家近くの胃腸科クリニックへ行きました。

レントゲン検査をしましたが異常は認められず、食べたものもちゃんと消化されていると言われました。

その時私は、「2週間以上便秘が続いているのですが、食べたものが自然に消化されていると言う事ですか?」と先生に訊ねました。

先生は、「多分…そうでしょうね。」と答えました。


ほら、やっぱり大丈夫じゃん。
何事もなくて良かった、とホッとした瞬間を忘れられません。


この後、私の体にはさらに新たな異変が起こって、他の病院へ行く事になりました。

そこで、ある程度の事の重大さに気付かされる事になりました。

忘れもしない、約4年前の1月18日の事でした。


次回は、新たな体の異変と他院で受けた検査や結果について書きたいと思います。